半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

「神崎自給教室」へ初参加!

2009年04月18日 | 農的体験・生活
 この土曜日は、【神崎自給教室】に始めて参加してきました!どんなものか、あんまりよくわからないまま参加したのですが、期待以上に、内容が充実していました このまま毎回参加していたら、まさに「自給できるかも?」な~んて思ってしまう内容でした。あと、なんと、【物件情報】も飛び込んできた1日となりました!


 もともと、岩澤先生がやられている不耕起栽培の話から、「田んぼ博士の応援隊」のHPには関心を持っていたのですが、本当に不耕起でお米を作るための「不耕起塾」には、参加するのもなんだし、と思いながら、見つけたのが、この「★神崎自給教室~田んぼクラブ&畑クラブ~★」でした。

 HPに書いてある内容は以下のとおり。
 
「神崎町の田んぼと畑で、楽しみながら、遊びながら、のんびりと田んぼや畑の作業をするクラブです。神崎町の人々(豊富な講師陣=神崎町のじいちゃん、ばあちゃん、おじさん、おばさんたち)に学びます。 畑の種まき、植え付け作業や草抜き、田植え、草刈り、そして季節の山野草や野菜の収穫、稲刈りなどなど。暑い時期は、ピクルス、お料理などを手作りします。お友達と、ご家族と、お子様と、恋人と、楽しく参加してください。畑や田んぼは不耕起栽培など無農薬栽培です。 何月からでも参加が可能です。 毎回お土産いっぱいを期待してください。」

http://www.tanbohakase.com/

 何か良さそうでしょ?また、神崎に狙いを定めて移住しようということもあり、参加したというわけ。

 で、まず、内容が、本当に充実しているのと、大雑把でその場その場で、プログラムが進んでいく、という感じ!そして、何より少人数(私を入れて、参加者は4名!)で、神崎の雰囲気が味わえるのが楽しい

 まず、駅に集合したら、武原さん、という姉御肌のリーダー(?)と、サポーターをしてくださる研修生の方と一緒に、畑に行く。田んぼに隣接した畑で、既にざっと耕してあるところに、皆で畝を作り、特性の堆肥や糠をふった上で、皆で、かぼちゃ、なす、きゅうり、スイカ、トマトなどを植えていく。その後、ネギの間の草取りを簡単に行う。蛙が鳴く田んぼの横の畑で、のどかな時間が過ぎる


 また、今回の教室の「校長先生」の「大門(でーもん)さん」が、いらっしゃる。石井さん、というおじいちゃんなのだが、この辺りの地主さんで、田舎によくある同じ姓の家が多いが故にもっている「屋号」が、この「「大門(でーもん)」というお名前。80歳は、過ぎていらっしゃるであろうお姿だが、自転車をゆっく~りこいで、(武原さんいわく「歩くよりゆっくり自転車に乗れる特技」!)一日付いてまわってくださった。

 そして、ハウスのビニール張りをしよう、という話になると、大門さんは、「それはいいんじゃないか?」と言うが、武原さんは「いいのよ、この人たちは、わざわざ体験しにやってきているのだから、やってもらった方が良いのよ」と言い、ビニールを貼りもやらせてもらうことに!こんな会話を常に、武原さんと大門さんがしながら、のどかな感じで、仕事が進む♪

 その次に、出門さんのご自宅の裏の竹やぶで、たけのこ堀!

先週も掘ったので、私にとっては、これで2週連続のたけのこ堀だな~、と思いながら竹やぶへ。先週の友人の実家に比べると、急斜面で、かつ、竹の落ち葉がたくさん積もっていて、なんとも見つからない。先週は、がっつり見つけられたたのだが、今回は、坊主。。。しかし、その後のわけあう時のジャンケンでは一番になってしまい、恐縮しながら、分け前を頂戴する。また、たけのこ三昧だな~。

 お昼は、不耕起の神崎支所 兼 武原さんのご自宅で、昼食タイム。
初めてここで、武原さん、という方が、本当は東京に家を持っているが「急がしすぎて」東京にほとんど帰れず、ここに住んでいて、旦那さんはこの神崎に通っている、なんてことがわかる。姉後肌の方だが、なんだかすごくワイルドな魅力的な方。あと、どうやら酵母、酵素に凝っているようで、「酵素玄米(私は良くわかっていないのですが)」を頂く。また、どぶろくも作っているようで、その残りの酵母でパンも作れるよ、とのこと。楽しみ♪

 お昼後、今度は、「野草摘み」へ!これは、個人的にすっごく関心があって、よく、TVで「自給生活」なんかをやっている人は、その辺の野草を食卓に並べているので、私もそういったことをしたいな~、と思っていたので、わくわくしながら野草摘みへ。
 
 まずは、家の庭で、「柿の木の若葉」をバケツ一杯、みんなで収穫。てんぷらにすると美味しいらしい♪29日に行くイモ植えの畑の近くには、柿の木がたくさんあったから、今度行ったら、摘んで来よう~、と思いながら、収穫。

 その次に、田んぼの周辺で野草摘み。たんぽぽ、スギナ、オオバコ、カラスノエンドウ、ヨモギ、などを摘み取る。
 たんぽぽは、花と葉っぱを食べる。葉っぱはサラダで食べれる、と聞いたけど、かじると苦い。。。本当に苦い。。。う~ん、これは炒めるかお浸しにした方が良いのでは。。。

