将棋NHK杯戦、中村修九段が必勝の将棋を負けてしまった。逆転と言うより、緩い手を二つばかり指したのがいけなかった。自分で転んでしまったのだ。敗者に鞭打つのは酷いが、あんまりではないかと思った。まるでアマチュアのような震え、二階から目薬を差してしまった。どうも受け将棋の人は攻めると間違えるようだ。逆に攻め将棋の人は受けに回ると間違えるらしい。勝てそうだと思った瞬間、緩手を指してしまう。どうもこのあたりの心理はプロアマさほど変わらないらしい。まあ、断然有利でも抜かりなく駄目を押すのが、超一流の勝負師で本当に強い人は冷酷否冷静なのだ。
いかにも残念、優しい常識人の中村修九段も勝負の世界に生きる人、この後遺症はかなりのものと思う。どうぞお大事に。
囲碁の方は村川大介七段の貫禄勝ち。二十歳の若者に貫禄とは妙な表現だが、それが囲碁将棋の世界で、若いのに実績が貫禄を持たせるのだ。鈴木伸二三段、同い年だがどうも気後れ負けのところがあったと見る、劣勢ではあったのだが乾坤一擲切り込めば素人目にはチャンスがあったように思った。しかし程よく打って無茶はしなかった。それが持ち味のようなので、それがよいのかも知れないが、大化けするにはたとえそれが持ち味でなくとも、のたうつ粘りや捨て身の鵯越も必要のように思う。
まあ観戦者は好きなことを言うが、私はファンで相手はプロだから許されるだろう。
近所の畑に新しい野菜が植えられた。半農半隠居のおじさんで、きまぐれか輪作を避けるのか?毎年違った物を植えるので何が出来るか予想できない。稔るとお裾分けを下さるので有り難い。
懐かしや、彼は新婚ですか? 本文ではなくタイトルにコメント
おーい 中村君
ちょいとまちたまえ
いかに新婚 ほやほやだとて
伝書鳩でも あるまいものを
昔なじみの 二人じゃないか
たまにゃつきあえ
いいじゃないか 中村君
『何だい 三郎君』返しの歌も有りました。