駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

三浦八段コンピューターに敗れる

2013年04月21日 | 趣味

                    

  将棋A級三浦弘行八段がコンビュータソフトGPSに敗れた。得意の矢倉に組みながら先攻され押し切られたようだ。「どこが悪かったかわからない。結果に責任を感ずる」。悄然とする三浦さんの写真が出ていた。

 これでコンピュータソフトの三勝一敗一分となり、対人間棋士との団体戦はコンピュータの勝ちとなった。二十年前ヘボの私に角落ちでも勝てなかったコンピュータがA級プロ棋士に勝つようになった。大きな衝撃を感ずる。

 今後、将棋連盟はどうするのだろうか?。正直、羽生や渡辺がコンピュータソフトに負けるのは見たくない。将棋への興味を失うことはないだろうが、プロ棋士の解説を聞きながら、ここでコンピュータソフトならどう指すだろうかと思うようになるだろう。そのコンピュータの示す指し手をプロ棋士は解説できず、エーそんな手があるのかと驚くようでは、人間の私は詰まらなく感じると思う。

 勿論、チェスでは既にコンピュータが人間の世界チャンピオンに勝っているし、科学の世界では気象の予報や物理化学で人間には不可能なシミュレーション計算に用いられている。そして、将棋のソフトを開発したのは人間なのだから、がっかりせず当然の帰結と受け取れば良いのかも知れないが、なまじヘボ将棋ザル碁をたしなむものだから、どこか残念な感じがしてしまう。

 三浦八段はどうぞご自分を責めないで下さい。コンピュータは強かった。

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