駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

医者は潰しが利かない仕事だろうか

2018年02月03日 | 世の中

  

 ネットを流し読みしていたら、医者ほど潰しが利かない仕事はないという言葉が目に入った。なんでも堺屋太一さんによると2020年以降は大不況が到来するそうで、まず余るのが医者で、潰しの利かない医者が病気の不安を煽って生き延びようとするようなことを言っておられる。確かこの人2020年まではそれいけどんどんの好景気と言っておられたように記憶がするが、思いついた自分のアイデアでどんどん話が膨らむ人なのだろう。勿論、勘が鋭く自由な発想の才人だから予想が当たるところもあるだろうが、話半分と聞きたい。唯、2020年以降の不況は経済素人の私でもそう思う。

 確かに医者には頭が高いとか偉くもないのに偉そうとかいう欠点がありがちで、頭を下げる仕事に向いていないかも知れない。自分もセールスはできないだろうと思う。尤も、薬品メーカーのMRにも癖のある人が居るので、全く無理という訳ではないかも知れない。

 果たして自分が医者以外の仕事で生きていけるとしたらと考えると、堺屋さんに心配していただかなくても何とかできると思う。色々大変で苦労するとは思うが、いくつかの業種でやっていける自信?がある。こういうことを言っては不興を買うかもしれないが、学生の時に二三アルバイトをして、これなら自分は頭角を現わせるのではと思った。多くの仲間は云われたことしかやらず、仕事に対する工夫改善をしようとする意欲が乏しいと感じた。まあ、出しゃばり生意気とか言われてイジメに会うかもしれないが、家族が居れば頑張り抜けるだろう。尤もこれが今の若い医師に当てはまるかどうかは知らない。

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