やっと、やっと、私の『レミゼ』の幕が開きました。
思い出せば、2006年4月・・・ひと月に4回、すべてのバル、ジャベ、アンジョ、マリに会いに行った、暴走ノン・ストップ舞台『レ・ミゼラブル』
ああ、一年ぶりにやっと会えた・・・
2007.6.30(土) 17:00 帝国劇場
ジャン・バルジャン 今井清隆
ジャベール 石川禅
エポニーヌ 知念里奈
ファンテーヌ シルビア・グラブ
コゼット 辛島小恵
マリウス 山崎育三郎
テナルディエ 駒田一
テナルディエの妻 森公美子
アンジョルラス 岸祐二
♪ジャ、ジャ~ン、ジャ、ジャ~~ンとあのお決まりの音楽を聴いた途端・・・なぜか身震いが。
とりあえずは、新キャストの感想ですが・・・
禅さんジャベール
とにかく、あのおやさしかったルイ16世がどんなジャベになるのか・・・
興味深々
さすがについこの間まで国王だったお方です。堂々としてます。もみ上げがちょっと怖いです。そしてなんといってもいいお声です。
「対決」では今井バルを押さえる様にして、歌声では一歩も譲りません。(話の流れとしてはやられちゃうんですが・・・)
「ジャベールの介入」でのバルジャン親子をかばって心配する場面は、熱い人情家?な親分っぽい雰囲気が。刑事(けいじ)というより刑事(デカ)と呼びたいような・・・
『っんんゴミを始末しろ~っ・・・』は気合充分。力が入ってましたね~
バリケードで縛られたままバルジャンと出会うところは、ほんとに悔しそうで、バルを挑発する場面は、自嘲気味でお笑いになったりして。
・・・熱いジャベ(ちょっと見た目は暑苦しいといったほうが・・・)
「スターズ」は聴かせてもらいました。とにかく基本的にお声が良過ぎて(?)感動です。
この日は2階席だったので「自殺」もたいへん美しく、渦に呑み込まれて行かれましたとも。
山崎マリウス
実は、制作発表時、F4マリ’S(勝手に呼ばせてください)が揃って歌う「カフェ・ソング」を聴いた時から、注目していた育三郎マリ。
・・・若いのに低音の渋い感じが気に入っていたのです。
舞台の上で聴くと、思っていたより素直な若者のお声、見た目も小柄で純粋な男の子という感じ。でも、とっても落ち着いていて安定したマリウスでした。
・・・純だからこそ革命にも夢中になるし、コゼットへの想いも純粋で真っ直ぐ。
・・・ただ、あのちょんと結わえた髪が、位置がビミョウ・・・
「赤ずきんチャチャ」のリーヤを思い出してしまった・・・
「カフェ・ソング」は悲しみをこらえるように歌っていて、胸が苦しかったなぁ。
山崎マリ・・・よかったです。今後も見ていきたいマリウスです。
小恵コゼット
・・・というより、辛島さん、と呼びたくなるような・・・
お嬢様っぽいです。美しいお声をしてました(音楽学校の声楽科を首席で卒業したというのが納得できる)お上品なコゼットでした。
知念ちゃんエポニーヌ
う~~~~~~ん。・・・・・
ごめんなさい!!・・・好みに合わないエポってはじめてかも。
いえいえいえ、一生懸命なのはすご~~く伝わってくるのです。
お声だってきれいだし、お歌だって上手い。
なのに・・・あの高音がなぜだかキーンキーンと響いてきて、「プリュメ街」の三重奏は・・・不協和音!?・・・
ひとりで歌う部分はまだいいのですが・・・「オン・マイ・オウン」で泣けなかったのってはじめて
なぜだろう・・・去年のコゼットの時はそんな風に感じなかったし、むしろ好きなコゼットだったのに。
今井バルジャン
あの父性にあふれた美しいお声を聴いた瞬間から「ああ~『レミゼ』だわ~~」と感動。
無骨なオヤジっぽさもいいです。マリウスの手紙を読みながら“君の恋人・・・”でよろけそうになるほどのショックを受ける今井バル。
そのマリウスをバリケードの中で見つけてもう、目が釘づけになってしまうところもツボ。ジャベールに語りかけるように歌う♪ちがう~それは、ちがう~・・・までもがやさしくて・・・
モチロン、「彼を帰して」堪能しました。
シルビアファンティーヌ
あいかわらず、落ち着いてるなあと(笑)
この歌声を聴いていると、ファンティーヌって、本当に世間知らずなお嬢さまだったのが、悪い男にひっかかったがゆえに、本当に転落・最悪・どん底の人生だったんだなと思えてしまう・・・
駒田テナルディエ&モリクミテナルディエ夫人
濃~~いですね。あいかわらず二人が競うようにして腹黒いのよね。
駒田さんのダミ声・・・実は結構好き。「宿屋の主人の歌」ここは歌ってる内容はダークでも、めちゃ楽しいです。私もまざりた~~い!!
