驚きと言っては失礼かもしれませんが、昨季限りでロッテを戦力外通告となった田中良がオリオールズとマイナー契約を結ぶことになったそうです。
日本で果たせなかった夢をメジャーで果たすことが出来るのか、田中良の今後が注目されます。
昨年10月にロッテから戦力外通告を受けた田中良平投手(26)が大リーグ・オリオールズとマイナー契約を結ぶことが7日、分かった。
関係者によると、メジャーに昇格した場合、年俸が40万ドル(約3600万円)になるスプリット契約だという。
野球人生をかけた最後の挑戦。
1月8日に渡米し大リーグのスカウトを集めて行った、計3回のトライアウトの末に夢への扉をこじ開けた。
田中はこの日朝届いた朗報に「びっくりしました。聞いた時は涙が出ました」と喜びを爆発させた。
練習場の確保やトライアウトの準備などに携わってきたセブンフィギュア・マネジメントのポイトベント社長も「日本には十分にチャンスを与えられず、埋もれている才能ある若い選手がたくさんいる。リョウヘイもその1人。手助けできたことをうれしく思う」と喜びに浸った。
週明けにオリオールズと正式契約を交わす。
田中は「何もないところからのスタート。もちろん、行き着く先はメジャーです。また野球ができる。それがうれしい。これからが大事です」と気持ちを引き締めた。
普通に考えれば日本での実績が皆無と言ってもいい田中良が、メジャーを目指して挑戦をすること自体が無謀としか思えません。
マイナー契約と言っても3Aなのか2Aなのかは分かりませんし、かなり厳しい道のりが待っていることは間違いないでしょう。
ただ野球の違いとでも言いますか、同列に語ってよいかどうかはともかくとしても、日本ではストライクにならずに通用しなくなったスライダーを引っさげて復活をした斎藤隆の例もありますから、何が起きるか分からないという夢に賭けたのでしょう。
やや横手からのフォームは米球界では稀少でしょうし、その若さとドラフト1位で入団をした資質が田中良の背中を後押ししてくれるかもしれません。
同じように海を渡った末永などにも心強いニュースになると思います。
田中良の他にも門倉がカブスとマイナー契約を結びましたし、野口や竹岡もトライアウトを受けたということは、日本球界でダメでも米球界からのニーズはあることの証左でしょう。
前田幸のように夢破れて引退を決意する選手が大半であることもまた事実ですが、田中良には何とか頑張ってもらいたいと思います。
とにかく悔いが残らないよう力一杯プレーをする田中良の、清々しいニュースが届くことを期待します。
もしかしたら田中良自身が今のロッテのチーム方針に合わなかったのかもしれませんが。
と言っても自分で道を切り開いたのは立派の一言。メジャーのマウンドに早く立てるよう頑張ってほしいですね
NPBで成功できなかった人全てが実力不足だったわけではないですもんね。
実力はもちろんですが、出会い・環境など様々な巡り合わせが重なってこその成功なはず。
田中良平もこのチャンスが彼自身を変える大きなきっかけになってくれるといいですね。
斎藤隆のメジャー挑戦の時も無謀だと思ってましたし、井川の悲惨な状況も予想出来ませんでした。本当に何が起こるか分かりませんので田中良には頑張ってほしいと思います。
水上善雄だっけか「素材は松坂級」と言われただけに、向こうの地で花開いてくれるのを願っています。
メジャー昇格での活躍を応援したいですし、成功していずれ日本球界に復帰してロッテ戦で投げる事があっても、田中には声援を送りたいと思います。
○○枠の弊害であれば、それはそれで残念ですが・・・
しかしながら、ここに来てメジャー挑戦への切符を手に入れたとの朗報に安堵しております。今ままでは、埋もれていた逸材が戦力外になり、行く先はトライアウトにほぼ限られていましたが、今や野球もグローバルの時代になり、台湾、韓国そして米国(MLBや独立リーグ)など選択肢が広がりました。っとはいっても、厳しい世界ですので、背水の陣で頑張ってもらいたいものです。田中良、応援していますよ!
「成功の反対は失敗ではなく何もしない事」ですから
難しい挑戦だと思いますが
このチャンス何とかものにして欲しいです。
それを言い出したらキリがないので、考えないようにしています。
木興が阪神で支配下登録をされて1軍で活躍をしたら、アブレイユがレイズでメジャー初昇格をしてクローザーに固定されたら、柳田がK-1王者になったら・・・などなど(笑)
合う合わないはどうしてもある話ですし、田中良の場合はドラフト1位に値するだけのチャンスを与えられたにも関わらず芽が出なかったわけで、故障もありましたし、メジャーで活躍できたら「若いうちにロッテを解雇されてよかったね」と思うことにしましょう。
>mtさん
そのようですね。
1月28日に正式に入団が発表されたようです。
国内のトライアウトには確か参加をしなかったはずなので見切りをつけたのかと思ったのですが、藤井もBCリーグに移籍をしたようですし、地方リーグで再びNPBを目指せるよう頑張ってもらいたいです。
>伊予カモメさん
トム・ハウスの指導を受けたとの話もありましたし、退団が決まってから田中良を支える人が多くいたというのも彼にとっては恵まれたいい環境だったのでしょう。
力があってもプロでは発揮できずに消えていく選手は多くいますが、彼らが別の舞台で戦えるようになった昨今の状況は喜ぶべきことだと思います。
>富山マリンさん
加賀エクスプレス、北陸三羽烏とまで言われた田中良ですから、故障の影響やサイドスローへの転向などの経験をプラスに捉えれば、何らかの足がかりは掴める渡米になるのではないかと思います。
仮に夢破れても、やるだけのことはやったとの実感があれば、きっと第二の人生を気持ちよくスタートできるはずです。
>85さん
これだけのボールを投げる投手は絶対に育てなければならない、これは田中良がプロ初先発をした時の山本監督のコメントです。
これだけの期待をされた投手ですから、きっと何かを掴んでくれると信じたいです。
>なしもぎさん
サイドスローというのも大きなアドバンテージになったと思います。
おそらくは救援投手としての期待をもっての獲得だと思いますし、平均点ではなく特徴を活かすピッチングを目指せば面白いかもしれません。
>放浪カモメさん
厳しいことは間違いなく、半年も経たないうちに解雇というニュースが流れるかもしれません。
実際にアマチュアからマイナー契約で海を渡った選手で、夢を果たしたニュースは流れてきません。
プロ経験があるとは言ってもアマチュア同然の実績しかない田中良ですし、言葉の問題もあります。
これらを乗り越えてメジャーのマウンドを踏むことができれば田澤以上のインパクトを球界に与えるでしょうから、そういう意味でも注目されます。
>マッサンさん
その言葉、柳田に送りたいです。
何をやっているのか、もう腹が立つやら悲しいやら・・・
投手での再起を考え既に始動しているとのこと。
本人はK-1はありえないとニュースで語っていましたので来期トライアウトでのカムバックに期待です。