オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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新陳代謝

2009-08-04 21:43:15 | 千葉ロッテ

シーズン中に旅に出るのは久しぶりなのですが、便利な世の中になったものです。
以前であれば見たくもないセントラルの中継を見ながら他球場の経過が出るのを待っていたのですが、今はその地上波の中継が激減をしても私には速報メールがあります。
どこに居ても、どんな状況でも刻々と試合の経過を身贔屓なコメント付きで送ってくれる速報メールは、もっと評価を、そしてもっと感謝をしなければならないサービスだと思います。
なんだかんだ言ってもロッテのファンサービスは安価な入場料を例に出すまでもなく球界でもトップクラスで、強豪チームで勝てないのがおかしいとの思い込みと合わせて、ロッテファンはもう少し周りを見回して自分の立ち位置を認識をした方がよいのかもしれません。

その速報メールは徳島にいる私に、思わず阿波踊りをさせてくれるような悲劇を届けます。
ここのところは比較的に安定をしていた小林宏は、立ち上がりの失点に追いついた直後の被弾と、3連勝の勢いを軽く葬ってくれました。
さすがにバレンタイン監督も頭にきたのか、珍しく先発投手を早い回にマウンドから引きずり降ろしました。
このミリオンダラーは最後まで億の力を見せつけることなく、今季を手仕舞うつもりのようです。
無類の強さを見せた8月の出足がこれですから、そう思わざるをえません。

その小林宏の後始末をした上野は、これなら不甲斐ない高給取りに代わって先発をさせてみたいと思えるピッチングを見せてくれました。
贔屓目であることは否定をしませんが、これだけ登板間隔が開いていてもしっかりと投げられるのですから、普段からちゃんと準備をしているのでしょう。
中6日以上の休養をもらいながらも仕事ができないベテランよりも、どうしても期待をしてしまいます。
だからこそピンチであっさりと代えるサカタ監督ばりの今日の継投は、やはりどうにも納得ができません。

野手もレギュラーの座にあぐらをかく選手を尻目に、今日も田中雅と早坂がアピールをしました。
田中雅はついにプロ初アーチを放ち、高校の後輩の今江に宣戦布告といったところでしょう。
本人は捕手で勝負と考えているようですが、今はとにかく試合に出ることが第一です。
また例によって長期休暇に入ってしまった西岡に、ゆっくりと休めと言わんばかりの早坂の躍動感には思わず頬が緩みます。
まだまだ力不足、経験不足の2人ではありますが、こういった新陳代謝がチームを蘇生させますので、失敗を恐れずに存分に野球を楽しんでもらいたいです。

気がつけば2005年の日本一メンバーで安泰なのは、皮肉なことに今年の手抜きの象徴たる里崎とサブローだったりします。
しかし浦和からの刺客として金澤や角中らが送り込まれれば、どうなるか分かったものではありません。
サブローなどは安泰気分でしょうが、この世の一寸先は闇です。
そのサブローですら焦るような状況にチームを持っていくこと、これが今後に求められる施策だと考えます。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 2 0 0 0 0 0 1 3 6

0

ソフトバンク 0 2 4 0 0 1 0 1 X 8 12 0


◆8月4日(火) ソフトバンク-千葉ロッテ13回戦(ソフトバンク7勝6敗、18時1分、ヤフードーム、33,028人)
▽勝 大隣 15試合5勝6敗
▽敗 小林宏 18試合2勝9敗
▽本塁打 田中雅1号(大隣)、田上14号(小林宏)


▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、上野、伊藤、荻野―里崎
ソフトバンク 大隣、攝津―田上

 

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