高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ユズリハ

2007-01-22 11:29:21 | 樹木
二十数年前に家を建てた時に、父がお祝いに靖国神社で購入した小さな苗木を植えたもので、直径約12cmの大きさに育っている。
親から子へ、子から孫へ、子孫繁栄のめでたい木なので、我が家では玄関の両脇に、ナンテンと対で植えられている。
この木も雌雄異株で、我が家の木に実がなったのを見たことがないのは、雄株なのか、それとも相手の雌株が近くにないのか定かでない。

譲り葉/ユズリハ科/ユズリハ属。
雌雄異株の高さ10mにもなる常緑高木で、新しい葉がでると古い葉が落ち、親が子を育て、家が代々続くという縁起物の木として、正月の飾りや庭木に使われる。
雌株は花後に青緑色の実を付け、秋には熟して黒くなる。葉は長楕円形で15~20cmと大きく、茎先にまとまって付き、赤い葉柄が目立つ。
名前の由来:春に新しい葉がでると、譲るように古い葉が落ちることからこの名がついた。
花期4~5月。

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ロウバイ

2007-01-21 11:05:35 | 樹木

 

蝋梅/ロウバイ科/ロウバイ属。
古くから栽培されている高さ2~3mの落葉樹。
梅に先立って香りの良い花を下向きに付ける。よく似た名前のオウバイ(黄梅)はモクセイ科の樹木である。
名前の由来:ロウ細工に似た造花のような花を付け、花の形が梅に似ていることからこの名がついた。
花期1~3月。
(東京都薬用植物園)
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アオキ

2007-01-20 09:32:05 | 樹木
近くの山地にはアオキがたくさん自生していて、この季節になると果実が赤くなってくる。常緑のアオキを庭に植えている家も多いが、 果実を付けるのは雌株で、従って自生しているアオキの半数以上は果実が付いてない。寅太の庭の木も実が付いてないが、雄株だという自信もないので、今年は花をじっくり観察したい。


(多摩丘陵のアオキ)

  
(高尾の赤くなった果実)   (寅太の庭のアオキ)

青木/ミズキ科/アオキ属。
山地の樹林に生える雌雄異株の常緑低木で、庭木としてもよく植えられる。
楕円形で2cmほどの大き目の果実は、秋から冬にかけて赤くなる。
名前の由来:常緑で幹も緑であることからこの名が付いた。
花期3~5月。
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サイハイラン

2007-01-19 01:14:23 | 山野草
きのうは良い天気で風もなく、久しぶりに近くの多摩丘陵に出かけた。下を見ると、多摩ニュータウンの最後の区域の住宅開発工事が始まっている。
貴重なタマノカンアオイやシュンラン、キンラン、ギンランなどがたくさん生えていた自生地が、ショベルカーで無残に削りとられていく。
開発工事が進む近くに、田舎でよく見たサイハイランが、特徴ある1枚の緑の葉を出している。地味な花なので、都会では気づく人はいないと思う。


(多摩丘陵のサイハイランの葉)
 
(迫る多摩ニュータウン)   (サイハイラン花)

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ソテツ

2007-01-18 09:17:56 | 樹木

シュロは庭木や山野でよく見かけるが、ソテツを植えている家はまだ少ない。
鹿児島旅行で小さな鉢植えのソテツを買い、大きく育てることを夢見ていたが、半年程で枯らしてしまった。
ソテツが似合うのは庭の広い家なので、我が家にこの木は向かなかったのだろう。

蘇鉄/ソテツ科/ソテツ属。
温暖な地方の海岸などに生える常緑樹。幹は太い円柱状で、先端から羽状の葉をたくさん出す。
イチョウととも太古から生き残った化石植物と言っても良い。最近は観葉植物としての人気も出てきた。
名前の由来:幹が鋼のように強いとか、枯れそうなときに鉄を与えると蘇るなどの説がある。
花期6~8月。
(多摩丘陵) 
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クチナシ(盆栽)

2007-01-17 10:12:42 | 樹木
立川市の国営昭和記念公園の盆栽苑にクチナシの盆栽があった。クチナシの白い花は歌でよく知られているが、秋から冬にかけて見られる紅黄色の実も花に負けぬ存在である。

梔子/アカネ科/クチナシ属。
日本や中国に自生する、香りのよい白い花を咲かせる常緑の低木で、庭にもよく植えられている。
果実は染料や薬用に使われる。囲碁の碁盤の足はクチナシの実を模して作られ、「くちなし」と言われ、対局には助言できないという意味があるらしい。
名前の由来:果実が熟しても口をあけないことからこの名が付いた。
花期6~7月。
(国営昭和記念公園)        

   
 (クチナシの実)       (クチナシの花)

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ジュリアン

2007-01-16 13:17:46 | 山野草

ジュリアン/サクラソウ科/サクラソウ属。
日本サクラソウに対し、西洋サクラソウの代表的な園芸品種の一つ。
多年草であるが日本の夏の暑さを越せないので1年草として扱われる。冬になるとどこの園芸店でも色とりどり花が見られる。
花期:
12~4月。
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セイロンベンケイソウ

2007-01-15 10:29:39 | 山野草
植物を育てていると思わぬ勘違いがある。今日はハカラメ(葉から芽)に花が咲くことを初めて知った。
いままでハカラメは、葉から芽がでる面白さを楽しむものと思っていた。霜に弱いので、秋口に伸びた茎を切り詰め室内に取り入れていたが、これでは何年経っても花が咲かない。

セイロン弁慶草/ベンケイソウ科/ブリオフィルム属。
別名トウロウソウ(灯篭草)、ハカラメ(葉から芽)で知られている。
熱帯原産の多年草で、日本では小笠原諸島などに帰化し自生している。
茎は直立し、葉を地面に置くと縁から子芽が出てくる。冬から春にかけ秋田の竿灯に似た花を咲かせる。
花期:1~4月。
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クモマソウ

2007-01-14 10:03:52 | 山野草
花の美しさと名前に引かれてガーデンセンターで買ってきた。元は高山植物なので、高温多湿の夏が越せるか心配である。

雲間草/ユキノシタ科/ユキノシタ属。
ヨーロッパ、日本の中部や北海道の高山地帯に生える耐寒性の多年草。
草丈15~20cmで、小さな花を咲かせる。
名前の由来:雲の間から咲いているように見えることからこの名前が付いた。
花期2~4月。

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トキワイカリソウの紅葉

2007-01-13 09:15:53 | 山野草
連日の寒さでトキワイカリソウ(常盤碇草)が紅葉している。関東地区で見られるイカリソウは枯れて葉を落としているが、日本海側に生えるトキワイカリソウは、常緑を意味する常盤の名の通り一部紅葉したが枯れてはいない。
春先になると根元から新芽が伸び、白い花を咲かせる。

【トキワイカリソウへ】
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