13 橋本健太郎 投手 29歳 年俸2000万円
【2009年成績】 2試合 0勝0敗0S 防御率9.00 2回 3被安打 1被本塁打 1与四球 0与死球 1奪三振 被打率.375
開幕直前のまさかの久保とのトレードで移籍をしてきた橋本健ですが、当然のことながら久保の穴を埋めることはできませんでした。
球団の不手際の責を一身に背負う形となってしまったことは気の毒ではあるのですが、それをはね返すためにはピッチングで答えを出すしかありません。
そもそもが赤字削減の一環として行われたトレードでしたので、1軍に橋本健の居場所が無かったのは仕方がないところではありました。
しかし中継ぎ投手が酷使により多くが調子を落としたことから石川球団副代表の補強ポイントの目の付け方が間違っていなかったことが図らずも証明をされてしまったわけで、そんな中でも出番が少なかったことはムニスと同様の仕打ちにあったとも言えます。
2軍では守護神としてセーブ王を獲得し、更にはイニング以上の奪三振と防御率も2点台ですから、やはり冷遇をされた感は否めません。
首脳陣が変わって一気にブレイクをするかどうか、来季は橋本健にとっては正念場となります。
とは言え、明るい未来が待っていると簡単に言えるわけではないのが橋本健の現状です。
数少ない1軍でのピッチング、そして鎌ヶ谷などで見た2軍戦でもそうでしたが、その大きな体を使い切れていない立ち投げのフォームでは先が見えているような気がします。
2軍では四球の数は少ないもののコントロールがいいとも言えず、ボール先行のピッチングではなかなか1軍で通用をするとも思えません。
阪神でのルーキーイヤーで輝いたときには140キロ台後半のストレートに伝家の宝刀のチェンジアップのコンビネーションが冴え渡ったことを思い出して、原点回帰、あの頃のピッチングを取り戻すことが橋本健には求められます。
幸いにも1軍での2試合目の登板、これが今季のラスト登板となってしまったわけですが、ホームランを打たれたもののストレートに力を感じられる楽しみなピッチングでしたので、実は密かに来季の橋本健には期待をしています。
あのまま1軍で登板機会があれば期待が確信に変わったのかもしれませんが、その後のピッチングを追うことができなかったのが残念でなりません。
私の期待を裏切ることなく、そして多くのロッテファンが負った心の傷を癒してくれるような活躍をしてくれる橋本健が見られる2010年であることを願っています。
【オリオン村査定】 2000万円 → 1800万円 (▼10%)