秋生のEtude

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「ミュージカル・ガラ・コンサート」 3/21(木)

2019年03月24日 16時25分53秒 | こっち向いてアッキー
この手のコンサートは最近すごく増えてきていて・・・でも、私は諸般の事情(?)から、極力避けてきたのでした。
でも・・・なぜ、「行こうかな」と決めたかというと、ズバリ!!

このメンツ!!
メインは、アッキー、藤岡くん、万里生くん。
そして、後のお二人は存じ上げなかったけれど、実際に聴いてみたら、もう最高に素晴らしい!!
と、いうわけで・・・


カレッツかわさき×神奈川フィルハーモニー管弦楽団「ミュージカル・ガラ・コンサート」 2019.3.21(木)16:00開演 カレッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)ホール

出演   中川晃教、田代万里生、藤岡正明、笛田博昭、宮本益光
指揮   阿部未来
管弦楽  神奈川フィルハーモニー管弦楽団
コーラス 昭和音楽大学ミュージカルコース

広くきれいな舞台にはフルオーケストラ。
オープニングはモーツァルトの交響曲25番。(神奈川フィルのあいさつ代り?)
今日の席は、2階の1列目だったのだけど、会場いっぱいに響き渡るその音を聴いた瞬間に〝なんかいいかも”と思った。
そして、ほどなくして、あの聴きなれた『M!』のピアノ前奏が始まり、アッキーが登場。
「僕こそ音楽」私の頭の中にはいつかの帝劇の、あの舞台の情景が甦ってきて・・・そこにはすぐそばに小さなアマデを見ながら歌う、若々しいヴォルフの姿が見えてくる。
次は、万里生くん。観ていないけれどすぐに〝フェルゼンだぁ!”とわかりました。なんて真面目できれいな声。
3番目は、藤岡くん。日焼けした顔に真っ白な靴が目立つ(そこ?)
お歌は、英語で「マリア」
ああ、上手いなぁ。なんて素晴らしい声。
その後は、オペラ歌手の笛田さん。体格も堂々としていて・・・なんと、生声で!!ノーマイクでもオケに負けてないのはさすが!!
アッキーと藤岡くんで『グレイテスト・ショーマン』から二人で。いつか『GB』で一緒に歌ってたけど・・・やっぱり贅沢なデュオだわ~
聴きなれた前奏が流れ、万里生くんが「夢やぶれて」・・・男性の声で聴くファンティーヌは、なんだか新鮮。
そして、やっとお歌で登場の宮本さんは「スターズ」を。
力強く雄々しいジャベールでした。役にピッタリのお声。感情もしっかり入っていて、演技派だなぁと思った。

そもそもが宮本さんの後輩である万里生くんに話がきて、万里生くんがアッキーと藤岡くんを引き込んだらしい。
宮本さんと笛田さんから見ると、ミュージカル歌手というのはすごくびっくりな存在らしく、「いえいえ、とはいってもいろいろなタイプがいますから」と3人を分類。アッキーは「自由人担当です。・・・天才的な役が多いかな」と。万里生くんは「貴族担当だよね」と藤岡くんにツッコまれ、当の藤岡くんは「俺は、労働者担当だから」(笑)
・・・たしかに、三者三様で面白いよね。
逆に、「お二人は?」と聞かれた宮本さんは「僕は、殺し屋とか」笛田さんは「王子役が多いです」(ここでちょっと笑いが・・・)よく分からないけど、バリトンとテノールだとおおよそそうなるのか

その後も、アッキーはあの「偉大な生命創造の歴史が始まる」を歌いあげ・・・その迫力といったら!!(この曲って、やっぱりフルオケで聴くとすっごい合ってるし、迫力が増すわぁ)たぶん、初めてアッキーの歌声を聴いた人は、度肝を抜かれた、と思う。
その後に登場した藤岡くんは、昭和音大のお姉さんたちのコーラスを従えて、『グレイテスト・ショーマン』の「ディス・イズ・ミー」を。
これまた、なんともいえない盛り上がり。そして、聴くたびに藤岡くんの歌の上手さに感動してしまう。 
万里生くんは、「サンセット大通り」を。なんとも雰囲気のある曲。キザっぽくて素敵だった(褒めてます)
1部最後の曲の前に、急病人が出るというアクシデントが起こり、藤岡くんとアッキーが指揮の阿部さんを交えて場をつなぐという急なMCがありましたが・・・
ラストは、聴きなれた「君の瞳に恋してる」は、英語と日本語が混ざりあった状態で盛り上がり・・・
もうここまで聴いただけでも120%満足のコンサートでした。

そして、2部は、色とりどりのドレスで踊りながらの昭和音大のお姉さんたちの「Be our guest」から始まり、笛田さんの『蝶々夫人』からのピンカートンのお歌。
そして、あの『ミス・サイゴン』の壮大なオーバーチェアが始まって・・・藤岡くんの「神よ、何故?」
・・・もう、懐かしくて、上手すぎて、気がついたらあの舞台をもう一度観ているような感覚に陥って、胸が苦しくなってきた・・・涙まで出てきたよ・・・
何だろう、この感じ。ミュージカルの曲って、本当に時折、その1曲だけでその世界に連れて行かれてしまうことがある。
アッキーもそうだったけれど、本当にその世界感を一瞬にして再現できちゃう人ってすごい!!
そして、後に続く万里生くんはまさかの猫!!
しっとりと「メモリー」で来る?と思いきや、まさかの!!
「スキンブルシャンクス」って、あの『キャッツ』の中でガラクタ集めて機関車作るシーンの曲だよね?楽しかった~
続く笛田さんは、今度はマイクありのオペラ曲?人の歌声って美しいなぁと、実感しました。
宮本さんは『ジキハイ』の「時は来た」を。包容力があるというか、すごく聴きやすくて安定感のある歌声。

