駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

山形便りを戴く

2018年02月10日 | 

  

 今日は薄紙一枚暖かい。北国の雪も収まってきたようだ。雪のある暮らしを経験したことはないから、話に聞くだけだが、雪国生まれの人にも雪は鬱陶しいものらしい。中にはマジそれが嫌で引っ越す人も居られるようだ。

 こんなことを書くと南洋の人に怒られそうだが、科学技術は熱帯や亜熱帯では生まれず、ほとんどが亜寒帯の国から生まれている。脳は熱しやすくどうもちょいと寒い所の方がよく働くらしい。雪国は脳がよく働くせいか味わい深いものを生み出す。

 当院にも東北から移って来られた患者さんが何名か居られる。言葉に興味があって、患者さんの出身地をそれとなくお聞きするのを趣味としているので、定期的に通われる患者さんの出身地は九割方把握している。佐賀県の方がいないくらいで、全国からの患者さんが揃っている。山形出身の患者さんが三人居られる。四人だったのだが一昨年鶴岡出身の人が亡くなったので三人に減った。高々四人で山形がどうこうというのは言い過ぎかもしれないが、田舎から送ってきたと色々なものをお裾分けしてくださる。どうも山形の人は情に厚いと言うか、故郷との交流が切れないようで、だだちゃ煎餅をよくいただく、なんだか病みつきになってしまった。

 そう言えば椎名さんも山形が好きだったと記憶する。盛岡が気に入ったらしい(確かに良い所)川本さんにも山形に出向いていただきローカルな街歩きの報告が聞きたい。椎名さんも川本さんも少し年を取られたか?、書く物がちょっと重くなっている。今一度、寝しなに読める軽いものを所望する。

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