秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
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『ダディ・ロング・レッグズ』 2014.3/16(日) マチネ

2014年03月16日 23時57分07秒 | 舞台
ずっと楽しみにしていた『ダディ・ロング・レッグズ』を、娘その2と観てきました。
クリエは“満員御礼”で、通い慣れたはずの客席は“こんなに狭かったっけ?”と思うほど、人・人・人でひしめいていました。


『ダディ・ロング・レッグズ』 2014.3.16(日) 12:30開演 シアタークリエ

ジル―シャ・アボット       坂本真綾
ジャーヴィス・ペンドルトン    井上芳雄


2012年の初演を観た時、“いい舞台だなぁ”と素直に感動した作品です。
その後すぐに再演された時は、予定も合わず(チケットも手に入らず?)観れませんでしたが、“再々演されたらぜひ!”と思っていました。

孤児のジルーシャが、自分を孤児院から救い出し(?)大学に行かせてくれたMr.スミス(ダディ・ロング・レッグズ)に宛てた手紙を読み進めながら進行していくストーリーは、実にシンプルで自然体で、確かにミュージカル仕立てなのですが、どちらかといえばストプレに歌が織り込まれた感が強くて、“これって、ミュージカルの原点復帰!?”と思うほど。最近のミュージカルって、歌いあげが強くて激しいからな~
この二人だからこそ!!と思えるほど、息がピッタリと合った井上くんと真綾ちゃん。
今回も素敵な舞台を見せてくれました

ジル―シャ/真綾ちゃん
本当に生き生きとして、快活で、感情豊かで、そして目がキラキラ
他の人を表現する声の変え方も、もちろんジル―シャとしてのセリフの(手紙の?)数々も、とっても魅力的!!
いつもはダディに敬意を払いながら、それでも心から“親愛なる・・・”と手紙を綴ってくるジル―シャが、病気で寝込んでしまい、怒りと孤独をぶつけて書いてきた手紙に、あわてて即座に花を贈るジャーヴィス。
その花束を抱きしめ表情を和らげるジル―シャがいいな。
真綾ちゃんは透明感のある歌声で、喜んだり哀しんだり、くるくると表情を変え身のこなしも軽やかで、本当に魅力的。
終盤、ジャーヴィスのプロポーズに応えられず、断わってしまったけれど、「彼のことが好き」と、手紙に書きつづるシーン・・・ジルーシャの健気さと切なさと素直さに、うるうるしてしまいました


ジャーヴィス/井上くん
これまた、役にぴったりの井上くん。
優しく、ちょっと情けなく・・・ジル―シャに対してオトナの男の“ダディ”であるはずのジャーヴィスは、その個性的でおもしろい手紙の内容に仕事も忘れて、のめり込んで行ってしまう。いつしか、本人に会ってみたい衝動を抑えられなくなって・・・
そして、ウソを重ねることへの罪悪感で日々悩むジャーヴィス。
「ダディとして、僕がジャーヴィスだと打ち明けるべきか?それとも、ジャーヴィスとして、僕がダディだと言うべきか・・・」と悩み、そうしてジル―シャの手紙に一喜一憂して、ものすごい勢いでタイプを連打する姿が、かわいい
井上くんのセリフは、基本的にジル―シャからの手紙を読んでいる設定なので、“セリフ”ではなく“手紙を読む”という形にならなくてはいけないので、たいへんそう

二人のセリフや歌声が重なり合っていくところや、お互いに送ったり受け取ったりする歌声が本当にマッチしていて、耳に心地よく、安定感&安心感があって・・・


またまた、満足のいく良質な舞台でした。

そして・・・
CD化決定!!
うれしーーー!!・・・もちろん、予約してきましたよ



コメント (4)
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