オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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魑魅魍魎

2009-10-16 23:32:48 | 千葉ロッテ

世間ではCSが始まって盛り上がりを見せていますが、ロッテでは地味に細切れでの新コーチの発表が続いています。
昨日の金森コーチの就任に次いで、今日は青山コーチが発表をされました。

青山氏がロッテのコーチに (10/16 スポーツニッポン)

ロッテは16日、球団職員の青山道雄氏(49)が来季の1軍外野守備兼総合ベンチコーチに就任すると発表した。
背番号は「76」。
昨季までは横浜でコーチを務めていた。

まるで素人がコーチになったかのようなミスリードをさせる「球団職員が」という見出しをつけているスポーツ紙もありましたが、さすがはスポニチは機関紙だけのことはあり、しっかりと横浜でコーチをしていたという経歴を紹介しています。
現役を引退してから15年間もコーチを務めながらもまだ49歳、これだけの実績を無視するような報道にはやや違和感がありますが、とりあえずはまだ見ぬ幻影を楽しむことにします。
秋季キャンプの初日で本職の高橋2軍監督とバトンタッチをしてフェニックスリーグの代理監督の任を終え、そして今日の就任発表に至りました。

それにしても総合ベンチコーチとは、またわけの分からない肩書きです。
そもそもベンチコーチのポジションが不明で、メジャーではヘッドコーチに相当するケースが多いようですが、しかし今年はヘッドコーチとベンチコーチが鼎立をしていましたし、しかも総合とはなんぞや、ただのベンチコーチも他にいるのか、などなど魑魅魍魎の世界になりそうです。
何はともあれベンチコーチですから青山コーチはベンチにいるのだと思われ、三塁コーチャーを務めるのは他のコーチになるのでしょう。
2代続けて壊れた信号機か、と心配をしていたロッテファンには朗報かもしれません。
もっともヘッドコーチがベンチにいなかったロッテだけに、何が起こるか油断がならないことを改めて言う必要もないでしょうし、さりげなくベンチにいない総合ベンチコーチを楽しむ西村ロッテ、それはそれでいいかもしれません。

 

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2009年通信簿 5 堀幸一

2009-10-16 01:07:13 | 千葉ロッテ

5 堀幸一 内野手 40歳 年俸4500万円

【2009年成績】 56試合 112打数 13得点 29安打 打率.259 7二塁打 0三塁打 4本塁打 17打点 0盗塁 6四死球 31三振 得点圏打率.423

昨年に引退勧告をした堀が、ここまでやるとは思ってもいませんでした。
打撃不振のみならず肩の衰えから守るところがなく、かと言ってDHの候補は他にたくさんいますし、居場所がなく寂しいシーズンとなることが見えていたからこその勧告であり、実際に開幕をして暫くは2軍で若手と汗を流す日々を過ごしていました。
そんな堀に光が差したのは福浦の不調と左対左病を克服できなかったベンチの選手起用によるニーズであり、他に右の内野手がいれば堀に声がかかることはなかったでしょう。

しかし堀は2軍で腐ることなく、小宮山のように特別待遇を受けるわけでもなく、必死に生き残りを賭けて一塁守備を磨く毎日が実を結びました。
与えられたチャンスに.423の得点圏打率が示すように結果を残し、最後まで1軍で走り抜いたことは評価に値します。
単に数字として見れば物足りないところはありますが、一時代を築いた40歳のベテランが歯を食いしばって2軍から這い上がってきたことはチームに好影響を与えたはずです。
バッティングとしてはかつての天才的な右打ちは影を潜め、バントなどの小技もミスをするなど衰えは隠せませんし、ストレートについて行けない姿も目につきました。
それでも決め打ちにせよ高めの力のあるストレートを弾き返すヒットも見せてくれましたし、本人はまだまだやる気満々でしょう。

福浦の調子にもよりますが、西村監督となって堀の出番が減ることはあっても増えることはないと考えた方がよいと思います。
しかし堀はそんな中で生き残るための前例を、過去に自分の目でしっかりと見ています。
そう、来季に堀が目指すべきは2003年以降に代打の神様として君臨をした初芝であり、切り札としてここぞという場面で登場をする堀に期待をしたいですし、最後のオリオンズ戦士として奮闘をするその姿を目に焼き付ける2010年であってもらいたいです。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 4500万円 → 4000万円 (▼11%)

 

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