駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ボイシ アイダホ

2020年12月20日 | 世界
          

 映画ミッドナイトランを見ていたらどこに居るかと聞かれたロバートデニーロがボイシ、アイダホとはぐらかす場面が出てきた。
 グーグルアース愛好者の私は翌日早速アイダホのボイシを探してみた。これが面白い、映画が作られた三十年前にはアイダホ南部の荒野の農畜産業主体の小さな街だったのが、今では人口倍増するほど発展し、ハイテク産業なかんずく半導体製造が伸びている。しかも人口が増加したにかかわらず犯罪率が低い。気候は札幌と同じような緯度で冬は寒そうだが極寒ではない。メリディアンとかナンパという小都市が隣接し五十万人近い都市圏を形成している。これはアメリカに住んでみるならお勧めの穴場だなと感じた。
 日本もそうだが都市部と田舎ではずいぶん印象が違うのがアメリカで、このボイシは都市的な要素もありながら田舎の風物人情の味わえる地域と予想する。五十歳若ければ聴診器一本携えてボイシーの病院にアプライしてみたい。尤もこの頃はアメリカに勉強に出る医師が激減しているようで、そう簡単なことではないかもしれない。
 
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