オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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ちょっと驚き

2009-10-31 20:00:40 | 独り言

 

昨年のドラフト会議の日もそうだったのですが、さすがに注目のイベントがあるときにはアクセス数が増える傾向にあります。
今年もドラフト関連の記事に多くのアクセスをいただき、gooブログの人気記事ランキングの3位に入りました。
これまでの最高はやはりドラフト絡みの長野の記事の8位でしたから、かなりの躍進でちょっと驚いています。

日毎の訪問者数も初のベストテン入りをしましたし、通算のアクセス数も400万を越えました。
ロッテの記事もちょうど1000を数え、一つの節目を迎えたような気がします。
こういったイベントの際に訪れていただいた方に再びアクセスをいただけるよう、今後も私なりの観点で日々の更新を続けていきますので、ご愛顧をいただければ幸いです。
皆様からのコメントやトラックバックには感謝をしていますし、また支えにもなっていますので、今後ともよろしくお願いします。

 

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清水が横浜に金銭トレードだってさ

2009-10-31 06:29:57 | 千葉ロッテ

 

ドラフト会議が終わったことでトレードネタが紙面を賑わすであろうことは予想をしていましたが、まさか先陣を切るのがロッテの、しかも清水とは思ってもいませんでした。
しかも昨年の久保を思わせる金銭トレードと、いかにもロッテならありそうなシチュエーションです。

横浜、ロッテ開幕右腕エース清水を獲得へ (10/31 日刊スポーツ)

横浜がロッテのエース清水直行投手(33)を金銭トレードで獲得する方針を固めたことが30日分かった。
横浜は今オフ、投手を中心にした大補強を明言しており、目玉として清水獲得に全力を注ぐことになった。
清水は昨年国内FA権を取得したが行使せず、2年契約を結んでチームに残留した。
今後は清水がFA権を行使しなければ本格交渉に入り、「横浜清水」が誕生する。
横浜が2年越しの恋人、清水の獲得へ向け「ウルトラC」を用意していた。
日本シリーズ後に巨人尾花高夫投手総合コーチ(52)に監督就任を正式要請し、新チームへ生まれ変わる横浜にとって2年連続最下位脱出へ向けた戦力補強は必要不可欠だ。
そこで浮上したのが清水トレード案だった。
本気でAクラス入りする布陣を整えるため、交換トレードではなく金銭での移籍が有力視されている。
清水については、昨年同投手が国内FA権を取得した際も獲得へ向けた調査を行っていた。
その時は清水が直前まで悩んだ末に権利を行使せず、ロッテに残留して2年契約を結んだ。
そのため清水が今オフにFA権を行使しないことを明言すれば、球団間でのトレードに支障はない。
横浜関係者は現時点では「ウチにとって最大の補強ポイントは投手。清水選手は素晴らしい投手だが、正式に行使しないことを表明するまでこちらは何とも言えない」と話すにとどめた。
だが、若林オーナーがオフの大補強を明言している。
2年連続最下位の最大の要因となった投手陣のてこ入れに全力を尽くす構えだ。
エース三浦がいるものの先発ローテーションは外国人投手に頼るところが大きく、先発の強化は課題として残っている。
三浦との2本柱が構築できれば、低迷脱出の基盤になる。
ロッテのエース獲得で、チームの躍進に結びつけたいところだ。
清水は6度の2ケタ勝利をマークするなどエースの座を守ってきた。
今年まで3年間、選手会長を務めるなどリーダーシップも発揮。
横浜はローテーションを守れる経験と技術だけでなく、人間性も高く評価している。
FA戦線では同じくロッテの橋本の獲得に動く見込みで、当初関心を持っていた日本ハム藤井については清水獲得が実現すれば撤退する方向。
「横浜清水」が誕生する日も近そうだ。

とは言え、よくよく読んでみると眉唾に過ぎる記事としか言いようがありません。
内容は横浜の都合を一方的に書いているだけで、しかも「ウルトラCを用意」と書きながらも獲得に向けての秘策が披露をされているわけでもなく、淡々と尾花体制に向けて投手陣の整備が必要であることを繰り返しているだけです。
その割には「横浜清水」の誕生は確実なような書きっぷりで、何とも言いようがありません。

