オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2009年通信簿 13 橋本健太郎

2009-10-24 23:12:56 | 千葉ロッテ

13 橋本健太郎 投手 29歳 年俸2000万円

【2009年成績】 2試合 0勝0敗0S 防御率9.00 2回 3被安打 1被本塁打 1与四球 0与死球 1奪三振 被打率.375

開幕直前のまさかの久保とのトレードで移籍をしてきた橋本健ですが、当然のことながら久保の穴を埋めることはできませんでした。
球団の不手際の責を一身に背負う形となってしまったことは気の毒ではあるのですが、それをはね返すためにはピッチングで答えを出すしかありません。

そもそもが赤字削減の一環として行われたトレードでしたので、1軍に橋本健の居場所が無かったのは仕方がないところではありました。
しかし中継ぎ投手が酷使により多くが調子を落としたことから石川球団副代表の補強ポイントの目の付け方が間違っていなかったことが図らずも証明をされてしまったわけで、そんな中でも出番が少なかったことはムニスと同様の仕打ちにあったとも言えます。
2軍では守護神としてセーブ王を獲得し、更にはイニング以上の奪三振と防御率も2点台ですから、やはり冷遇をされた感は否めません。
首脳陣が変わって一気にブレイクをするかどうか、来季は橋本健にとっては正念場となります。

とは言え、明るい未来が待っていると簡単に言えるわけではないのが橋本健の現状です。
数少ない1軍でのピッチング、そして鎌ヶ谷などで見た2軍戦でもそうでしたが、その大きな体を使い切れていない立ち投げのフォームでは先が見えているような気がします。
2軍では四球の数は少ないもののコントロールがいいとも言えず、ボール先行のピッチングではなかなか1軍で通用をするとも思えません。
阪神でのルーキーイヤーで輝いたときには140キロ台後半のストレートに伝家の宝刀のチェンジアップのコンビネーションが冴え渡ったことを思い出して、原点回帰、あの頃のピッチングを取り戻すことが橋本健には求められます。
幸いにも1軍での2試合目の登板、これが今季のラスト登板となってしまったわけですが、ホームランを打たれたもののストレートに力を感じられる楽しみなピッチングでしたので、実は密かに来季の橋本健には期待をしています。
あのまま1軍で登板機会があれば期待が確信に変わったのかもしれませんが、その後のピッチングを追うことができなかったのが残念でなりません。
私の期待を裏切ることなく、そして多くのロッテファンが負った心の傷を癒してくれるような活躍をしてくれる橋本健が見られる2010年であることを願っています。


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ロッテ愛

2009-10-24 01:13:37 | 千葉ロッテ

FA権を持っている選手が口にする愛は常套句であり、また多分に打算を含んでいることは承知をしていますが、それでもファンとしては選手がチームを好きだと言ってくれることは素直に嬉しいですし、これまで以上に応援をしたくなります。
今日は小野が残留を前提としているとのニュースが届き、不快だったシーズンの垢が少しずつでも落ちていく気分です。

ロッテ小野、FA権取得も“残留宣言” (10/23 日刊スポーツ)

今季、海外移籍も可能なFA権を取得したロッテ小野晋吾投手(34)が22日、権利を行使しない意向を示した。
「まずは球団の話を聞いてからと思っていますが、ロッテが好きですから出たくない気持ちはあります」と“残留宣言”。
新たに投手コーチに西本聖氏(53)が就任したことも決断の決め手になっている。
「西本さんには以前キャンプで話を聞いたことがある。同じシュートピッチャーなので学ぶことはたくさんある。あのシュートをものにできれば投球の幅が広がる」と、早くも弟子入り志願した。
昨年は横浜からのオファーもあり、最後まで悩み抜いた末に宣言せず残留を決めた。
「今年は悩みはあまりない」とスッキリ。
防御率3点台の安定感で8勝をマーク。
3年ぶりに規定投球回にも到達するなど存在感を示した。

小野は今年のピッチングに手応えを感じているでしょうし、来季も先発として期待をされているのであれば無理に環境を変える必要がないことは当然のことで、おそらくは年俸も1億に戻るでしょうから残留は決定だと思って間違いないでしょう。
他のミリオンダラーズが不甲斐ないだけに、背番号29の輝きでチーム最年長投手の意地を見せてもらいたいです。
来季は5年ぶりの2桁勝利を目指して欲しいですし、100勝への足がかりを築くシーズンとなることを願っています。

この小野に限らず、メジャー挑戦を口にしている清水の「ロッテは好きだし、お世話になっている。他球団へは100%ない。」や小林宏の「ロッテが好きだし、基本は残留です。」、そして福浦の「一番は『地元の千葉で』という気持ち。このメンバーでもう一度優勝したい。」とロッテ愛が炸裂をしているのは嬉しい限りです。
やはり日本人の気質としては長くチームでプレーをする選手に気持ちが傾くのは自然なことで、不甲斐ない成績であってもチームへの愛を言葉にされると思わず頬が緩んでしまいますし、幸せな気分になれます。
単純と言われればそれまでですが悪いこととも思いませんし、チームを愛する選手たちと戦っていきたい気持ちに嘘偽りはありません。
サブローや橋本将が今後にどういった言葉を発するかは分かりませんが、本人が悔いのない結論を出して欲しいとは思いつつも、やはりロッテへの愛を期待している自分がいます。
何にせよドロドロなシーズンだっただけに、どういった結果になるにせよ選手の去就ぐらいはきれいにして欲しいと、そう心から願っています。

 

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