オリオン村(跡地)

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2009年通信簿 1 大嶺祐太

2009-10-13 22:42:51 | 千葉ロッテ

1 大嶺祐太 投手 21歳 年俸1250万円

【2009年成績】 16試合 5勝6敗0S 防御率5.78 95回 115被安打 11被本塁打 35与四球 5与死球 59奪三振 被打率.308

プロ初完投、そして初完封勝利と飛躍の1年となった大嶺ですが、開幕前の期待通りの活躍をしてくれたかと問われれば首を傾げたくなります。
しかしまだ高卒3年目であることを考えれば充分すぎる成長であり、厳しい言葉は期待の裏返しだと思って更なる飛躍に期待をしたいと思います。

明らかに素材型である大嶺がこれだけの短期間で1軍に定着をできるようになるとは、入団時には思ってもいませんでした。
実際にルーキーイヤーの登板を見た限りではストレートが速いだけの投手との印象も持ちましたし、故障がちなこともあって大丈夫かとの心配が先に立っていたことは否めません。
しかし大嶺はその予想をはるかに越えた成長ぶりを見せつけて、伊達に1巡目で重複をしたわけではないとことを証明してくれました。
成瀬や唐川とともに三本柱の一角にと、その期待はうなぎ登りとなっています。

その成長ぶりの最たるものが、何と言っても制球力の向上です。
しかも課題であった変化球の精度が格段とアップをしており、右打者の外角低めにコントロールをされたチェンジアップの素晴らしさはまさに涙なくして語れません。
そのトレードオフとしてストレートは140キロ台前半と魅力が半減をしてしまった感はありますが、力を入れれば150キロ近いボールを投げられるところも見せてくれましたので、フォームさえ固まればストレートを武器にするスタイルに戻すことも容易ですし、今はコントロール重視のフォーム固めを優先することでよいと思います。

とは言え、課題がコントロールであることに変わりはありません。
ちょっと力を入れてストレートを投げると高めにうわずってしまい、空振りをさせることができません。
もう少しストレートにまとまりがあれば三振はもっと奪えるはずですし、被打率が3割を越えることもないでしょう。
このあたりはもう少し辛抱強く見守る必要があるのでしょうが、来季はストレートの精度を上げることを目標にしてもらいたいところです。
序盤に課題であった80球の壁はクリアをしましたし、秋季キャンプでしっかりとした体作りをすれば来春には見違える姿を見せてくれるだろうと、わくわく感が止まりません。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 1250万円 → 1800万円 (△44%)

 

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