今日のひとネタ

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伝説のメロディ「ニューミュージックの時代」

2010年12月27日 | 尾崎亜美

 BS朝日の音楽番組で今年9月に放送されたものですが昨日再放送されてました。司会はぐっさんと下平アナで、今回のゲストは松任谷正隆さん、尾崎亜美さん、南佳孝さん、田家秀樹さん。

 9月の放送の時に見逃して死ぬほど悔やんだのですが、昨夜はなんとか見られました。結構トークの内容が充実しててなおかつスペシャルセッションもあり、尾崎亜美ファンとしてはかなり満足度の高い番組です。

 特に松任谷さんは亜美さんの1stと2ndアルバムをプロデュースしてたので、その当時の話が聞けたというのは本当に貴重な機会。面白かったのは、亜美さんの「マイピュアレディ」のジャケットを見て、亜美さん自身が「私嫌いなんです、これ。なんでこんな衣装なんだろうと思って、ふてくされてる顔してるし…」といったとき、松任谷さんはフォローするでもなく「ひどいね、これ」ですって。

 また「SHADY」と「MIND DROPS」のLPのジャケットも紹介されましたが、亜美さんによると「MIND DROPS」の写真の方が嫌いなんですと。ただし、これについてはぐっさんが「なんで? 可愛いじゃないですか」とすかさずフォローしてました。

 松任谷さんによると「MIND DROPS」あたりで自分のプロデュースのスタイルが確立されたので、すごく意義のあるアルバムなんですと。ここで確か南佳孝さんからだったと思いますが「それはどういうスタイルという意味で?」という質問に対して、「納得行くまでとことんやり遂げる」ということだそうで、なかなかOKが出ず亜美さんは途中で病気になっちゃったとか。松任谷さんは当時の音楽雑誌でも、このアルバムをかなりの自信作と語ってたので思い入れの強いものなのでしょう。確かに何度聞いても飽きがこないという点で、私も大好きな作品です。亜美さんのアルバムの中では、聞いた回数だと一番多いかなぁ…。今もこれ書きながら聞いてますが。

 なお、このアルバムの「うわさの男」という曲では南佳孝さんとデュエットしてますが、提案したのは松任谷さんだったとか。「きっと合う」と思ったそうですが、松任谷さん曰く「南佳孝が気むずかしくて…」で、南さんは「その節はご迷惑をお掛けしました」ですと。当時の亜美さんはいろいろ大変だったんですね。そんな地獄のような(?)現場から生まれたとは想像もつかないしっとりとした中にも楽しさがある味わい深いアルバムですが、今はちゃんと紙ジャケット仕様で再発されてます。amazonではこちらですが、聞いてみたい方は是非入手してみて下さい。

 昨日のセッションで演奏された曲は、私が聴いた限りでは「そばかすのある少女」、「夢の中へ」、「卒業写真」、「マイピュアレディ」、「いとしのエリー」など。実はフィギュアスケートの女子フリーを見てて番組開始に気がつかなかったという…。最初にも何か歌ったのかなぁ。う~む。