実際問題として、横浜にそれだけの性根があるとも思えません。
仮に金銭トレードが成立をしたとしても、球界の通例として年俸はそのまま引き継ぐことになるわけですから、三浦を上回る2億8000万もの年俸負担に耐えられるほど横浜の経営基盤は盤石ではなく、球団経営に対する熱意が薄いことも周知の事実です。
またロッテとしても昨年の久保のトレードでファンから散々な批判を浴びた苦い経験をしたところへ、いくら年俸に見合わない成績しか残していない清水と言えども、明らかに赤字削減の一環としか思えない金銭トレードでの放出のリスクをとることは普通に考えればありえません。
しかも選手会長であり、これまでチームを支えてきたエースを放出することの影響は久保の比ではなく、順調な船出をした西村ロッテの足を引っぱることにもなります。

ただデイリーやサンスポの阪神ネタとは違って、日刊スポーツはこの手の飛ばし記事はやらないイメージが強いため、火のない所に煙は立たないとの見方もできます。
とにかく赤字削減が必須である球団からすれば、3億近くの出費をカットできることは魅力的に過ぎるでしょう。
金銭トレードというやり方も、小坂のときと同様に「選手との交換では清水に失礼」という言い訳ができます。
また頭数だけは先発投手が揃っていることも、禁断の果実に手を出す理由になりえます。
「清水投手がメジャーに挑戦をするのであればまだしも、トレードなどはありえない」と瀬戸山球団社長や石川球団副代表らがすぐにコメントを出せば沈静化をするでしょうが、沈黙を守った場合にはひょっとしたらひょっとするかもしれません。
久保の放出も普通に考えればありえないものでしたから、馬鹿げた記事と一笑をするにはロッテという球団は常識が通用しなさ過ぎます。

ルールはよく分かりませんが、もし清水のトレードによってチーム内の年俸順位の繰り上げが認められるのであれば橋本将はBランクとなって人的補償が可能となり、裏で取り決めた選手をプロテクトから外すことで橋本将の横浜へのFA移籍で清水の放出分をカバーするという高等戦術もありえます。
もし繰り上げがダメでも橋本将の移籍の意思が固ければ本人の了解の元に横浜にトレードをして、那須野か高宮、あるいは石井あたりに新沼を獲るというやり方もあります。
結果的に清水+橋本将←→那須野(高宮、石井)+新沼+金銭であれば、清水の大名契約にうんざりとしているロッテファンは意外に受け入れてしまうかもしれません。
ドラフトの結果を受けてトレードで左腕を補強をするとのコメントを残していた石川球団副代表がどんな画策をするのか、今後に注目が集まります。

いろいろと書きましたが、目先はさておき、長期的に考えれば清水をトレードで放出をすることに賛成はできません。
浪花節的な発想となりますが、チームに対する功労者を金銭トレードといった形で放出をすることはしてはならないと考えます。
チーム内に動揺が走ることは間違いありませんし、求心力も低下をするでしょう。
清水に対する不満はいろいろとありますが、せっかく走り込むことへの意義にようやく気がついたようですし、来季への期待もあります。
福浦の言っていた「このメンバーでまた優勝をしたい」との思いはファンも同様であること、このことを球団には強く認識をしてもらいたいですし、軽挙に走らないことを願っています。

 

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ドラフトから一夜が明けて

2009-10-31 00:20:16 | 千葉ロッテ

いろいろな思いが巡ったドラフト会議ではありましたが、指名をした選手が笑顔で応えてくれる姿を見るのは嬉しい限りです。
今日はここ暫く悩まされている頭痛の検査で病院に行った足で、例年どおりにスポーツ紙を買い漁ってロッテの情報をチェックしたのですが、山室の動向だけは分からなかったものの、荻野も大谷も大嶺も清田も指名を喜んでくれているようでホッとしました。
他球団でも長野(Honda)は用意周到に準備をされた巨人のユニフォームに袖を通したようですし、ロッテや日本ハムのファンが悔しがるような活躍をすることこそが長野の使命でもあると思いますので、入団をしたことで満足をしてしまうことがないよう願いたいものです。
一方で藤川(近大)や諏訪部(Honda)は指名順位に不満で拒否もと報道をされていますし、陽川(金光大阪)も育成枠での指名に悩んでいるようですが、ここのところは野球選手を職業とすることが難しい世の中になってきているだけに、何だかんだ言っても入団をするのではないかとは思うものの、阪神や中日、巨人のファンは気を揉んでいることでしょう。

