今日からオールドユニフォームシリーズが始まりました。
しかしながらスポニチがかき集めた40年間の歴史の中の輝かしい新聞記事も、今日のような不甲斐ない試合を見せられれば鼻紙にもなりません。
まるでロッテの歴史を汚すための40周年目のシーズンとなりつつあることを、重光ジュニアなどの球団首脳がどう受け止めているのかが、さすがに気になり始めてきました。
ビジターの京セラドームで勝ち越しをしたので蛙も捨てたものではないかと思っていましたが、やはり蛇の前ではただ震えるしかなかったようです。
それはユニフォームを着替えても何も変わらずで、今日も夏の夜空に大型扇風機は全開で風を送りまくり、14個もの三振の山を築きました。
投手がこれだけ序盤から打たれれば野手もやる気が失せるのは分からないでもありませんが、三振が多いのは今日に始まった話ではありませんし、どっちもどっちでしょう。
1つだけ確実に言えるのは、馬鹿を見るのはファンばかり、ということです。
とは言え、やはり今日の試合を壊したのが小林宏であることは間違いありません。
初回にあっさりと4失点のスタートで、味方が2点を取ってくれたのをあざ笑うかのように次の回も2失点と、3回も持たずにKOとなりました。
ボールは高めに浮きまくり、まるで打撃投手を見ているかのような悲惨なマウンドです。
やはり根本的な問題を解決せずに小手先でのピッチングをすれば、たまに好投をしても続かないのは当たり前の話で、リーグトップの11敗目も納得の結果です。
それでもバレンタイン監督が小林宏を先発として使い続けるのであれば、これは清水や渡辺俊のミリオンダラーズにも言えることなのですが、高給取りの不甲斐ない成績がチームの低迷の原因だとの言い訳作りがその理由ではないかと、そんな気すらしてきます。
上野も痛い一発を浴びましたが、それでもここ2試合で7回1/3を4安打6三振1四球2失点ですから、贔屓目でなくても先発をさせてみたいと思えてきます。
とは言えこんな試合に伊藤や荻野を無駄遣いするベンチに若手を計画立てて起用をする力があるはずもなく、惰性に任せてただ順番に中継ぎとして投げさせるだけでしょう。
今日は小林宏に懲罰的にでも5回を投げさせて、高木も最後まで引っぱるべきでした。
無計画な継投でいったいどれだけの投手が調子を崩していくのか、指折り数えていくのが虚しくなります。
それでもようやく浦和から若手を引き上げてくれたのですが、一番手が神戸というのは意外でした。
今日の結果を見るまでもなく2軍でも三振率が3割を軽く越える荒っぽさですから、ヒットよりもホームランを期待しての抜擢なのでしょう。
一か八か野球をモットーにするバレンタイン監督らしいと言えばそれまでなのですが、それであればムニスじゃないのかとも思いますが、まあ贅沢も言っていられません。
とにかく先発で起用をしてくれたことを感謝しなければなりませんし、神戸も釣り球だろうが何だろうが振っての三振であることを前向きに考えることにします。
それにしても本人が悪いわけではありませんが、サブローがホームランを打つと勝てないというジンクスは鉄板になりつつあります。
今日のホームランも追撃のアーチと言うよりは、暗黒のアーチと受け止めたファンがいたかもしれません。
サブローのホームラン数と歩調を合わせるかのように増えていく借金は今季最大の19を数え、20の大台に乗ると歯止めが効かなくなりそうです。
ところで球団は解説者をつけたシートの発売をするとのことで、これは新しい席種かと思いきや単に既存のプレスシートに解説者を配しただけのもので、1万円を越える価格設定が原因かどうかは分かりませんが、おそらくは閑古鳥が鳴いているところへのてこ入れなのでしょう。
その肝心の解説者はマリーンズ・アカデミーのコーチである武藤や平井だそうで、平井はまだしも武藤などは名前を知っているファンの方が少ないと思われ、どれだけの効果があるかは甚だ疑問だったりします。
それであればバレンタイン監督が自ら試合中に「このエンドランはこういった意図で・・・」などと、ベンチからマイク越しにタイムリーな説明を流してくれた方がよほど人気が出ると思われ、球団にアイデアとして提案をしたいぐらいです。
もっともプレスシートに流れるのは歯ぎしりばかりなり、という結果にもなりかねませんので、門前払いになること請け合いでしょう。
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