あられの日記

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目黒雅叙園百段階段とは?

2016年09月10日 06時00分41秒 | 展覧会&観光施設&能楽
目黒雅叙園の展覧会に行って来ました。昨日の記事の続きです。
「百段階段」とは?…百段階段とは通称で、かつての目黒雅叙園3号館にあたり、昭和10(1935)年に建てられた当園で現存する唯一の木造建築です。食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。階段は厚さ約5センチのケヤキ板を使用。階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
昭和の竜宮城と呼ばれた目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。
平成21(2009)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。(目黒雅叙園のホームページより転載)
ってな事で、まずは百段階段の下から順に紹介します。ますは十畝の間

天井には全室に8面。本間に15面。合計23面の襖仕立ての鏡面に荒木十畝による四季の花鳥が描かれています。
黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋です。






 
室内が暗く演出されていたからかな?ピンぼけになってしまいました〜。ごめんなさい。
十畝の間を出ると、百段階段の向こうに小さな空間があります。
立入り禁止なのですが。
なので、携帯を突っ込んで撮影しました。これです。

トイレです。つーか、便所?いや厠。作りは古いけれど、とっても贅沢です。

これ、トイレの天井画です。
百段階段を上がりまして、次の部屋へ。それが本日のトップ画像を撮影した部屋、漁樵の間です。
室内は全て純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられ、彩色木彫りと日本画に囲まれた美しさは息を吞む程の絢爛豪華さです。床柱は左右ともに巨大な檜で、精巧な彫刻(中国の漁樵問答の一場面)が施されています。格天井には菊地華秋原図の四季草花図、欄間には尾竹竹玻原図の五節句が極彩色に浮彫されています。(目黒雅叙園のホームページより)展覧会終了近くに観覧に行ったせいか、展覧会のチラシが手に入らなかったので、ホームページを見ながらブログ書いてます。
 

その豪華な部屋にねぶた飾りが置いてありまして。

青森ねぶた祭りと漁樵の間のコラボです。観覧客が多く、人が入らないように撮影するにはねぶた飾りをアップする他なく…。コラボの美しさを撮影出来る構図で撮影出来ませんでした〜。無念…。
明日の記事に続きます。



上の2枚を9.13に追加しました。こちら、帰りにもう一度寄ってみました。…更に人が増えてた〜。
コメント
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