オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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是非ともバレンタイン監督に解説をお願いしたい

2009-08-18 23:19:15 | 千葉ロッテ

 

今日からオールドユニフォームシリーズが始まりました。
しかしながらスポニチがかき集めた40年間の歴史の中の輝かしい新聞記事も、今日のような不甲斐ない試合を見せられれば鼻紙にもなりません。
まるでロッテの歴史を汚すための40周年目のシーズンとなりつつあることを、重光ジュニアなどの球団首脳がどう受け止めているのかが、さすがに気になり始めてきました。

ビジターの京セラドームで勝ち越しをしたので蛙も捨てたものではないかと思っていましたが、やはり蛇の前ではただ震えるしかなかったようです。
それはユニフォームを着替えても何も変わらずで、今日も夏の夜空に大型扇風機は全開で風を送りまくり、14個もの三振の山を築きました。
投手がこれだけ序盤から打たれれば野手もやる気が失せるのは分からないでもありませんが、三振が多いのは今日に始まった話ではありませんし、どっちもどっちでしょう。
1つだけ確実に言えるのは、馬鹿を見るのはファンばかり、ということです。

とは言え、やはり今日の試合を壊したのが小林宏であることは間違いありません。
初回にあっさりと4失点のスタートで、味方が2点を取ってくれたのをあざ笑うかのように次の回も2失点と、3回も持たずにKOとなりました。
ボールは高めに浮きまくり、まるで打撃投手を見ているかのような悲惨なマウンドです。
やはり根本的な問題を解決せずに小手先でのピッチングをすれば、たまに好投をしても続かないのは当たり前の話で、リーグトップの11敗目も納得の結果です。
それでもバレンタイン監督が小林宏を先発として使い続けるのであれば、これは清水や渡辺俊のミリオンダラーズにも言えることなのですが、高給取りの不甲斐ない成績がチームの低迷の原因だとの言い訳作りがその理由ではないかと、そんな気すらしてきます。

上野も痛い一発を浴びましたが、それでもここ2試合で7回1/3を4安打6三振1四球2失点ですから、贔屓目でなくても先発をさせてみたいと思えてきます。
とは言えこんな試合に伊藤や荻野を無駄遣いするベンチに若手を計画立てて起用をする力があるはずもなく、惰性に任せてただ順番に中継ぎとして投げさせるだけでしょう。
今日は小林宏に懲罰的にでも5回を投げさせて、高木も最後まで引っぱるべきでした。
無計画な継投でいったいどれだけの投手が調子を崩していくのか、指折り数えていくのが虚しくなります。

それでもようやく浦和から若手を引き上げてくれたのですが、一番手が神戸というのは意外でした。
今日の結果を見るまでもなく2軍でも三振率が3割を軽く越える荒っぽさですから、ヒットよりもホームランを期待しての抜擢なのでしょう。
一か八か野球をモットーにするバレンタイン監督らしいと言えばそれまでなのですが、それであればムニスじゃないのかとも思いますが、まあ贅沢も言っていられません。
とにかく先発で起用をしてくれたことを感謝しなければなりませんし、神戸も釣り球だろうが何だろうが振っての三振であることを前向きに考えることにします。

それにしても本人が悪いわけではありませんが、サブローがホームランを打つと勝てないというジンクスは鉄板になりつつあります。
今日のホームランも追撃のアーチと言うよりは、暗黒のアーチと受け止めたファンがいたかもしれません。
サブローのホームラン数と歩調を合わせるかのように増えていく借金は今季最大の19を数え、20の大台に乗ると歯止めが効かなくなりそうです。

ところで球団は解説者をつけたシートの発売をするとのことで、これは新しい席種かと思いきや単に既存のプレスシートに解説者を配しただけのもので、1万円を越える価格設定が原因かどうかは分かりませんが、おそらくは閑古鳥が鳴いているところへのてこ入れなのでしょう。
その肝心の解説者はマリーンズ・アカデミーのコーチである武藤や平井だそうで、平井はまだしも武藤などは名前を知っているファンの方が少ないと思われ、どれだけの効果があるかは甚だ疑問だったりします。
それであればバレンタイン監督が自ら試合中に「このエンドランはこういった意図で・・・」などと、ベンチからマイク越しにタイムリーな説明を流してくれた方がよほど人気が出ると思われ、球団にアイデアとして提案をしたいぐらいです。
もっともプレスシートに流れるのは歯ぎしりばかりなり、という結果にもなりかねませんので、門前払いになること請け合いでしょう。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 4 2 0 0 0 2 0 4 0 12 19

0

千葉ロッテ 2 0 0 0 1 0 0 0 0 3 6 0


◆8月18日(火) 千葉ロッテ-オリックス16回戦(オリックス12勝4敗、18時16分、千葉マリン、18,326人)
▽勝 岸田 12試合6勝2敗
▽敗 小林宏 20試合2勝11敗
▽本塁打 ローズ16号(小林宏)、岡田2号(小林宏)、サブロー17号(岸田)、カブレラ8号(上野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、上野、伊藤、高木、荻野―里崎
オリックス 岸田、菊地原、ボーグルソン―鈴木

 

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四国巡り 旅情篇

2009-08-18 02:39:42 | 独り言

 

8月3日から10日にかけて7泊8日で、四国巡りをしてきました。
プロローグにも書いたとおり久しぶりの暑い時期の旅で、また雨の心配を抱えてのものとなりました。
幸いなことに一番の目的であった高知の2日間が雨の予報だったところを何とか乗り切ったのですが、その代償として松山と今治ではプチ台風並みの雨に見舞われ、私の晴れ男ぶりもそろそろ限界かもしれません。
それでも予定をしていた史跡巡りはほぼ全て達成をしましたので、まずまずの旅ができたのではないかと思っています。