岸アンジョルラス
うわわわ~~っ!!かっこいいよう・・・
リーダーっぷりがさらに上がった!?ような・・・岸アンジョがレッド・フラックを握りしめてこぶしを振り上げると、なんてったって背が高いので、みんなの頭上よりもさらに高い位置ではためいて・・・そりゃあ、素敵なんですってば
エポを失ったマリウスを包み込むように、肩を抱く岸アンジョのアニキぶり、そしてバリケードの真上に立つ岸アンジョの広い背中を見ていると・・・ああ~~っ!!私もついて行きたい、どこまででも・・・
と、思ってしまうのですよ(←もうビョウキ)
バルジャンが「彼を帰して」と歌い、その終わり間際に涙をぬぐうしぐさ(向こう向きで見えないので想像)をしていたのがツボでした。みんなのリーダーといえど一人の人間・・・もしあれが涙なら・・・彼は、何を思って涙を流したのかしら、と想像してしまいました!!
自分たちがたとえ見捨てられても、祖国を守るために、たとえ死んでも・・・
・・・ああ、なんて孤高なアンジョルラス・・・です。
噂に聞いていた演出部分の変更。
いろんな意味で、説明的な気がして・・・
はじめての人には、この方がわかりやすいのかな。
でも、やっぱりガブローシュの最期の場面は去年までの方が好きかも。
あの言葉には、きっと深い意味があるのだろうと思いますが、この場では、それは考えたくない・・・
それに、アンジョが死んでしまった場面、舞台が回転するとガブもそのままで(当然といえば当然だけど)・・・まるでシンクロ!?
・・・構図的にあんまりいい気分じゃなかったです。
アンサンブルさんたちが若返ったことで、雰囲気がちょっと変わりました。
この日のフイイは、楽しみにしていた松原剛志さん!! (『タイタニック』参照)
ああ~いいお声だわ~あと何回、この♪悔いはしないな~たとえ倒れても~・・・が聴けるかしら。楽しみ楽しみ。
『レ・ミゼラブル』なんて素晴らしい舞台。
・・・そして、実は・・・明日に続くのでした。
思い出せば、2006年4月・・・ひと月に4回、すべてのバル、ジャベ、アンジョ、マリに会いに行った、暴走ノン・ストップ舞台『レ・ミゼラブル』
ああ、一年ぶりにやっと会えた・・・
2007.6.30(土) 17:00 帝国劇場
ジャン・バルジャン 今井清隆
ジャベール 石川禅
エポニーヌ 知念里奈
ファンテーヌ シルビア・グラブ
コゼット 辛島小恵
マリウス 山崎育三郎
テナルディエ 駒田一
テナルディエの妻 森公美子
アンジョルラス 岸祐二
♪ジャ、ジャ~ン、ジャ、ジャ~~ンとあのお決まりの音楽を聴いた途端・・・なぜか身震いが。
とりあえずは、新キャストの感想ですが・・・
禅さんジャベール
とにかく、あのおやさしかったルイ16世がどんなジャベになるのか・・・
興味深々
さすがについこの間まで国王だったお方です。堂々としてます。もみ上げがちょっと怖いです。そしてなんといってもいいお声です。
「対決」では今井バルを押さえる様にして、歌声では一歩も譲りません。(話の流れとしてはやられちゃうんですが・・・)
「ジャベールの介入」でのバルジャン親子をかばって心配する場面は、熱い人情家?な親分っぽい雰囲気が。刑事(けいじ)というより刑事(デカ)と呼びたいような・・・
『っんんゴミを始末しろ~っ・・・』は気合充分。力が入ってましたね~
バリケードで縛られたままバルジャンと出会うところは、ほんとに悔しそうで、バルを挑発する場面は、自嘲気味でお笑いになったりして。
・・・熱いジャベ(ちょっと見た目は暑苦しいといったほうが・・・)
「スターズ」は聴かせてもらいました。とにかく基本的にお声が良過ぎて(?)感動です。
この日は2階席だったので「自殺」もたいへん美しく、渦に呑み込まれて行かれましたとも。
山崎マリウス
