第三の覇者〈3〉 学習研究社 このアイテムの詳細を見る |
川中島に続いて上野でも徳川家康が率いる東軍の攻撃を奇策で凌いだ直江兼続ですが、家康は加賀で対峙をする前田利長と石田三成との争いに手を突っ込み、西軍を敗走させることで失地挽回を謀ります。
その策に踊らされた三成は、それすら家康の思惑だとは知らずに大坂城に逃げ込み、三成ともども豊臣家を滅ぼそうとする家康の思うつぼにはまります。
一方で家康の策略を知りながらも上杉景勝を天下人にするために黙認をする兼続、天下三分の計が破れた後をどう争っていくのか、ついに最終巻になだれ込みます。
話がだんだんと極端になってきました。
数の論理を無視した兼続の奇策が炸裂し、愚かすぎる三成は家康の手のひらの上で踊りまくります。
大谷吉継や福島正則はあっけなく退場をし、黒田如水や伊達政宗は影も形も見せません。
この流れをどうやって決着をつけるのか、だんだんと嫌な予感がしてきましたが、ここまできたら根性をもって臨むしかありません。
2009年2月18日 読破 ★★★☆☆(3点)
【関連図書】 第三の覇者(1) 第三の覇者(2) 第三の覇者(4)