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世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

読了『ディック・ブルーナ』

2024年07月08日 | 本と雑誌

『ディック・ブルーナ ミッフィーと歩いた60年』 森本俊司著/文春文庫


「ミッフィー(英語名)」「うさこちゃん(日本語名)」でおなじみ
グラフィック・デザイナーであり絵本作家であるディック・ブルーナさんの評伝。
文庫本ですがカラー特別装丁本ということで、絵本同様のかわいらしさ。
最初のページのブルーナさんの近影が、またイメージ通りで素敵。
内容も、生前にオランダでインタビューを重ねた方が書いているので、
とても詳しく、また愛情たっぷりで、読んでいてとても気持ちがよかったです。
ブルーナさんの生涯はもちろん、オランダのこともいろいろと知ることができます。
ユトレヒトやアムステルダムに行ってみたくなりました。
うさこちゃん、オランダ語では「ナインチェ」なんですね。

シンプルな線と色に込められた豊かな感性と繊細な表現。
世界中の子どもたちにうさこちゃんが愛される理由。
愛情深く、友情に厚く、それでいて信念が揺るがないブルーナさん。
どれもしみじみと読むことができました。

「ピーナッツ」のチャールズ・M・シュルツさんと
大西洋をはさんで親交があったことも知れて、なぜか嬉しい気持ちです。


コメント
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