今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

もうさすがに先入観なしというわけには

2010年12月20日 | ニュースに一言

 なにがというと、例の水嶋ヒロの小説のこと。これだけ話題になってるのなら読んでみたいと思う反面、中身以外の様々な話題が飛び交ってるともう先入観なしでは読めません。「たまたま手に取ったら面白そうだったので読んでみた」という楽しみ方は一生できないでしょう。


 どんな賞を取ったとか、印税は1億くらいになるらしいとか、案外つまらないとか、簡単に読める割には高いとか、表現がチープだとか、よくもまぁこれだけみんないろいろ言うなと。


 まぁ何年か前に「蟹工船」が話題になったり、あるいは「バカの壁」が話題になったりしたときには「みんな本当に読んだの?」と思ったものですが、今回のは1時間ちょっとで読み終わるとかいう話があるので読んだ人は多いのでしょう。「蟹工船」なんて読みやすい文章ではないし楽しい話でもなく、デートや合コンの話題作りにはならなかったでしょうに、とか思ったものです。


 なので読んでみたいとは思いつつ、やたらとあら探ししてしまいそうな自分が怖いので当分読みません、というか買いません。何しろ印税が軽く1億くらいとか聞くと、「これ以上儲けさせてたまるか」と思ったりするのですが、そういう自分もイヤなので。


 考えてみれば、かなり昔に山口百恵がアンルイスの曲を作詞したら結構ヒットしてました。あれを見てて「山口百恵が作詞してヒットするなら、ぼちぼち落ち目の野口五郎あたりに書いてやればベストテン入りするだろうに」とか思ったので、今回の水嶋ヒロ商法を用いれば潰れそうな出版社の再生とかできそうです。それだけに終わらず、若者に本を読ませるというムーブメントに繋がって出版業界そのものが活性化するかもしれません。


 そうなるとAKB48か嵐のメンバーが本名で小説を書いたことにして、それになんか賞を上げて「実はあの人が…」とかすれば大ヒット間違いなし。ただし、そうでなくとも、水嶋ヒロの小説が売れたからといって誰かが困るかというとそんなことはないので、好きに騒がせておけばいいかと思いつつ、どうも面白くないと思うのは妬みか嫉みか。まぁどっちでもいいですけど。