オリオン村(跡地)

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新チーム結成へ

2009-01-16 01:50:13 | 千葉ロッテ

地方リーグへの選手派遣や、マリーンズカップなる選手権の開催など、いろいろとプランをぶち上げては続報がないといった消化不良気味のロッテの選手育成計画でしたが、ようやく具体的な次の手が決まりつつあるようです。
正直ベースで言えば諸手を挙げて賛成とは言いかねるのですが、何もやらないよりは半歩でも前進することは歓迎したいと思います。

巨人、ロッテとファーム限定で混成チーム結成へ (1/15 読売新聞)

巨人が育成選手を含む若手選手の出場機会を拡大するため、ロッテとファーム限定の混成チームを結成することが14日までに決まった。
イースタン・リーグの空き日程を利用し、今季は社会人チームとの25試合前後を予定。
両球団でチーム名称やユニホームのデザインなどを検討している。
両球団は、二軍で出場機会の少ない若手や育成選手らの鍛錬を目的に、2007年から始まったイースタン7球団の混成チーム「フューチャーズ」結成の際にも主導的役割を果たした。
現在、巨人が11人、ロッテは14人の育成選手を抱えており、一軍で通用する選手を育てるためには二軍公式戦とフューチャーズ戦だけでは試合数が不十分として、昨年から新チーム結成に向け意見交換を続けていた。

選手にとっては実戦経験こそが育つための重要な栄養源ですから、とにかく試合数をこなす必要があることは間違いありません。
異様に多い投手の才能の芽を摘まないためにも、登板機会が増えることは非常によいことです。
2軍の公式戦も今年は試合数が増えるようですし、よい傾向だと思います。

ただ面白くないところもあります。
なぜ巨人との混成チームなのか、単独チームではだめなのかとの疑問が残ります。
フューチャーズは7球団混成とは言ってもロッテと巨人が中心であり、それであれば「フューチャーズ=巨人」「新チーム=ロッテ」と分けた方がよいように思えます。
もちろん野手不足から単独ではチームを作れないといった現実的な問題もあるのでしょうが、おそらくはコーチ陣はフューチャーズと同様に巨人勢が占めるものと思われ、結果的にいいように使い倒されるような気がしないでもありません。
いろいろとプランを出しても巨人の反対で潰されていることもあって、それなら巨人のご機嫌伺いに徹して利を拾おうとの目論見があるのだとは思いますが、そういう点においては巨人の方が一枚も二枚も上でしょうから不安が残ります。

今回の新チーム結成が3軍の創設という、ロッテ単独チームの立ち上げへの第一歩であることを期待します。
そのためにはコーチ陣の充実が必須で、今回の新チーム結成をきっかけにスタッフの充実を是非ともお願いしたいと思います。
どうしてもOB中心の起用となり、一昨年におそらくは高いレベルでの指導者としては失格の烙印を押されたのであろう佐藤兼伊知や園川一美、平井光親らにまずは声をかけることになるのでしょうが、巨人におんぶにだっこよりはましです。
私は指導者こそがチームの死命を握ると考えていますので、先々までを視野に入れた展開になることを願っています。

 

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