夏のこの時期に、そして目的地を四国にした最大の理由であるJR四国のバースディきっぷも、しっかりと満喫をすることができました。
貧乏性なのでこれまでグリーン車などには乗ったことがなく、今回の人生初体験は快適の一語に尽きました。
幅が広いことはもちろんのこと、足元がゆったりとしているのが秀逸で、さすがにそれなりの料金を取るだけのことはあります。
もちろん自腹を切ってまで乗ることは今後もないでしょうから、もしかすると人生最後の体験になるかもしれません。

私はあまり自然や景色を愛でるという感覚を持ち合わせてはいないのですが、それでも東京圏ではなかなか味わえない風景には圧倒をされます。
幕張にも海はありますし、房総半島もちょっと奥に行けば山並みに出会うことができますが、スケールが違うと言ったら大げさかもしれませんが、やはり深さが違います。
もちろん旅先でのハイテンションも手伝っているのでしょうが、長い移動時間が苦にならないぐらいに列車の外を眺めるのが楽しかったです。
写真は高知から中村に向かう際のもので、全ての写真がクリックをしていただくことで拡大をしますので、是非とも大きな画像でご確認をいただければと思います。

この大洲の青空に中村の四万十川と、これだけでも旅に出た価値があると思えるような素晴らしさがあります。
こういった感慨は学生時代の旅では得られなかったので、年を取ったということなのかもしれません。

旅先ではいろいろと珍しいものに巡り会うこともできます。
アンパンマンの作者であるやなせたかし氏は高知県の生まれであることもあってか、土佐くろしお鉄道のごめんなはり線にキャラクターを提供しています。
20駅の全てに1人づつのキャラクターを設定しており、安芸駅は「あきうたこちゃん」でした。
もちろん列車にもキャラクターが描かれていますし、駅に着く際の車内アナウンスでもキャラクターの名前が呼ばれていました。

これにはJRもしっかりと便乗をしており、特急列車の南風にはアンパンマン車両が用意をされています。
指定席になるのですが、かなりの親子連れが利用をしていました。
子どもにとってはどこかに遊びに行くよりも、こういった列車に乗る方が記憶に残り、また楽しいのかもしれません。
キャーキャーと、かなり興奮をした声が隣の車両まで響いていました。

夏と言えば祭りです。
徳島の阿波踊りに高知のよさこい祭りと、宿の確保が大変なので日程が重ならないように注意をしたのですが、街は既にお祭りモードとなっていました。
夜ともなると街のあちらこちらで踊りの練習に余念が無く、その真剣さには暫し時間を忘れて見入るほどです。
桟敷席の組み立ても進んでいましたし、街中が祭りに向けて一直線という感じでした。

驚いたのが日が長いということです。
西の日の入りが遅いのは当たり前と言えば当たり前なのですが、それでも19時を過ぎても明るいのにはビックリとしました。
何だか酒を飲み始めるのに罪悪感を感じてしまうような、そんな落ち着かない気分にさせるぐらいの明るさです。
また歩行者の信号が、次に青になるまでの時間が分かるようになっているものが多かったのもちょっと気になりました。
別に四国の人がせっかちというわけでもないのでしょうが、私の生活圏ではお目にかかることはあまりない代物です。

鯨が普通のスーパーで売っているというのも、東京圏では考えられないような光景です。
別に鯨肉が好きというわけでもありませんが、小学校のときの給食に出た鯨肉の甘辛煮が思い出深く、飲み屋のメニューにあると思わず注文をしてしまう習慣があるために、こういった生活の一部になっているところを見ると何だか変な感じがあります。
ただこれは四国全域というわけではなく、捕鯨文化のある高知限定の話なのかもしれません。

ところで私の旅の目的は史跡巡りとケータイ国盗り合戦が中心なのですが、今回から日本100名城スタンプも仲間入りとなりました。
これは日本城郭教会が2007年に名城と呼ばれる城郭を、中には吉野ヶ里遺跡のように首を傾げるものも含まれてはいますが、これらを日本100名城と認定をしたものです。
各々の城郭には固有のスタンプが設置をされており、専用のスタンプ帳に押していくスタンプラリーも用意がされています。
100箇所全てを埋めると日本城郭教会のホームページに名前が掲載をされるようで、既に70人弱の強者が名を連ねているのを見ると、城好きとしては負けてはいられません。
なかなか行きづらいところもありますのでハードルはかなり高いのですが、ライフワークにはもってこいですので、かなりやる気がでてきました。
今回は四国の9箇所を制覇しましたが、湯築城と松山城の押す場所を間違えたのはご愛敬ということで、何とか言い逃れをするつもりでいます。

ケータイ国盗り合戦は年初の北国の旅で248国まで盗って以降は停滞をしていたのですが、今回は一気に63国を盗って311国と、半分の300国をようやく越えました。
土佐を制覇したことで名乗りも元親らしく土佐守に変更をしましたし、次の目標は宮内少輔の400国です。

天候に恵まれない日もありましたが、アクシデントも含めていろいろと楽しめた旅でした。
7泊8日ともなると荷物もそれなりの量、重さとなり体力的にどうかとの心配もありましたが、意外にも強靱な自分に気がつきました。
気持ちが張り詰めていたこともありましたが、春先からのサイクリングが体力増強に効果的であったのかもしれません。
例によって1日4~5食で体重増加が心配だったのですが、カロリー消費も半端ではなかったためか出発前と変わらずで、体脂肪率だけが2%下がっていました。
体を鍛えるには、そして絞るには旅が一番だと、そう再認識をさせられた今回の四国巡りでした。


【2009年8月 四国の旅】
四国巡り
四国巡り 旅程篇
四国巡り 史跡巡り篇
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四国巡り おみやげ篇

 

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