今日のひとネタ

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トランペッターベストテン

2007年04月22日 | スペクトラム(ブラスロックバンド)
 昨日ちょこっと書いたら約1名から反響があったので、古いカセットテープを引っ張り出して聞いてみました。ネタ元はFMのラジオ番組「難波弘之のザ・ミュージック」。放送は1984年か85年ごろ。FMで日曜の夜10時からの放送でしたが、私は当時FM大阪で聞いてました。

 その番組で難波氏がスペクトラムの元リーダーで当時はソロアーティストとして活動していた新田一郎氏をゲストに招いて「トランペッターベストテン」という企画をやったときの話。

 1時間番組を片面45分のテープに録音したためでしょうが、番組途中からしか入ってませんでした。で、最初に出てきたのがEW&Fの「ジュピター」。これが第8位でした。新田さんのコメントは「これ自分でも吹いてたからわかるんだけど、ついていくのが大変で…。でも荒削りでいいよね。ラッパなんて音が出ればいいんだってことで。」。

 7位はブレッカーブラザーズの「スリックスタッフ」。これについては「ブレッカーはあんまり好きじゃないんです。なんか椅子に座って吹いてるとしか思えないので。」とのこと。で、曲をかけてから「かっこいいよね。実は上手すぎて好きじゃないの。」ですと。

 6位はメイナードファーガソンの「マッカーサーパーク」。「ジャズをこれだけ簡単に聞かせてくれたのが凄い。」というのと「ハイノート吹きすぎて毛細血管切って失明しそうになっても吹いた」というエピソードも紹介してました。。ライブ音源でしたが、まぁ凄いハイノートでした。難波氏もライブを見たことあるそうで「あっかるいおじさんでねぇ。凄い楽しかった。」そうです。

 5位はクール&ザ・ギャングの「オープン・セサミ」。「今でこそコーラスグループみたいなイメージもあるけど、初来日当時はすごい野蛮人って感じだったね」とのこと。

 4位は「タワー・オブ・パワーといきたいところだけど、僕レコード持ってなかったの。探したんだけど見つからなくて…」ということで代わりにマロの「いとしのネナ」。「ラテン・ブラスロックみたいな感じで珍しいグループなんだけど…」ということですが、サンタナの弟がいたグループらしいです。

 次はいよいよベスト3で、「さてこれから御三家です。まずはブラスロック界の野口五郎ということで…」と紹介されたのがチェイスの「黒い炎」。これはブラスロックって言ってもトランペット4本だけのホーンセクションだそうで、新田さんがコンサート見に行ったときはアンコールでトランペット7人になってたのですと。何かと思ったら「マネージャーがラッパ持って出てきて吹いちゃうの」ですって。「これでもかこれでもかっていう感じが好きで」。

 続いて第二位。「ブラスロック界の西城秀樹と言われています。」「…本当かな?」(←難波氏。) ということでBS&Tの「スピニングホイール」。「音のスーパーマーケットと言われてて…。本当になんでもアリだよね。」

 で、第一位はシカゴの「イントロダクション」。新田さんはこの曲のそれこそイントロダクション4小節を聞いて人生が変わってしまったとのこと。スペクトラムは、その派手なステージングから「日本のEW&F」みたいな言い方もされてましたが、実際新田さんの音楽的なルーツはシカゴだったというのがよくわかるひとときでした。そういえば新田さんのソロ作の「Wonderful Night」の間奏ではもろに「長い夜」のフレーズが出てきますよね。

 で、キャンディーズのファイナルライブでは「ホーンスペクトラム」として参加した新田さんですが、1曲目が「オープン・セサミ」で2曲目が「ジュピター」でした。どっちもかっこいいんですよねぇ。今度バンドでやるかなぁ。(ウソ)

 ということで、この時の10位と9位をご存知の方はご一報いただけるとありがたいです。話の流れから推察すると9位はフィルコリンズの「イージーラバー」かなんかかな? 番組冒頭では新田さんの「Missin' With The New Kids」がかかってた記憶があるので、10位はそれだったのかもしれませんが。