1位荻野「実感がわいてきた」 (10/30 日刊スポーツ)

ロッテの瀬戸山隆三球団社長らは30日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターを訪れ、ドラフト1位で指名した荻野貴司外野手と、2位指名の大谷智久投手(ともにトヨタ自動車)に指名のあいさつをした。
西村新監督の強い意向で1位指名された荻野は「驚いたが実感がわいてきた。少しでも早くロッテの勝利に貢献したいが、まずは日本選手権に力を全部出したい」と意気込んだ。

ロッテも瀬戸山球団社長が自ら足を運んで荻野と大谷への挨拶を済ませて、素早いところを見せてくれました。
荻野は昨日の会見で「千葉ロッテマリーンズに入団しました荻野です」と発言をするなど歓迎ムードがありありで、こういった姿を見ると指名をして良かったと思えてきます。
何より荻野の指名が西村監督の「足を使った野球をする」との強い意志の表れであることが非常に重要で、これまでの曖昧模糊としたバレンタイン野球から明確な西村野球のポリシーが明らかとなったことはチーム改革に向けて大きな収穫です。
選手たちは西村監督が目指すものが何かをしっかりと把握をして、そして自分が何をすべきかを考えながらプレーをすることができますので、それだけでも今年までとは大きな違いとなり、選手たちの成長の一助になることは間違いないでしょう。

ロッテ来年1位指名は佑ちゃんで決定!! (10/30 スポーツニッポン)

ロッテが来年ドラフトの目玉、早大・斎藤佑樹投手(21)の1位指名を12球団最速で決定した。
石川球団副代表は「来年は斎藤を1位でいきます。他にもいい選手は多いけど、ぜひ欲しい。投球がうまいし、雰囲気がある。すぐ先発ローテーションに入れる」と明言。
既に全スカウトの意見を集約し、早大・応武監督に1位指名の方針を伝えたことも明かした。
花巻東・菊池の指名は直前で回避したが、斎藤は譲れない。
石川副代表は06年夏の甲子園で激闘を繰り広げた楽天・田中とのライバル対決にも期待を寄せる。
「マー君と同じパ・リーグで対戦を実現させたい。ファンも喜ぶでしょう。それにロッテは名前に“ユウ”がつく選手に縁があるからね」。
昨年までの3年間、1位指名で獲得した選手は大嶺「祐太」、唐川「侑己」、木村「雄太」の“トリプルYU”。
大嶺と唐川は競合の末に交渉権を獲得しており、複数球団での競合が確実な斎藤に関しては一歩も引くつもりはない。
菊池「雄星」では実現しなかった“クワトロYU”を来秋、結成させる。

そんな中で鬼が笑うどころの騒ぎではない、来年のドラフトのニュースが飛び込んできました。
今年の早い段階から口にしていた斎藤への入札ネタですから真新しい話でもありませんが、それなりの覚悟を持っての石川球団副代表の発言と思われます。
今回の菊池特攻宣言で味噌をつけた感はありますが、早大の監督にまで告げたのであれば日和ることが許されるとも思えず、斎藤がメジャー挑戦でも言い出さない限りはロッテの斎藤への入札は動かないと考えるのが妥当でしょう。
正直なところ実力的には不安が拭えない斎藤ではあるのですが、人気だけは間違いなく抜群であることから球団としては指をくわえて見逃すわけにはいかないでしょうし、ヤクルトなどには劣るものの小宮山や大谷といった早大OBのツテもあることや、斎藤が高校時代に黒木のファンを公言していたことも石川球団副代表らの背中を押しているものと思われます。
もしかするとドラフト会議を前にして、黒木のコーチ就任という嬉しい発表もあるかもしれません。

菊池を回避したのは「雄」が木村と被っていることが理由であり、斎藤の「佑」はラインアップを彩るには充分な資格があることも今度こそ宣言どおりに特攻をする裏付けになるのではないかと、そんなくだらないことを考えたりもしていますが、あとはやや停滞気味でこぢんまりとまとまりつつある斎藤が最上級生となってどういった変化を見せるのか、来年はそこに注目をしていきたいと思います。
ちなみに下敷領の「悠」も「チームYU」に入る資格はあるものの、現時点での成績では申請が却下をされていることは言うまでもありません。

 

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