 スギナは、その辺によく生えているのを見かける草で、本当に木の杉のような葉をつけている野草。ビニールハウスの端っこにうじゃうじゃ生えている。とり放題。
 オオバコは、よく、草の茎で綱引きをやったような葉っぱ。確かにこれって、どこでも見るな~、と思う。
 カラスノエンドウは、あんまり見ないけど、よく中華料理である、グリーンピースの芽の炒め物、見たいなもので、炒めると美味しい、とのこと。ただ、窒素過多のものはアブラムシが多く付く、ということで、茎や葉がアブラムシの大群に囲まれている「うっげ~!」というのが多く、アブラムシが少ないのを狙って摘む。摘んで、指先で、ピッピッと、アブラムシを弾き飛ばしてバケツに入れる。
 ヨモギは、その辺によく生えているもので、見る目をもてれば、誰でもその辺で摘めるものなんだな~、と実感。

 バケツ一杯に、それぞれを収穫した後、今度は、森に囲まれた、水っけが多い田んぼへ移動。水が多いところは、ミツバ、セリ、ヨモギなどがたくさん取れる。春の七草、というが、昔の人は、こうやって、普通に季節になったらその辺で収穫したんだろうな~、と思うほど、本当に、その辺ににょきにょきと自生している。あと、ノカンゾウ(カンゾウとは、甘草と書く)は、甘くて美味しい!たんぽぽとか、ヨモギは苦いから、このノカンゾウが一番美味しかった!その辺の草を、とりあえずかじってみる、なんてことが当たり前になりそう♪

 また、桑の木の若葉、も摘む。そういえば、小さい頃、よく、桑の実を食べていたな~、ということも思い出す。田んぼや、こういった野草など、普通の生活の中に当たり前に溶け込んでいる、というのは、本当に、当たり前のことなんだろうけど、私もしたいし、子供達にも体験させてあげたいな~、と思う。また、なんだか、こういった野草を摘んでいると、ちょっと経てば、自分が野草を摘める目が養われて、ちょっとした自給力がつくんじゃないか、と少し嬉しくなってしまう。なんだか、そういった実感を持てるってことは、嬉しいものだな~。


 たっぷりと野草を収穫した後は、家に帰って、皆で野草を洗い、家でてんぷらなどで持ち帰りたい人は、その分を頂いたあと、残った大量の野草で酵素作り。野草の総重量×1.1倍の砂糖(精製糖)を入れ、武原さんの特注?の酵素を入れ、よく揉み混ぜる。これで、すんごく身体によい酵素が取れるそうで、酵素ジュースにして飲むと良いらしい。どう良いか、よくわかっていないが、誰でも、すごく身体に良いんだろうな~、ということはわかる気がする。

 予定の時間も過ぎ、これで最後?となった時に、出門さんが「八重桜の枝」をたくさん自転車のカゴに入れて登場
 お昼の時に、「桜茶を皆に作ってあげたらいいんじゃないの?」という出門さんがおっしゃっていたが、時間が無くて、摘んでいなかった。それを、出門さんが、摘んできてくださったよう。そこで、皆で、八重桜から、花と葉を摘む作業。そして、水で洗ったあと、前から武原さんが作っていらっしゃった桜の塩漬けの樽に追加していく。桜の花は、ひとつひとつ真ん中を指でつぶしてから入れていく(厚みがあるので、満遍なく漬かるように)。膨大な量なので、これだけで1時間ぐらいやったかも、、、?さすがに、これは大変だった。。。

 ただ、「桜の葉」を使った和菓子なんかも作りたいな~、とも思ったし、参加者の為に桜を持ってきてくれた出門さんの優しさに触れることができて楽しい時間を過ごせた

 最後に、武原さんの家に1ヶ月前から居候しているYさんのお手製のどぶろく酵母パンを食べ、お開き。たけのこ、野草、あと、大根のぬか漬けをお土産に、帰路へ。15:30頃集合、というのが18時頃集合に。日が暮れていないし、本当にいろいろなことがあって、時間が過ぎるのも忘れていたぐらい、充実していた1日でした。

 最後に、やっぱり、「地元に入りこむ事」について、実感したことを。神崎辺りで物件探索をしていたのですが、やっぱり、不動産屋ルートではなかなか田舎では物件は出ないのは常。ところが、出門さんはこの辺りの大地主であり、お昼の時間に、武原さんが出門さんに口ぞえをしてくれて、武原さんの家のすぐ近くの「そこの家は空いているよ。出門さん、いくらで貸すの?」と、とんとんと話を進めてくれた。ぱっと見た限り、いろいろ手入れは必要だが、家賃は安いし、何より、武原さんいわく、「出門さんが、毎日顔を出してくれるし、野菜やお米も貰えるから生活費がかからないよ」とのことで、地元の方と触れ合う生活をしたい自分にとっては、ここはいいな~、とすごく思った。後は、母と妻がどう思うかだな。。。
 とはいえ、本当に、こういった「地元に入り込んでご縁を作ること」は、重要だ、ということが、ぽんと、飛び出た物件情報の話で実感をした時でもありました。もう1ヶ月後には、家は決まっているわけだが、ぜひ、この自給教室を足がかりに、神崎の地元の方とご縁を作っていこう、と思いました。

 ちなみに、収穫した野草は、このとおり、てんぷらや炒め物にして食べました美味しかった


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