今日のひとネタ

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ギターマガジン シティポップを彩った、カッティングギターの名手たち

2019年03月19日 | ギターと楽器のこと

 発売中のギターマガジン4月号の特集は「シティ・ポップを彩ったカッティング・ギターの名手たち。昼下がりのメロウグルーヴ篇」と題して、主に取り上げているのが松原正樹/松木恒秀/鈴木茂/村松邦男/山下達郎、の各氏。(表紙は鈴木茂さんです)

 特集を全部一気に読むのはもったいないのでちょっとずつ読んでます。松原さんのプレイとして尾崎亜美さんのデビュー曲「冥想」が取り上げられてるのもポイント高いです。

 この巨匠たちだけでなく、中盤には金澤寿和さん監修による「シティ・ポップのカッティング名盤ガイド32」というのがあって、そちらも圧巻。ここには芳野藤丸師匠もあちこちに出るし、もちろんAB'Sの1stも松下誠さんの「FIRST LIGHT」も紹介されてて、土方隆行さんの「SMASH THE GLASS」、スペクトラムの「OPTICAL SUNRISE」まで出てきます。「SMASH THE GLASS」なんて、譜例で紹介されているのが「ダンス・ディス・ナイト・アウェイ」なので、「うわ~、わかってるなぁ」と感心することしきり。さらにMIXNUTSのアルバムまで出てきたり。

 これだけでも読み応え充分なんですが、今号にはラリー・カールトン先生のインタビューもあります。あの人がクルセイダーズについてあんだけ語ってるのもなかなか読んだことないので、これは永久保存版ですね。まだご覧になってない方は是非お買い求め下さい。

 なお、カッティング特集では松田聖子さんの1stアルバムも取り上げられてますが、そちらも松原正樹さんのお仕事。当時はアイドルポップスのレベルが高くて、同時期の石川ひとみさんの4thアルバムに収録されている「思いがけない序章」という曲のカッティングも凄くかっこいいです。これも多分松原さんで、この作曲は藤丸さんだったりします。石川ひとみさんの曲では「オリーブの栞」のカッティングもお手本にしたいくらいのキレなので、あれも多分松原さんなのではないかと。今回の特集で取り上げられた人では、私はもちろん松原さんが一番好きなのですが、今もいてくれたら当然インタビュー記事が読めたでしょうから残念ですね。