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台湾新幹線、屏東延伸へ 蘇行政院長が発表 月末にルート案を審議

2019年09月11日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

高速鉄道の屏東への延伸を発表する蘇貞昌行政院長







(台北 10日 中央社)蘇貞昌行政院長は10日、台湾高速鉄道を南部・屏東県まで延伸させると発表した。屏東延伸計画では、ルートの候補が4案検討されており、蘇氏はルートの早期決定を求めた。林佳龍交通部長(交通相)は同日、今月末にルート候補案の2次審議を行うと明らかにした。

4案は、現在の南の終点、左営駅(高雄市)と屏東市を結ぶ「左営ルート」▽高雄市燕巣で途中分岐し、屏東市までつなぐ「燕巣ルート」▽左営駅から台湾鉄路管理局(台鉄)高雄駅を経由して屏東市まで延伸する「高雄ルート」▽左営駅から高雄国際(小港)空港を経由して屏東県潮州まで延ばす「小港潮州ルート」。このうち、高雄ルートは地下化、残る3ルートは高架線路を採用する計画。

総工費は概算で、燕巣ルート561億台湾元(約1930億円)、左営ルート554億元(約1904億円)、高雄ルート1217億元(約4182億円)、小港潮州ルート1500億元(約5160億円)。

蘇氏はこの日、屏東市内で高鉄延伸を発表した。屏東県出身で、同県県長を務めた経験がある蘇氏は個人的な意見として、屏東延伸ルートが左営を通過しないのは違和感があるとし、立ち退きが必要な民家が少なく、総工費も比較的安い左営ルートのメリットを説明。一方、高雄ルートと小港潮州ルートは総工費が高く、立ち退きが必要な民家も多いとし、ルートを審議する際には将来の国際競争力や施工の難易度を考慮に入れるよう審査委員に求めた。

高鉄は同日、屏東延伸の発表について、ルート評価や予算編成、財務計画、建設方法などはいずれも不確定性が高いとし、コメントはできないとした。

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