日本の着生蘭の代表的なセッコク(石斛)が高尾山で見られる。
高尾も通い慣れてくると、代表的な山野草が見れる場所と時期がわかってくる。
セッコクは人気が高く、アケボノソウ(曙草)、ジャコウソウ(麝香草)、キバナノアマナ(黄花の甘菜)、ハナネコノメ(花猫の目)などとともに、大勢のカメラマンが訪れる。
晩春に開花するセッコクが見れるのは6号の登山路で、少し離れた高い杉の木に着生しているため、写真を撮るには望遠レンズが必要である。
私のデジカメでは如何ともできないので、双眼鏡でじっくり観察し、画像は友人の撮ったものを使わせてもらうことにする。
樹上や岩上に着生する多年草。別名チョウセイラン(長生蘭)。
葉は披針形で互生し、茎に2~3年付いている。葉の落ちた節から花茎を出し、白色または淡紅色の花を1~2個付ける。
名前の由来:中国名の石斛を音読みしてセッコクとなった。
花期5~6月。
(高尾山)
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長い望遠レンズでセッコクを撮る人、野鳥を狙っている人など、高尾にはいろいろな人がいます。
この土曜日も高尾は人でいっぱいでした。
来年は高尾山のセッコクを、年間予定に組み込んで下さい。
園芸店などで、地採りのセッコクが並んでいることがありますので、もっとすごいところもあるのでしょう。
でも高尾は登山道の脇にありますから、これほどの所はないでしょう。
あまり太い木でもないので、生育の条件がよほど良いのでしょう。
セッコクがこれほど見られるのは高尾以外でもあるんでしょうか?