オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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疲れた体にリポビタンD

2009-08-12 00:04:15 | 千葉ロッテ

 

久しぶりの自宅での睡眠は、旅先での疲れを癒してくれるかのような安穏としたものでした。
ビジターで勝てないロッテの理由がちょっとだけ分かったような気持ちにもなりましたが、それならホームでは見事な試合をやってくれるかと思いきや、似たような展開での敗戦です。
以前にも同様のことを書いたような気がしますが、今日のマッチデースポンサーである大正製薬がプレゼントをしてくれたリポビタンDは、うちひしがれているロッテファンの疲れた体にエネルギーをくれるために用意をしてくれたものとなってしまいました。

前回の登板で悲惨なKOをされた小林宏でしたが、今日は9回を完投して1失点ですから文句のつけようがなく、結果だけを見れば先発としての責任を果たしたと言えます。
しかしそれでも結果とは裏腹な、何だか見ていてモヤモヤとした気分になったのもまた事実です。
小林宏と言えば精緻な制球力を武器に、攻めのピッチングが身上であったはずです。
しかし今日の小林宏はストレートは145キロ前後をマークしていましたし、コントロールもそこそこ安定をしていたものの、攻めると言うよりはかわすピッチングに終始をしていました。
それも1つの投球術ではあるのですが、本来の小林宏でないことは確かで、これが好投が続かない理由ではないかと思います。
今の小林宏にそれを望むのは酷であり、今日ぐらいのピッチングができれば満足をすべきなのでしょうが、それでもそれでいいのか、という疑問は残ります。
そんなことは本人が一番分かっていることなのでしょうが、今日のピッチングを素直に評価ができない自分がいます。
これで2勝10敗と負けが2桁になりましたが、2億という年俸からすると逆の10勝2敗であってもおかしくはない小林宏ですから、FA権も絡んだオフの契約闘争が注目です。

打線は今日も13三振と、アウトの半分が三振ではホームランでも打たない限りは得点に繋がらないのは当たり前の話です。
それでも涌井に161球も投げさせて粘ったとの評価もできますが、その涌井が9回に146キロを投げ込むわけですから脱帽をするしかありません。
涌井やダルビッシュを指名できる状況で久保を逆指名で獲得をしたことを、ロッテファンとも言われていた涌井の獲得を推していただけにドラフト直後は残念な思いをしたものでした。
しかしその久保の活躍もあって2005年の日本一があったわけで、そういう意味で涌井らの活躍を横目に久保が伸び悩んでも後悔はしていなかったのですが、その久保をああいった形で失ったことで再び複雑な心境が頭をもたげ始めています。
それだけに今日のような球数を普通に放らせる西武ベンチには頭にきますし、球界の財産を潰さないで欲しいとの願いもあります。
涌井に限らず田中なども酷使に近い使われ方をしており、ロッテのように過保護なのもどうかとは思いますが、野村監督が田中を稲尾の再来などと言っているのを耳にすると、その稲尾が酷使による故障で32歳で引退を余儀なくされたことを忘れたのかと叫びたくなります。

何にせよ打線については特に書くことがない、そんな今日の試合でした。
スローイングに難のある根元を三塁で起用をするのであれば、明らかに動きが鈍い井口をDHに回して二塁に根元を起用すべきで、三塁には田中雅を使うのがベストではないかと今日のスタメンオーダーを見て思っていたのですが、まあ今さら何を言ってもバレンタイン監督の起用法が変わるわけでもありません。
根元としても守備の負担で打撃に影響が、などと言っていられる立場でもなく、一昨年の三振率に近づいている打撃を何とかするのが先決です。
また竹原の2番に何を求めているのか、と言うよりは2番に何を求めているのかが分からないのも今日に始まった話ではありませんし、あっさりと竹原を5番から外したベンチが打線を打線として考えていない以上は個々の選手がただ振り回すしかなく、三振が異様に多いシーズンになるのも必然と言えます。
そんな中で選手たちができることは何なのかを、個々の選手が自分で考えてプレーをすることが自分自身のための来季に繋がりますので、それこそ「自分が弱いのではない、チームが弱いだけだ」とでも思ってうつむかずにやっていってもらいたいです。

こういう湿った気分のときは若い選手たちのプレーを見るのが一番で、明日は願ったり叶ったりで千葉マリンでの親子ゲームとなります。
夏期休暇の最終日を飾る最高のシチュエーションですが、本当に最高の一日になるかどうかは選手たちのプレーにかかっていますし、間に合うように目覚めることも大切なことです。
とてもいい休暇だったと思えるような一日になるよう、自分も頑張りますし、選手たちにも頑張って欲しいです。



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西武 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 7

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千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1


◆8月11日(火) 千葉ロッテ-西武13回戦(ロッテ8勝5敗、18時15分、千葉マリン、20,218人)
▽勝 涌井 19試合13勝4敗
▽敗 小林宏 19試合2勝10敗
▽本塁打 栗山9号(小林宏)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏―里崎、橋本将
西武 涌井―銀仁朗

 

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