バレンタイン監督との権力闘争に勝利した瀬戸山球団社長と石川球団副代表ですが、ここのところ両者のマスコミへの露出ぶりが際だっています。
権力を掌握したことの誇示ではないかとの懸念をしていますが、瀬戸山球団社長が兼任をしている球団代表の座をいつ石川球団副代表に譲り渡すつもりなのか、その時期を早めるために実績作りに焦っているのではないことを願いたいものです。
ロッテ、2010年「佑ちゃん1位指名」決めた (1/18 スポーツ報知)
ロッテは2010年のドラフトで、早大のエース・斎藤佑樹投手(20)を1位指名する方針を固めていることが17日、分かった。
石川晃副代表(47)はこの日、今秋ドラフト候補に約200人をリストアップしたスカウト会議後、「絶対に行く。実力もさることながら、ファンにも人気がある。トータルにおいても最高の選手」と佑ちゃん狙いを断言した。
斎藤を巡っては、すでにヤクルトや日本ハム、ソフトバンクが獲得を目指すとしており、重複指名は必至。
そこで、ロッテは独自のプロジェクトチームを立ち上げた。
石川副代表は言う。
「プロの目で見るために、全員で見る。スカウトによって考え方は違うし、プロで成功する確率を高くするためにも、この方がいい」
今年から採用の新プランではスカウトだけでなく、編成部に所属する全9人が視察。
これまで担当でないスカウトはビデオ確認だけということもあったが、あらゆる角度から佑ちゃんを“丸裸”にするという。
そのチームには、かつてダイエーのスカウトとして松中、小久保、井口らを獲得した石川副代表自身も参加。
4月開幕の東京六大学リーグ戦にも、直接出馬するという。
ロッテは逸材の獲得へ全力を尽くす。
来年のドラフトで斎藤佑樹が超目玉になることは間違いがないでしょうし、強い獲得の意思があれば早々にそれを表明することで誠意を見せることも大切なことではあるのですが、球団副代表たる要職にある者が軽々に「絶対」などという言葉を使うことは感心できません。
ドラフトまでの2年間に斎藤がどういった軌跡を描くかは不透明ですし、彗星のように新星が現れる可能性もあります。
もし前言を翻すような事態になれば言葉の軽さを指摘されて信用を失うことになりますし、そこまで考えての発言とは思えません。
そもそも絶対と言いながら、丸裸にするための特別プロジェクト体制を敷くこと自体が矛盾をしています。
あまり知られてはいませんが石川球団副代表は元プロ野球選手でもあり、これまでの実績を見れば選手を見る目も確かなのかもしれませんが、スカウトの領域に足を踏み入れて中心的な役割を担うことは組織の混乱をもたらしかねません。
やはり冷静に見ると暴走をしているのではないかと、そんな気がしています。
さて肝心の斎藤ですが、確かに人気は抜群ですから球団としては獲得をしたいであろうことは分かりますが、果たしてその人気に実力が伴っているのかどうかは微妙なところです。
東京六大学リーグで抜群の成績を残してはいますが、同リーグで三冠王を獲った選手ですらプロからは声がかからないというレベルの低さや、リーグ30勝をマークしたヤクルトの加藤のルーキーイヤーを考えれば、即戦力としてエース級の活躍を期待するのは難しいと思われます。
これは東京六大学リーグに限った話ではなく、6球団の重複入札のあった大場ですら3勝しかできなかったことを見ても、プロとアマチュアとのレベル差は大きいということです。
しかし人気はエース級ですから球団としては1軍で起用をしたい、しかし実力は伴わないと、かつての人気選手が辿った道を歩んで成長しきれないのではないかとの不安もあります。
ことロッテの獲得という点から見れば、甲子園でハンカチ王子として有名になる前からドラフトでの指名を噂されていたのはロッテぐらいでしたし、早大進学を表明するまでは1巡目での指名を公表していました。
そういったことは斎藤も当然知っているでしょうから、早い時期から手を挙げていたロッテに悪い印象は持っていないと思われます。
また青いハンカチを使う前は黒木の54番のタオルを使っていたらしいので、これが斎藤が黒木のファンであると言われている所以であり、全く脈が無いというわけでもないでしょう。
来年のドラフト制度がどうなるかは分かりませんが、現在の仕組みが維持されるのであれば、おそらくは明確な拒否反応を示されることなく特攻となるのだと思います。
バレンタイン後を考えれば人気もチームにとっては必須なアイテムですから反対はしませんが、仮に交渉権を獲得できても入団後の育成には不安が残ることだけは確かです。
ロッテ新恋人!NTT東日本・清田を指名へ (1/19 サンケイスポーツ)
ロッテが今秋ドラフトの上位指名候補として、NTT東日本の清田育宏外野手(22)をリストアップしていることが18日、わかった。
昨年のドラフトでは2位指名したホンダの長野(ちょうの)久義外野手(24)が入団を拒否。
右打者の外野手が補強ポイントの1つだけに、早くも“ポスト・長野”として白羽の矢を立てた。
球団では、17日にスカウト会議を行いドラフト候補選手203人をリストアップ。
中でも清田は、長打力と50メートル5秒9の俊足が持ち味の逸材で、今秋ドラフトで争奪戦になるのは必至だ。
球団幹部も「(清田は)右打者で一発がある。右の大砲はぜひほしい。肩が強いし、足(の速さ)もある」としている。
昨季のロッテ外野手で、規定打席に到達したのは左打者の大松のみ。
清田が千葉県出身ということもあり、ことしこそ右の強打者獲得に向け万全の態勢で臨む。
来年のドラフトよりもまずは今年のドラフトですが、先日の大嶺翔太と言い、隠密ドラフトは今や昔と思えるぐらいに名前がこぼれてきます。
今度は阪神らも上位での指名を検討していると言われているNTT東日本の清田で、地元出身ということもありネタとしているのでしょう。
素材としては長野との比較はともかくとして、守備力がある右の外野手というのは最優先補強ポイントですから外せない選手であることは確かです。
パンチ力のある打撃についてはプロでものになるには数年は見てあげる必要があるでしょうが、他紙の1巡目はさておき、2巡目ぐらいでの指名はあるかもしれません。
外国人選手を全て野手で揃えるぐらいに投手はもういいだろうというスタッフになってきていますので、今年こそ野手中心のドラフトにして欲しいですし、その中に大嶺や清田の名前が入ってくればとても楽しみになってきます。
決して既にシーズンに興味を失ったからドラフトネタというわけでもありませんが、なかなか面白みのあるニュースでした。
2年連続で投手しかとれなかったことで深刻な野手不足になっていますので今年はとにかく野手を指名してもらいたいです。
また、去年のように目玉といわれていた巽や大田も結局各球団競合を避けた形になったので、瀬戸山代表と石川副代表も一応形だけでは誠意をしめそうとしているのではないでしょうか??
