今日のひとネタ

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スパモク!! 甦る昭和の歌姫伝説2

2012年07月29日 | TV番組レビュー

 TBSで26日夜の放送でした。仕事の関係でチラっとしか見られなかったので今日やっとちゃんと見ました。今回の放送内容は、

【伝説の歌姫 山口百恵】発掘!デビュー5周年特番

【元祖アイドル第1号 南沙織】デビュー曲「17才」と沖縄返還

【永遠のアイドル キャンディーズ】運命を変えた「年下の男の子」

【天才ジャズ歌手 江利チエミ】「テネシー・ワルツ」と悲しい別離

【不世出の女王 美空ひばり】東京ドーム24年目の真実とアメリカ公演の未公開音源

など。実際の放送順は、江利チエミ→美空ひばり→山口百恵→キャンディーズ→南沙織、だったかな?

 私はアイドルとしてはキャンディーズが筆頭で、あとは南沙織さん、石川ひとみさんなどが出てくると非常に嬉しいというものですので、今回のはまずまず満足。キャンディーズは歌番組でのいろんな衣装での歌唱が見られたのがよかったです。「春一番」も今回ありました。

 「春一番」の楽曲使用については最近状況が変わっていて、カラオケボックスに行った折にはお試しいただければと思いますが、今はキャンディーズの「春一番」「夏が来た」の2曲について登録されていないケースが多いようです。これについては説明すると長くなるのですが、作詞作曲者の穂口雄右先生が音楽著作権の使用を直接許諾するシステムを試し始めたところ、その取り扱いがわからず手を引いてしまった業者が多いように思われます。

 そもそも「年下の男の子」とか「微笑がえし」とか同じく穂口作品の大部分が今もJASRAC管理下にあるので、これらの曲をかけるとJASRACと揉めるのではないかと思って勝手に使用を自粛してるとすると愚かな話ですよね。そうではなくて手続き関係が面倒と思ってるなら怠慢以外のなにものでもないですし。ラジオなどでもこの2曲の放送をしない傾向が続いてたようで、流行歌は誰のもの?、放送局はどこを向いてなんのために音楽をかけてるの?、と思って悲しくなります。上記2曲の楽曲管理については興味のある方はこちらをご覧下さい。カラオケの状況はわかりませんが、先週のミュージックフェアに続いて今回この番組でも「春一番」がオンエアされたので大手テレビ局はようやくわかってきたように思います。

 なお、今回キャンディーズはまずまず歌がじっくり聴けたのでよかったのですが、南沙織さんの方はデビュー前の沖縄の映像なんかも入った関係で歌が少なかったような気がします。映像は「17才」「純潔」「色づく街」くらいだったでしょうか?(実はどれもあんまり好きではなかったり)

 南沙織さんについては「デビュー当時は下手だったのが『哀愁のページ』あたりからグッと歌がうまくなった。デビュー当時は麻丘めぐみとならんで下手な代表だったのに。」という評価を当時目にしたのですが、今聞くとデビュー当時からしっかり歌ってますね。あれはなんかそういう風にしたいという風潮があったのでしょうか? それにしても沖縄返還と絡めて当時はいろいろ大変なこともあったんだと今になって知りました。

 そういう意味で結構いい番組だったとは思いますが「歌姫伝説」というからには、もっと歌唱映像を中心にして欲しかったと私は思います。皆さんはいかがだったでしょうか?