相変わらずこまめにニュースを提供してくれるロッテですが、この2日間はさらに大サービスでした。
驚きあり、笑いあり、喜びありと、いろいろと楽しめるオフで助かります。
ロッテがユニホーム一新、「新選組」廃止 (10/21 日刊スポーツ)
ロッテがビジター用ユニホームを一新することが20日、分かった。
08、09年に導入された黒グラデーション×赤や、バレンタイン監督が取り入れた新選組をモチーフにしたギザギザ模様を廃止する方針。
ホーム用のストライプは残すという。
球団関係者は「去年、今年とビジターの成績が良くなかったので、気分一新するためにも変える予定です」と話した。
ビジター成績は昨季は32勝40敗、今季は25勝46敗1分けと結果を残せなかった。
プランの中にはイメージカラーの黒から、マリンブルーをイメージした青を基調にしたパターンも含まれているという。
西村新監督によるチーム改革だけでなく、外見もチェンジしていくことになる。
こんなところにも経費削減の波が押し寄せた、そんな世知辛い内容です。
どうやらユニフォームのデザインが変わるのはビジターだけのようで、来季からはホームのセカンドユニフォームは廃止ということなのでしょう。
まあ他球団でも恒常的にセカンドユニフォームを採用しているところは無かったと思いますので、これを持ってファンサービスの低下と判断をすることはできませんが、先発投手の嗜好が見えたりしてそれなりに楽しんでいただけに、ちょっと残念な気がします。
また「黒軍団」と呼ばれたカラーを捨てる可能性があるのは意外でもあり、しかも青という不思議なチョイスに驚きを感じています。
赤を捨てることは予想をしていましたが、ここまで根付いた黒は維持をすると思っていましたので、もし本当に青に変わったら違和感があるでしょうし、多くのロッテファンからかなりの反発があるであろうことは想像に難くありません。
そこまでしてでもチェンジという意思表明をしたいのか、球団の出方が注目をされます。
清水がFAでメジャー挑戦へ (10/22 スポーツ報知)
ロッテの清水直行投手(33)が今オフにフリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を検討していることが21日、分かった。
昨オフに球団と総額5億2000万円の2年契約を結んでいたが、「メジャーへのあこがれの気持ちは変わらない。いろんな条件が整えば」と明かした。
2年契約2年目となる来季の年俸は、成績に関係なく4000万円上がる2億8000万円。
異例の変則複数年で、2年目の更新と破棄を決められる選択権も勝ち取っていた。
メジャー志向を公言している右腕は、今年6月に海外移籍可能なFA権を取得。
「去年とは状況が全然違う。残りの野球人生を考えても、いろんな文化を吸収したい」と揺れる思いを激白した。
国内FA権を取得した昨オフは、阪神など複数球団が獲得へ調査していた。
FA宣言すれば、国内からも熱い視線が注がれることになりそうだが、「FAするなら海外。ロッテは好きだし、お世話になっている。他球団へは100%ない」と国内移籍は封印する考えだ。
この日、主力選手主体の鹿児島・鴨池キャンプに向け、空路で移動。
球団との来季交渉は秋季キャンプ中にも行われ、早ければ11月上旬にも態度を表明する。
「メジャーは野球人なら誰でもあこがれる場所。いろんな方と話して、考えを固めていこうと思う」。
ロッテ残留か、夢のメジャー移籍か―。
プロ10年で通算93勝を挙げたベテランの決断に注目が集まる。
しかし驚きという意味では、こちらの方が衝撃的すぎます。
今年の成績で恥ずかしくもなく、いったいどの口がメジャーと言うのかと不思議でならないのですが、まあ本人が望むのであれば仕方がありません。
などと冷静に語るほどの価値があるニュースとも思えず、私は清水の高等戦術だと見ています。
さすがの清水も来季の2億8000万という年俸に後ろめたさを感じ、メジャー挑戦をちらつかせた上で慰留を受けて、球団に請われて残留をしたという形にしたいのでしょう。
