駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

キロ、メガ、ギガ、テラ・・

2023年10月05日 | 自然

             

 

 大きさを表す接頭語はキロ、メガ、ギガ、テラ・・そしてミリ、マイクロ、ナノ、ピコまでは知っていたが、アト(10のマイナス18乗)は知らなかった。今年のノーベル物理学賞は(化学賞も)極小の発見開発に与えられた。アト秒などそれこそあっという間もなく経ってしまう物凄く短い時間で、そうした短時間の光パルスの発生に成功した功績が評価されたようだ。0.1秒でさえ短すぎて中々認識できない人間の五感からすれば想像を絶した世界がアト秒では観察可能になるのだろう。

 人間は大雑把に言って1ミリメートルから10キロメートルの単位の範囲で生きている。一部専門家は10マイクロメートルまで微細あるいは1000キロメートルまで長距離を把握しているかもしれないが、それもどちらか一方で物理化学の扱う範囲に比べれば非常に狭い。

 物理化学の知識の乏しいあるいは受験的な知識に留まって忘れてしまう人も多いようだが、日常生活では知覚できない微小膨大な世界を想像してみること考えてみることは実は日常生活に大切で重要なことと思う。叩いたり貶すよりも敬い尊敬できる人達を知る縁にもなる。

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