電脳筆写『 心超臨界 』

リーダーシップとは
ビジョンを現実に転換する能力である
( ウォレン・ベニス )

水槽やプールで人工的に培養したミドリムシから油分を抽出して燃料に精製する――新日本石油

2010-03-10 | 05-真相・背景・経緯
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ミドリムシをバイオ燃料に
【 10.03.08日経新聞(朝刊)】

農地不要、効率的に生産――新日石、5年内メド

新日本石油は東京大学初のベンチャーと組み、ミドリムシを原料にしたバイオ燃料の量産に乗り出す。5年以内に量産技術を確立し、まず航空機の燃料として供給する。食物を原料に使う通常のバイオ燃料と異なり、農地がなくても原料を効率的に生産できる点に着目。土地の広さに制約のある日本で、原料からの一貫生産が可能な「国産バイオ燃料」を実現し、将来の安定調達につなげる。

新日石は日立プラントテクノロジーとともに、バイオベンチャーのユーグレナ(東京・文京)に資本参加し、共同開発に着手した。

プランクトンの一種であるミドリムシを水槽やプールで人工的に培養し、長さ約0.1㍉㍍の身体に含まれる油分を抽出して燃料に精製する。ユーグレナはすでにミドリムシの培養技術を確立しおり、新日石などと共同で研究用プラントを建設して培養規模を拡大。航空機やバスを実際に動かす実証実験も始める。

ミドリムシは培養用のプールや池があれば大量生産が可能で、単位面積あたりの生産量はサトウキビなど従来型の原料を大幅に上回る。
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