どうも人気先行型の気がしてならないので、あまり獲得には賛成できません。有り余っている投手ということもありますし…。
ただ、甲子園でのあの決勝戦が未だに脳裏に焼きついている自分としては、(ロッテでなくとも)できればパの球団に入ってもらって、楽天のマー君との投げ合いを見てみたいとは思います。
斎藤佑樹に関しては獲得するにはハードルが高過ぎますし、今いる若手を育成した方がいいような気がします。
ので全然OK!まあなんとかするだろう
昔のロッテなら斉藤の名前をだすことすら
はばかれたけどね
球団も赤字を減らしたいだろうし平日になげてもらえれば
いいないの?大嶺、唐川、斉藤の先発投手陣なんて
夢なんだけどね
昨夏の都市対抗を観戦した際、JR東日本の補強選手で3番左翼で活躍していた記憶があるので、強肩の右の外野手という補強ポイントに当てはまりOKかなと思います。
ちょっと気になるのは、その試合で怪我をし途中退場していたはず? 大事になっていなければと思います。
石川球団副代表が編成部部長を兼任して補強のトップに立ったようですし、やはり井口のように目立つ選手を獲ることを目的としたスタンドプレーのような気がしてなりません。
>JFさん
えっと、斎藤は来秋で、清田は今秋のドラフト候補になります。
あの100球を投げても衰えない球威というスタミナには魅力を感じるのですが、その馬力が大学に入ってから見られないのが気になっています。
早大の投手陣は駒が揃っていることで酷使されていないからこそだとは思いますし、その方が長い目で見ればよいのでしょうが、緩めた4年間が斎藤にとってはマイナスになるのではないかと心配です。
>Unknownさん
年代的にも唐川と大嶺が育ってくれれば、競合のリスクがある斎藤に特攻する必要はないのですが、そんな戦力状況を無視してフロントが暴走しそうで、何だか今から不安になります。
>マー君さん
井口、決まりましたね。
決まったからには頑張ってもらいましょう。
確かに人気面で考えれば即戦力、エース級の斎藤ですからフロントとしては逃す手はないと考えているのでしょう。
しかしイチローや松坂ですら賞味期間が切れると選手の顔でファンを呼び寄せることは困難でしたし、やはり観客動員を増やすための最高の薬はチームの勝利だと思います。
>けいすけさん
1巡目かどうかはさておき、補強ポイントにはまる選手であることは間違いなさそうですね。
地元出身ですし、今年も順調に伸びれば面白いことになりそうで楽しみです。
なんでも、2009年は、やや人材不足。
2010年は、斎藤投手だけでなく、
人材豊富で、上位候補がテンコ盛りだとか。
というような情報もありますが、
まずは新入団選手、新人王の資格のある選手の
活躍を応援したいです。
木村投手は先発左腕候補。下半身がしっかりしてそうです。投げ方を、やや上から投げるように修正すれば、投球に幅が出てくるでしょう。
上野投手は、クセのない投手。ノリしろがありますね。球速も速くなる可能性ありそうですし、セットポジションでしっかり投げられるのも大きいでしょう。東洋大の1年先輩である
ソフトバンクの大場投手以上になれると
期待しています。
服部選手は、ハワイウインターリーグに行ってきっかけつかんだのでは???
神戸選手は、野手の中で今年のブレイクNo.1候補
ではと注目しています。
それと、なんといっても育成選手。
支配下登録される選手が誕生するか?
今年も、浦和球場に通わねば。
ただ下級生の時に活躍をした選手が上級生で伸び悩むなんてことも珍しくはありませんから、来年のことよりも今年が第一ですね。
木村の下半身がどうのという話は、例によって立花の自慢話に近いので眉唾で聞いています(笑)
知識が豊富に越したことはありませんが、角の満点の話も榎が筋肉の種類を全部正解したのを見て「榎は今季12勝します(実際は1勝)」と言ってみたりしていましたので、直接のプレーには関係がないと割り切っています。
それと同じで何かにつけて野茂が、吉井がと言うのには耳にタコ状態です・・・