半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

お彼岸でもこの暑さ!

2023年09月20日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です。

 まだまだ暑い日が続いていますね

 お彼岸の時期にここまで暑い日が続くのは記憶にありません。本当は冬野菜の種蒔き時期なのですが、あまりに暑いのでまだ種は播いていないんです。

 大根、ホウレン草、小松菜などは例年9月上旬から種を蒔き始めます。というのは、冬野菜は大体25℃を超えると生育が抑制されてしまうのと、何より虫がまだたくさんいるのであっという間にやられてしまうからです。

 特に今年は8月下旬からの虫が爆発的でびっくりです。今年は大干ばつ&猛暑続きで、野菜の生育も悪かったのですが虫もあまりいませんでした。それが8月下旬から過去に無いほど、一気に発生してきた感じで、知り合いの農家さんも「虫も暑すぎて出てこれなかったんだろうな」と言っています。

 さて、そんな暑さの中で先日の(土)(日)に、2週間前の台風で延期になっていた稲刈り教室を何とかやり切りました。この時期、農家の根本さんは毎日4時から夜中までとんでもない忙しさで働いているので、教室の準備や運営は私1人です。そのため1年で最も体力も気力も削られる教室運営です。

 特に、今年は気温が高く、前日準備で100m以上のオダを1人で作ってプチ熱中症。オダの修正が必要だったのですが、とてもやりきれず、急遽、お手伝いして頂ける方を探して(土)の朝からオダの修正。そのまま10時から夕方までほぼぶっ通しで教室運営でした。(土)(日)連続で午前&午後とも1人で参加者を受入れ、稲刈り指導、声がけ、写真撮影などで、息つく暇がありませんでした

 特に午前中がやばかったです。ほぼ曇りだったのですが湿度がマックス。田んぼがまだ湿っていたせいか、たまに日が差すともうサウナと同じ状態で、気持ちが悪くなるほど。稲刈りは2時間を予定していたのですが、あまりに蒸し暑くて大体の家族が1時間でギブアップで、2時間がんばった家族は2日間でたった1家族でした。

 カラっとした暑さならまだ耐えられるんですよね。実際、午後の部の参加者は「暑いですね~」と汗を流しながらも、カラっとした風が吹いていたので、みなさん終了時刻まで稲刈りを満喫していました

 「稲刈り、面白かったです。こんなにザクザク刈れるなんてびっくり。気持ち良かったです」とか「子供も暑かったようですが、稲刈り、カエルや虫取りをとても楽しんでいました。包丁以外の刃物を使うのも貴重な体験でした」といったコメントも。やっぱり稲刈りは貴重な体験ですよね~

 しかし、農家の根本さんも言っていましたが、稲刈り時期にこの気温は本当に過去ありませんでした。異常気象と言いますが、この暑さでは植物だけで無く人間も参ってしまいますよね。

 畑では普通は9月頭頃から穂が出てくるシソが、今週になってからようやく穂が出てきました。キュウリも未だに鈴なり。そりゃそうです、まだ最高気温が普通の真夏と同じ32~33℃あるわけですから

 私の子供の頃は例えば30℃を超える日は8月でも数日でした。だから部活などで「水を飲むな」という根性論が通じましたが、今は30℃を超える日が毎日、といった8月になってしまいました。そして、9月のお彼岸に入っても30℃を超える日が続く、「異常」な状態です。この異常さが更に加速していく未来、本当に恐ろしいですよね

 まあ、とにもかくにも、この暑い中での稲刈り教室、身体がなんとか無事もってくれて良かったです。

コメント
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