今週の「朝取り野菜ボックス」のお手紙です
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9月に入り朝晩の涼しさが感じられる日が続いています。ただ、最高気温は30℃超えがまだまだ続くので、一昔と比べたら異常な暑さなのですが、耐え得るほどの暑さになってきたな~という感じです
夏が終わる頃にしなければならないのは秋冬野菜の種蒔きの準備です。
人参の種は8月上旬に蒔き無事に発芽しましたが、9/10頃からは大根、ホウレン草など主要作物の種を蒔く時期です。そのためには夏野菜を片付けなくてはならず、先週、今週とカボチャの片づけや草取りなどしましたが、まだ片づけていないところがあります。
それは、まだ活発に実をつけるゴーヤ、ウリ、オクラなどです。仕事の都合では片付けた方がやりやすいのですが、もったいないので残しています
と言うのも秋冬野菜が育ってくるまでは他に採れる野菜が無く、夏野菜の残りで食い繋ぐしか無いからです。収穫をしたスイカは冷蔵庫にまだ数玉あり、キュウリ、ゴーヤ、はぐらウリ、オクラもまだまだ採れますので、涼しくなってきてはいるものの、もうしばらくウリ類を中心にお世話になります
さて、秋のイベントと言えばやっぱり稲刈りでしょう
先週は台風の影響で雨ばかりでしたが、9/1はスーパーナリタヤさんとのコラボ稲刈り。前日までの雨で田んぼはプールのように水が溜まり、当日も雨の予報が出ていましたが「大丈夫だよ」と根本さんの声で決行。するとなんと奇跡的に雨は止み、蒸し暑い中でしたが楽しく稲刈りが出来ました
また、参加者に「初めての方?」と聞くと、たった2組だけ。つまりナリタヤさんのイベントもほぼリピーターになってきました。それほど田んぼは魅力があるのでしょうね~。
ちなみにナリタヤさんは、イベントでお弁当を出してくれます。そのお弁当のご飯に根本さんのお米を使ってくれるので、根本さんはお弁当の分だけ先に稲刈りをして新米を間に合わせたそうです
根本さんのお米は食味コンテストで千葉県1位を受賞した事がありますが、昨年、私が紹介した日本トップクラスの米作りの勉強会に参加し感化され、農法を大きく変えました。
秋の稲刈り直後に鶏糞や納豆菌を撒いて畑を耕し、畝を立てて酸素を送り込み、稲ワラの分解を促進します。すると、春の田植え時期に稲ワラや鶏糞は水溶化して、微生物や稲がすぐに吸収出来る栄養源になるのです。
その状態で田植え時はもちろん都度、白神天然酵母や植物性乳酸菌ラブレ、シリカ、ホタテの殻などをふんだんに使い手間も何倍もかけました。
その結果が今回のお弁当のご飯に表れていて、1年目にしてお米の粒の大きさが今までとは全く違い、「今までの網では通らなくなっちゃった」と、米粒を通す網目の大きさを変えたそうです。また、食べてみてもモチモチしていて「これ、もち米が入っているの」と思うほどでした。
明らかに今までとは違った美味しさになった根本さんのお米ですが、資材代が半端なくかかっています。数年前から農業の肥料代は2~3倍になったという事はニュースでご存じの方もいると思いますが、根本さんはさらに様々な資材を投下し、トータルで資材代は3倍ほどになっているとのこと。
この資材代をどう値上げに反映させるか、でも今までのお客様にあまり高くはしたくない、と悩んでいましたが、昨今の米価高騰もあり、赤字にならない程度に値上げをする事に致しました。
昨年度に比べれば少し高くなっていますが資材代分だけ上乗せしており、今のパニックの米価高騰などは考慮していません。また、以前の「年間予約注文」を再開することになりました。詳細は別紙に記載していますので、ご覧頂ければと思います
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