ホームドラマチャンネルで「松本清張の断線」というタイトルのドラマを見つけて、しかも主演が松田優作というので見てみました。元々は1964年に雑誌の連載小説として発表されたものですが、このドラマは1983年にテレ朝の「土曜ワイド劇場」枠で放送されたとか。
共演が、木村理恵、風吹ジュン、辺見マリ、加藤武など。サブタイトルが「新妻を棄て、愛人を殺し、年上の女と心中した男」で、監督は崔洋一。多分2時間サスペンスドラマが一番盛り上がってた頃でしょうが、こんな作品があったとは知りませんでした。いろいろ豪華ですね。
何しろ松田優作と風吹ジュンがワッチコンするシーンを見ると「蘇える金狼」を思い出すし、加藤武が刑事役というと「ん~…。よし、わかった!」といつ言い出すかと思ってハラハラ(?)したり。
ちなみに、新妻が木村理恵、愛人が風吹ジュン、年上の女が辺見マリでした。それにしても、木村理恵が幸せになるというドラマは見たことがないような気がします。割りと好きなタイプなのですが。
なお、脚本は橋本綾という人でしたが、調べてみたらあの橋本忍監督の長女だとか。結構見応えのあるドラマでしたが、いつもながら後味が悪いのはさすが清張先生。今夜はいい夢見ないだろうなぁ…。