冬の寒さの中で枯れないカンスゲの葉が綺麗である。
寒菅/カヤツリグサ科/スゲ属。
山地の谷沿いに生える多年草。
名前の由来:冬に葉が枯れないスゲからこの名前が付けられた。
花期4~5月。
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一位/イチイ科/イチイ属。
寒い地方の山地に生える常緑高木。シャクノキ、アララギなどの別名がある。
むかし天皇即位の時に飛騨のこの木から作った笏(しゃく)を献上したところ、他の木より優れていることで、官位の正一位に因んで「一位」の名誉ある名前を賜った。
しゃく、建築材、鉛筆や飛騨地方の一位一刀彫の材料として知られている。
初詣の神社や結婚式で、神主が大事そうに胸に抱いているしゃくが、ほとんどイチイから作られていると思うと楽しい。
また官位に叙する叙位(じょい)については、第二次大戦の敗戦とともに一時無くなったが、昭和39年に復活している。
(国営昭和記念公園)
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サザンカ、ヤブツバキ、ユキツバキにならんで知られているのがカンツバキである。
庭、生垣や公園に密集して植えられることが多い。 寒椿/ツバキ科/ツバキ(カメリア)属。
花の少ない冬から早春にかけて咲く常緑中低木で、公園や街路の植え込みに多く見られる。日本固有の種で、サザンカの園芸種といわれている。
枝は横に広がり、葉の縁は鋸歯が目立つ。サザンカよりも遅く咲き、花は桃紅色で八重が多い。
花期:12~2月。
(多摩丘陵)
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庭、生垣や公園に密集して植えられることが多い。 寒椿/ツバキ科/ツバキ(カメリア)属。
花の少ない冬から早春にかけて咲く常緑中低木で、公園や街路の植え込みに多く見られる。日本固有の種で、サザンカの園芸種といわれている。
枝は横に広がり、葉の縁は鋸歯が目立つ。サザンカよりも遅く咲き、花は桃紅色で八重が多い。
花期:12~2月。
(多摩丘陵)
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ユキノシタ科/ヒマラヤユキノシタ属(ベルゲニア属)。
中央アジアから東アジアを原産とする常緑の多年草。
日本には明治時代に渡来したとされる。別名オオイワウチワ(大岩団扇)。寒さに強く、美しい花を咲かせるので庭先でよく見かけるようになった。
名前の由来:ヒマラヤ地方に多く自生するユキノシタなのでこの名が付いた。
花期:3~6月。
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中央アジアから東アジアを原産とする常緑の多年草。
日本には明治時代に渡来したとされる。別名オオイワウチワ(大岩団扇)。寒さに強く、美しい花を咲かせるので庭先でよく見かけるようになった。
名前の由来:ヒマラヤ地方に多く自生するユキノシタなのでこの名が付いた。
花期:3~6月。
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この季節に多摩丘陵を歩くと、光沢のある葉に囲まれて赤いヤブツバキが咲いている。大規模な宅地開発がすぐ近くまで迫っており、消滅するのも時間の問題である。
藪椿/ツバキ科/ツバキ属。
山地に生える常緑の小高木。
葉の表面は光沢があり、葉は単葉で互生し、葉の縁には細かい鋸歯がある。
丘陵の自生種で、山本周五郎の「五弁の椿」と同じ五弁の花を咲かせている。
花期12~4月。
(多摩丘陵)
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山地に生える常緑の小高木。
葉の表面は光沢があり、葉は単葉で互生し、葉の縁には細かい鋸歯がある。
丘陵の自生種で、山本周五郎の「五弁の椿」と同じ五弁の花を咲かせている。
花期12~4月。
(多摩丘陵)
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縁紅弁慶/ベンケイソウ科/クラッスラ属。
南アフリカ原産の常緑低木(多肉植物)で、流通名のカネノナルキ(金のなる木)で知られる。カゲツ(花月)の別名がある。
葉の小さいうちに茎に5円玉を通し、金がなったように見えることから金のなる木と言われ、金運を期待して人気が高い。正式な名のフチベニベンケイでは通じなくなりつつある。
花期: 1~4月。
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南アフリカ原産の常緑低木(多肉植物)で、流通名のカネノナルキ(金のなる木)で知られる。カゲツ(花月)の別名がある。
葉の小さいうちに茎に5円玉を通し、金がなったように見えることから金のなる木と言われ、金運を期待して人気が高い。正式な名のフチベニベンケイでは通じなくなりつつある。
花期: 1~4月。
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ショウジョウバカマの葉の先から小さな芽が出てきた。不定芽と呼ばれるもので、時々見かけることはあるが、たくさん出てきたのは初めてである。
(拡大してどうぞ)
種子だけでなく、葉からも増える珍しい植物である。どのような条件が揃うと不定芽がでるのか分からない。
(上の写真の小さな葉が不定芽で3ヶ見える。左上の蕾も大きくなった。) 【ショウジョウバカマへ】
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種子だけでなく、葉からも増える珍しい植物である。どのような条件が揃うと不定芽がでるのか分からない。
(上の写真の小さな葉が不定芽で3ヶ見える。左上の蕾も大きくなった。) 【ショウジョウバカマへ】
蝦夷松/マツ科/トウヒ属。
北海道に自生するマツ科の常緑針葉樹で、高さが40mにもなる。
均質、緻密なことから建築材、楽器、造園樹、盆栽など用途が広い。
この盆栽は樹齢300年というから、五代将軍綱吉の時代である。
名前の由来:蝦夷地(北海道)に生えることからこの名が付いた。
(国営昭和記念公園)
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北海道に自生するマツ科の常緑針葉樹で、高さが40mにもなる。
均質、緻密なことから建築材、楽器、造園樹、盆栽など用途が広い。
この盆栽は樹齢300年というから、五代将軍綱吉の時代である。
名前の由来:蝦夷地(北海道)に生えることからこの名が付いた。
(国営昭和記念公園)
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