駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

私も失敗予想

2012年04月15日 | 世の中

     

 後出しじゃんけんのようだが、私も北朝鮮のロケットは失敗の可能性が高いと見ていた。否、多くの一般人や専門家が失敗するだろうと思っていたのではないか。前もって言っておけばよかったと思われている方は多いだろう。

 以下括弧、ネットニュースからの引用。

 「オバーグ氏は訪朝当初は、成功の可能性を五分五分としていた。しかし、かたくなな北朝鮮当局者とのやりとりを通じて、安全文化の欠如を痛感し、12日の発射直前には成功の可能性が五分五分よりずっと少ないと述べ、失敗を予想していた。                                      オバーグ氏は悲観的な見方に傾いた理由として、発射を政治的イベントとして推し進める熱狂を挙げ、16日までに発射しなくてはならないという日程上のプレッシャーが致命的な誤りを招くのは、法則であり、これは宇宙専門家にとってあまりに有名だと指摘した。さらに作業員からの異論や疑問を受け入れる能力は非常に低いと、現場の慎重論を黙殺して発射を強行する空気を問題視していた」。

 こうして現場の異論を黙殺して政治的イベントとして推し進めるのは、何よりも危険な徴候で、北朝鮮が暴走する可能性を示唆している。失敗して、反省するから良かったとは言えないのが、この国のやっかいなところだ。北朝鮮の崩壊による難民の流出を恐れる余り、いつまでも同じ脅しに屈していてよいものだろうか。北朝鮮の民主化を謀る智慧者はいないのだろうか。


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