デストロイヤー氏が亡くなったそうです。あの人については、なんと言っても思い出すのは「うわさのチャンネル」。覆面の上になぜかヘルメット被って出てました。
力道山と戦ってた頃はそれこそ白覆面の悪魔と言われてたようですが、1963年生まれの私は当然その頃は知らず、「うわさのチャンネル」の頃には全日本プロレスの所属になってて、リング上でもベビーフェイス扱いで、テレビでもユーモラスな姿が見られました。
マギー・ミネンコとかシェリーと共演した際には、デストロイヤーが「ポコ」というと横で「チーン」と鐘を鳴らすネタがあって、ある時は勢い余って「ポコチン!」と言ってしまってから、気まずい顔で自分で「チーン」と鐘を鳴らしたのを見て大笑いしたりしました。
ただ、当時から「本当に紳士だった」と言われる通り、あの番組で共演した人たちには愛されていたようです。その代表であるあのねのねの清水国明氏は、毎回番組でデストロイヤーに投げ飛ばされドロップキックで吹っ飛ばされていましたが、当の本人から「危ないからもっと受け身をちゃんと取れ」と心配されていたとか。が、「鶏ガラのように痩せている自分がぶざまにひっくり返るのが面白いはず」というのが清水氏の持論だったとか。
あのねのねは大学を卒業する単位を取るため一時芸能界をお休みしましたが、芸能人仲間のみんなが忘れてきた頃に、「もしもし、清水? ポコチン…あれ? ゴルフしましょう。」と電話をかけてきたのがデストロイヤーで一緒にゴルフをやったという話があのねのねの本に出てました。
今日もラジオで経歴が紹介されてましたが、学生時代はアメフトとレスリングをやってて、なんと大学院も出たインテリだったとか。引退後も日米親善に尽力したことは知られており、日本を愛し日本に愛された人でした。ご冥福をお祈りします。合掌。