半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

初物ブロッコリーを農家さんと食べながら

2011年11月06日 | 素敵な空間・イベント
日曜日、農家の岡田さんから珍しくお食事のお誘いの電話があり、家族みんなでは始めて、岡田家に夕食を食べに行ってきました

先日、「放射能関係の話を、うちの奥さんにして欲しい」といっていたので、そのためにかと思いきや、昨日成田で開催されたオーガニックマーケットで、うちの家族と岡田さんの家族が会ったこともあり、岡田さんの奥さんがお誘いの声をかけるように計らってくれたとのこと。

食卓には、奥様手作りの餃子、そして、今年初物の岡田さんのスティックブロッコリーが


農家の渡邉さんも来ていて、サークルのお食事会のようにワイワイガヤガヤと楽しい時間を過ごせました。


岡田さんは、所属する農業生産者団体の「みみずの会」の将来を担う中心の一人。「次世代」に向けて、色々考えている様子。

放射性物質の影響で、みみずの会の出荷も少なからず落ちていることも関係していると思いますが、関東の農家さんは、みんな色々考えているときなんでしょう。

一方、渡邉さんはオーガニックマーケットとレストランや個人を中心とした販売スタイルの農家さん。質問はあっても放射能関係で取引が無くなったということは無いそう。


世の中のオーガニック系の農産物を消費者に運んでいる流通の多くは、みみずの会のような「生産者団体」や「流通問屋」を通じて出荷されています。パルシステムなどはどんどん伸びているようですが、現在はやはり東日本の野菜は嫌われてしまっています。

一方、若手農家に多い「顔が見える個人対個人」の関係。こちらは、風評被害が少なく、家族が飯を食っていけるにはぎりぎりの収入ではありますが、こういった存在の農家さんはどんどん増えています。


どちらのスタイルも一長一短があります。


私が一番理想と思うのは、「生産者団体」が「消費者グループ」と直接提携すること。

生産者団体の魅力は、多品種をある程度の価格でたくさん作れること。こういった団体を消費者グループとつなげるのが本来の「生協」の在り方だったわけですが、営業エリアの規制の撤廃、ならびに商業主義への系統で、本来の生協の精神は今はあまり残っていない気がします。

インターネットが無かった時代、また、地方や田舎の情報が都心まで届いていなかった時代は生協のような草の根組織は双方に必要とされ、かつ絆は強かったと思います。

しかし、今は、誰でも簡単に田舎や田舎の情報にアクセスできる時代になりました。また、足を運ぶ消費者も増えています。


そういった「少し古くて新しい流れ、仕組み」を作れる立場になれればな~、と思う今日この頃です。
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