駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ザックジャパン70点で合格。

2014年05月28日 | スポーツ

                                         

 ザックジャパン、キプロス戦は70点のできだった。合格だ。得点こそ一点だったが、18日後にピークを持ってこれるように準備が出来ている感じがした。

 キプロスのような小さな国にこんな強いチームがあるのかと驚いた。最初キプロスと聞いてチョロい相手で、日本を勝たせるために選んだのかと思ったがそれは失礼な誤解だった。攻撃はカウンター狙いで組織的ではないのだが守りは堅くフィジカルも優れていた。練習試合という感じではなく、最後まで手を抜かずにプレーをしたのには好感を持った。ギリシャ系でギリシャのサッカーに似ているとのことで、壮行試合相手としての選択は間違っていなかった。

 内田は登場した頃はスピードがあり攻撃参加のセンスはあるが線が細く、守備がもう一つで評価していなかったのだが、この四年で物凄く成長した。体力と技術を身に付けた。元々賢いので戦術の理解が深く、素早い応用もできる。得点を挙げたからというのでなく、今日の試合で輝いていたプレーヤーと特筆したい。

 ザックが山口蛍をフルに使い遠藤と長谷部を交代させたのは、凄いと思った。山口蛍が居れば、遠藤と長谷部はその個性を発揮しやすい。遠藤と長谷部は甲乙付けがたい中盤のキープレーヤーだが、持ち味は全く違う。相手チームの特徴と流れを見極めてこの二人を使い分けていく作戦とみた。

 柿谷はもう一つで、何だか前田の二の舞にならないかと心配だ。長友は凄い、八割方クロスを挙げてくれる。トップのプレヤーは長友とのコンビネーションを練り上げる必要がある。本田は60点の出来で、もたついていた。香川はまずまずで70点の動きだった。日本選手はショートパスのスピードがやや遅いので、相手に読まれるとボールを奪われる危険がある、要注意だ。本田香川は球離れを早くする必要があるのだが、周りとのコンビネーションを実践で体得すれば、改善するだろう。

 伊野波と清武、私はメンバーに選ばなかったのだが、どうもザックの選択の方が正しかったようだ。光るプレーがあった。ザックは信頼できる実力がある指揮者だと改めて感じた。


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