駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

位負けしなかった今泉四段

2018年07月17日 | 趣味

 

 曇天だが朝から蒸し暑い、これで太陽がじりじりと照り付けたら危険な暑さになる。猛暑の地方の方々にはお気をつけくださいと申し上げるよりない。

 ジョコビッチが勝ちフランスが勝った、まあ順当という処でジョコビッチファンとフランス応援の方にはおめでとうございますと申し上げよう。錦織はジョコビッチに勝つことがタイトル獲得につながる。どうすればよいか、対策を練ってほしい。フランスにはサッカー代表には肌が黒い選手が多いではないかと指摘しておきたい。

 一昨日の将棋NHK戦は面白かった。飛ぶ鳥を落とす勢いの藤井七段に、奨励会から落ちこぼれ編入で這い上がった今泉四段が挑戦した。結果、藤井七段が生まれる前から将棋を指している四十五歳の今泉四段が十五歳の藤井七段に勝った。まさか今泉四段が勝てるとは思わなかったので驚いた。解説の糸谷さんの忌憚のない解説も素晴らしく、大いに楽しんだ。

 羽生さんを凌ぐ天才と聞いていたので、どんなものかなという気持ちで見始めた。今泉四段が臆することなく踏み込んで、やや有利になったかに見えたが自重した受けの金打ちから逆転ムードになってしまった。ところが、今泉四段迫力の駒音と時間に追われたか藤井七段が攻め急ぎ王手金取りの銀打ち食らって、再逆転してしまった。最後の端の歩打ちは余計に感じた。投げ切れなかったのだろうが、谷川流の潔さ羽生式の爽やかさが感じられなかった。

 ヘボが生意気を言うが、羽生さんには及ばないのではないか。藤井時代が来るまで生きておれるか怪しいので、大胆予測をしておきたい。将棋は将棋だけでは勝ち続けられない。これはあらゆる勝負事、そして何かを成し遂げる人生に共通して言えることだと思う。

コメント
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