オペラの二人は、普段と違うメンバーとのコンサートにすごく戸惑いと刺激を受けているらしく、二人のトークの中で、「ミュージカルの人たちって、本当によくしゃべるよね」とか「中川さんなんて、アッキーとか呼ばれてるんだって」とか。
「では、僕らも・・・」と、みんなから呼ばれてみたいと・・・「ひーろー」と「まーくん」と呼ばれて照れるお二人が可愛かった


その後、アッキーが「殺しのシンフォニー」を。久々に聴いたなぁ。う~~~ん。ただ、私の個人的な感想としては、これはやっぱり山本くんの歌なんだけどね・・・
意外だったのは、藤岡くんの「泣かないでアルゼンチーナ」私、この『エビータ』の舞台を、もう何十年も前に、四季の初演で観ましたが(ちなみにエビータは久野綾希子さん、チェは市村さん)聴いているうちに、だんだんと藤岡くんが大統領のように見えてきた(笑)そのくらい説得力がある歌声でした。
そして、これまた、本当に久々に聴いた「闇が広がる」万里生ルド&宮本トート!!
すごくバランスが良くて、満足できる「闇広」でした。万里生くんの生ルドルフは、たしか石丸トートの時だったかな。その時も、〝あ、先輩と共演だ”と思ったけど、宮本さんもそうらしい。宮本さんはすごくトートに似合っていてやっぱり、トートってこのくらいオトナの余裕な感じがほしい、と思ってしまった・・・(いえ、誰と比べているわけではありませんが
大ラストは、『オペラ座』から「The Music of the Night」
これは、5人がそれぞれに歌い、歌声はたっぷり堪能したけれど、なにやら変なカップルが出来上がってきて、笑いの渦の中で幕を閉じる、という結果に。

アンコールは、王道の『レミゼ』から「民衆の歌」
本編の舞台でも締めくくりはこの曲で、いつも涙しながら聴く曲です。
たった5人といえども、これほどの歌ウマな方々に歌われると、迫力があって、なかなか味わい深いものがありました。

オーケストラの迫力ある演奏に負けない歌声、けれど本当にバランスが良くて選曲もほぼパーフェクトでした。
男性だけ、というのも良かったなぁ。
とにかく、納得のいく大満足のコンサートでした。




【セットリスト】
第一部
モーツァルト 交響曲第25番 第一楽章
1.  僕こそ音楽(ミュージカル『モーツァルト!』より)
2.  プロローグ、マリー・アントワネット(ミュージカル『マリー・アントワネット』より)
3.  マリア(映画『ウェスト・サイド物語』より)
4.  君こそ我が心のすべて(オペレッタ『微笑の国』より)
5.  The Other Side(映画『グレイテスト・ショーマン』より)
6.  夢やぶれて(ミュージカル『レ・ミゼラブル』より)
7.  スターズ(ミュージカル『レ・ミゼラブル』より)
8.  偉大な生命創造の歴史が始まる(ミュージカル『フランケンシュタイン』より)
9.  This Is Me(映画『グレイテスト・ショーマン』より)
10.  サンセット大通り(ミュージカル『サンセット大通り』より)
11.  君の瞳に恋してる(ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』より)

第二部
1.   ひとりぼっちの晩餐会(ミュージカル『美女と野獣』より)
2.   さらば、愛の家よ(オペラ『蝶々夫人』より)
3.   神よ、何故?(ミュージカル『ミス・サイゴン』より)
4.   スキンブルシャンクス(ミュージカル『キャッツ』より)
5.   Caruso(カンツォーネ)
6.   This is the Moment(ミュージカル『ジキル&ハイド』より)
7.   殺しのシンフォニー(ロックオペラ『モーツァルト』より)
8.   Don't cry for me,Argentina,(ミュージカル『エビータ』より)
9.   闇が広がる(ミュージカル『エリザベート』より)
10.  The Music of the Night(ミュージカル『オペラ座の怪人』より)

アンコール
民衆の歌(ミュージカル『レ・ミゼラブル』より)


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4 コメント

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Unknown (tiro)
2019-03-31 00:08:42
これ行きたかったのですが、諸般の事情(っていうか仕事)で諦めました。
なので、様子知れて嬉しいです!
返信する
Unknown (あいらぶけろちゃん)
2019-03-31 13:19:16
ステキなコンサートだったようですね✨(*^^*)
聴きたかったな~。
オーチャードホールでのワイルドホーンコンサートに行ってきましたが、出演予定者がインフルエンザで登板できなかったこともあって満足にはちょっぴり欠けました(^_^;)
城田くんの爽やかな「時はきた」は聴けて良かったです♪

曲の力を感じつつも、歌い手の力量や芝居心も重要ファクターだよな~としみじみ思いました(^^)d
返信する
120% (秋生)
2019-04-01 00:35:37
tiroさん

ものすごく満足できるコンサートでした。
本当に歌唱力のあるメンバーとフルオケが合体して作り上げる音楽は、最高でした。
返信する
醍醐味 (秋生)
2019-04-01 00:42:32
あいらぶけろちゃんさん

歌の上手い人はたくさんいますが、一瞬で物語に
引き込まれるようなドラマチックな歌声に出会うと、ワクワクしてしまいます。
これぞ、ミュージカルの醍醐味!?
本当にいいコンサートでした。
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