駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

戦争犯罪の背後に

2022年04月08日 | 小考
              

 プーチンは狂っていると言う声が聞こえる。まだ人生はこれからという若い人や子供まで虐殺するなど絶対に許されることではない。プーチンが殺人鬼に思えるが、一体いつからこうした人物だったのだろう。人に非ずと言いたくなるプーチンも家族には鬼ではなく普通で人の部分もあると思われる。では何故こうした極悪非道なことができるかと言えば、直接手を下さいこととウクライナ人を人間と見なしていないからという二つの理由からではないかと考える。
 命令する人と実行する人が別だと責任逃れの感覚が生まれ悪行がしやすくなるのだ。敵は人間ではない人間以下だという極端な差別心があると悪行がしやすくなるのだ。
 勿論、プーチンが特別に冷酷な人物であるのは間違いないが、命令と実行が分かれていること、敵対者を人と見なさないことの二つのメカニズムが、戦争犯罪の背後にあると指摘したい。
 戦争犯罪をなくすにはこの二つの仕組み構造を変える必要があると考える。人道だけでは難しい。
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