秋生のEtude

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「愛の讃歌」~Hymne a l'amour ~

2011年11月08日 00時41分57秒 | 音楽
外国の曲を聴いた時って、英語にしてもフランス語にしても、私には意味が分からないので・・・たとえば悲しい内容でも陽気に明るく歌われたらそういう印象を受けるし、また逆のこともあり
もちろん、本来はそのままの原曲で聴いた方がいいと思いますが、訳されて日本語で聴いた時は、その歌詞ってとても、かなり、重要なのです
それは歌に限ったことではなくて、舞台の上のセリフでも同じことです。
言葉の意味や言い回し、そのちがいですごく解釈が変わってしまう・・・あたりまえのことですが、そんなことをこの舞台『ピアフ』を観ながら感じました。

あまりに有名なピアフの代表作「愛の讃歌」。

・・・今まで聴いてきた「愛の讃歌」(訳詞:岩谷時子さん)は、結婚式の定番BGMでもあり、愛することの喜びにあふれ幸せの絶頂(?)を感じる曲、というイメージだったのですが・・・
舞台で聴いたしのぶ@ピアフのこの曲は、歌詞が少しちがっていてなんだかまったくちがったイメージで新鮮だったのです。
愛することを喜ぶ・・・その通りではあるけれど、もっと、こう、なんだか切迫した感じ。その上、愛の高まりというか、すべてを超越したかのような崇高な強い想いを感じて、身震いする感じでした。

この歌は、ピアフが生涯で最も愛した人・マルセル・セルダンに向けて創られたそうです。
彼は、船でピアフの元へ向かう予定を変更して、飛行機事故で生命を失い・・・
そして・・・ピアフは親しい友に言っていたそうです。

「彼は、永遠にあの空で私を待っていてくれる。私の望みは彼に会うことだけ。だから死ぬのは少しも怖くはないのよ。」

・・・このエピソードを知って、すごくこの歌の歌詞に納得してしまいました



舞台で大竹しのぶ@ピアフが歌っていた「愛の讃歌」は、これです。(娘その2が調べてくれました


たとえ空が落ちて 大地が崩れても
怖くはないのよ あなたがいれば
あなたの熱い手が 私に触れるとき
愛の喜びに私は震えるの

あなたが望めば 世界の果てまで行ってもいいわ
髪の毛も切るの 家も捨てるわ 友達さえも
祖国も裏切る 怖いものはない あなたがいれば
あなたの他には何にもいらない この命さえも

いつかあなたが去り 死んでしまっても
嘆きはしないわ また会えるから
私にも死が訪れ 青い空の向こうで
愛し合う二人は二度と離れない

神は結び給う
愛し合う二人を…
(訳詞:松永祐子さん)




「愛の讃歌」エディット・ピアフ





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