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地獄・極楽 どんなところ?…高野山霊宝館で企画展 

2024年08月03日 | ニュース

2024/08/03 読売新聞オンライン

平安仏画の傑作とされる国宝「阿弥陀聖衆来迎図」の模写本(高野町で)

十王図のうちの一つ「閻魔王像」=成慶院蔵、高野山霊宝館提供

仏画模写本や十王図

 先祖らをしのぶお盆を前に、「あの世」に存在するとされる地獄や極楽の世界をテーマにした企画展「怖い?知りたい?~地獄・極楽の世界~」が高野町の高野山霊宝館で開かれている。

平安時代以降、 阿弥陀仏あみだぶつ がいるという極楽浄土へ死後に生まれ変わることを願う「浄土信仰」が広まった。展示では、平安仏画の傑作「 阿弥陀聖衆来迎図あみだしょうじゅらいごうず 」(国宝、有志八幡講蔵)の模写本を紹介。飛雲に乗った阿弥陀仏や 菩薩ぼさつ たちが死者を極楽へと導く様子を、大きく鮮やかに描いている。

一方で、人は死後、 閻魔えんま らに生前の善行や犯した罪を調べられ、極楽に行くか地獄へ向かうか決められる――とも信じられた。

武田信玄の弟・信綱の作と伝わる10幅の「十王図」(成慶院蔵)には、閻魔王をはじめ死者を裁く10種の王が描かれている。死者は、生前の行いを映し出すという鏡の前に立たされるなどして裁かれている。

閻魔王らは人々を救うため、あえて怖い姿に身を変えた化身と考えられた。閻魔王の後ろには本来の姿(本地仏)の地蔵菩薩が描かれている。会場には他の王たちの本地仏を表した絵像も展示されている。

 和多智恵光学芸員は「大人も子どもも楽しめる内容。地獄の恐ろしさを感じ、善行を心がける教訓にしてもらいたい」と話している。

前期展は9月1日まで。後期展は同3日~10月14日(一部展示替え)。拝観料は一般1300円。問い合わせは同館(0736・56・2029)。

 

 

 

 

 

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