今年の上原や川上の現状を踏まえればメジャー挑戦が容易ではないことは明らかで、それこそマイナー契約でもとの意気込みがあればまだしも、昨年のサブローと同様にそこまでの根性があるとは思えませんし、もしあるのでしたら本当に心から「頑張れ」と応援をしたいと思います。
国内ではロッテ、と言ってくれたのが嬉しい、このニュースの意義はせいぜいそんなところでしかありません。
西村ロッテ脱・伸び伸び西岡も黒に染めた (10/22 日刊スポーツ)
ロッテが脱・伸び伸び野球で5年ぶりV奪回を目指す。
今季5位に終わった屈辱を晴らすべく、21日にキャンプ地の鹿児島・鴨池入り。
夕方には西村徳文新監督(49)が初ミーティングを行い、さっそく活を入れた。
「これからは練習中のユニホームの着こなしや髪形についても指導していく。プロ野球を目指している子供たちも見ているわけだから、今までのやり方を考え直さなきゃいけない」と話した。
バレンタイン前監督の下では、練習中にTシャツ、短パン姿で帽子をかぶらなくてもOKだった。
今後はアップ中から帽子、ユニホーム着用で、ユニホームのすそはズボンに入れることを徹底させる。
新キャプテンに就任した西岡は「今まで自由すぎたので、当たり前のことに戻すことが特別になっていた。大きな問題が生じることはない」と、口元を引き締めた。
髪形も、茶髪やコーンロウなど人一倍こだわりを持ってきたが、今キャンプに合わせて黒く染め直した。
そして主力組の秋季キャンプも始まりましたが、噂をされていたとおりに規律に厳しいスタートとなったようです。
帽子をかぶって、ユニフォームを着て、すそはズボンに入れてと、当たり前すぎることがニュースになるぐらいに乱れていた今までのチームですから、ようやく普通のチームに戻ったといった安堵感があり、できれば勢いでストッキングも出すスタイルにしてもらいたいところです。
また西岡が黒髪に染め直すほど入れ込んでいるのは微笑ましくもあり、また心配でもあります。
見てくれを気にせず真摯に野球に取り組んでくれる証左であればいいのですが、逆に自分を殺して無理をしてしまっているような気がしないでもありません。
もちろん身だしなみは恥ずかしくないようにしては欲しいのですが、それが目的ではないことを理解して欲しいと思います。
目的と手段がいつの間にかはき違えられてしまうことがよくあるだけに、今後の西岡の言動から目が離せません。
ロッテ、高橋打撃コーチの2軍監督就任を発表 (10/22 サンケイスポーツ)
ロッテは22日、高橋慶彦1軍打撃コーチ(52)の2軍監督就任が決定したと発表した。
宮崎で開催中のフェニックスリーグで指揮を執る高橋2軍監督は24日から薩摩川内での秋季練習に合流する予定。
また、6コーチの配置変更や名称変更も決まった。
以下の通り(カッコ内は前担当もしくは前名称)。
▽1軍内野守備兼走塁コーチ(2軍内野守備走塁コーチ)上川誠二
▽1軍ブルペンコーチ(1軍投手コーチ)井上祐二
▽1軍外野守備兼走塁コーチ(1軍バント兼一塁ベースコーチ)諸積兼司
▽1軍バッテリーコーチ補佐(1軍バッテリーコーチ)吉鶴憲治
▽2軍総合コーチ(1軍バッテリーコーチ)袴田英利
▽2軍投手コーチ(1軍ブルペンコーチ)成本年秀
そしてようやく正式に発表となった高橋2軍監督ですが、同時に発表となったコーチ陣の担当変更に凹まされています。
走塁コーチが上川と諸積、外野守備コーチが諸積と青山と、またしても責任の所在が曖昧な状態になってしまっています。
しかも吉鶴までが1軍ですと2軍スタッフが昨年と同様に頭数が少ないままになることが濃厚であり、若い芽が育つことに大きな期待を寄せるのはやめた方がよさそうです。
配置からすれば遅れている西本、山中、長嶋のコーチ就任発表がご破算になることは無さそうなのが、せめてもの救いかもしれません。
残る注目点は三塁コーチャーになるのが上川なのか青山なのかで、前者であって欲しいと願うばかりです。
その他では城島の日本球界復帰ではしごを外された形になりかけた橋本将も、まあ横浜だけにあてにはならないものの、救いの手がさしのべられかけています。
ドラフト会議まで1週間を切りましたし、CSの盛り上がりをよそにロッテのオフが熱気を帯びていくことを喜ぶべきか、哀しむべきか、なかなか悩ましいところです。