実は、制作発表時、F4マリ’S(勝手に呼ばせてください)が揃って歌う「カフェ・ソング」を聴いた時から、注目していた育三郎マリ。
・・・若いのに低音の渋い感じが気に入っていたのです。
舞台の上で聴くと、思っていたより素直な若者のお声、見た目も小柄で純粋な男の子という感じ。でも、とっても落ち着いていて安定したマリウスでした。
・・・純だからこそ革命にも夢中になるし、コゼットへの想いも純粋で真っ直ぐ。
・・・ただ、あのちょんと結わえた髪が、位置がビミョウ・・・
「赤ずきんチャチャ」のリーヤを思い出してしまった・・・
「カフェ・ソング」は悲しみをこらえるように歌っていて、胸が苦しかったなぁ。
山崎マリ・・・よかったです。今後も見ていきたいマリウスです。
小恵コゼット
・・・というより、辛島さん、と呼びたくなるような・・・
お嬢様っぽいです。美しいお声をしてました(音楽学校の声楽科を首席で卒業したというのが納得できる)お上品なコゼットでした。
知念ちゃんエポニーヌ
う~~~~~~ん。・・・・・
ごめんなさい!!・・・好みに合わないエポってはじめてかも。
いえいえいえ、一生懸命なのはすご~~く伝わってくるのです。
お声だってきれいだし、お歌だって上手い。
なのに・・・あの高音がなぜだかキーンキーンと響いてきて、「プリュメ街」の三重奏は・・・不協和音!?・・・
ひとりで歌う部分はまだいいのですが・・・「オン・マイ・オウン」で泣けなかったのってはじめて
なぜだろう・・・去年のコゼットの時はそんな風に感じなかったし、むしろ好きなコゼットだったのに。
今井バルジャン
あの父性にあふれた美しいお声を聴いた瞬間から「ああ~『レミゼ』だわ~~」と感動。
無骨なオヤジっぽさもいいです。マリウスの手紙を読みながら“君の恋人・・・”でよろけそうになるほどのショックを受ける今井バル。
そのマリウスをバリケードの中で見つけてもう、目が釘づけになってしまうところもツボ。ジャベールに語りかけるように歌う♪ちがう~それは、ちがう~・・・までもがやさしくて・・・
モチロン、「彼を帰して」堪能しました。
シルビアファンティーヌ
あいかわらず、落ち着いてるなあと(笑)
この歌声を聴いていると、ファンティーヌって、本当に世間知らずなお嬢さまだったのが、悪い男にひっかかったがゆえに、本当に転落・最悪・どん底の人生だったんだなと思えてしまう・・・
駒田テナルディエ&モリクミテナルディエ夫人
濃~~いですね。あいかわらず二人が競うようにして腹黒いのよね。
駒田さんのダミ声・・・実は結構好き。「宿屋の主人の歌」ここは歌ってる内容はダークでも、めちゃ楽しいです。私もまざりた~~い!!
岸アンジョルラス
うわわわ~~っ!!かっこいいよう・・・
リーダーっぷりがさらに上がった!?ような・・・岸アンジョがレッド・フラックを握りしめてこぶしを振り上げると、なんてったって背が高いので、みんなの頭上よりもさらに高い位置ではためいて・・・そりゃあ、素敵なんですってば
エポを失ったマリウスを包み込むように、肩を抱く岸アンジョのアニキぶり、そしてバリケードの真上に立つ岸アンジョの広い背中を見ていると・・・ああ~~っ!!私もついて行きたい、どこまででも・・・
と、思ってしまうのですよ(←もうビョウキ)
バルジャンが「彼を帰して」と歌い、その終わり間際に涙をぬぐうしぐさ(向こう向きで見えないので想像)をしていたのがツボでした。みんなのリーダーといえど一人の人間・・・もしあれが涙なら・・・彼は、何を思って涙を流したのかしら、と想像してしまいました!!
自分たちがたとえ見捨てられても、祖国を守るために、たとえ死んでも・・・
・・・ああ、なんて孤高なアンジョルラス・・・です。
噂に聞いていた演出部分の変更。
いろんな意味で、説明的な気がして・・・
はじめての人には、この方がわかりやすいのかな。
でも、やっぱりガブローシュの最期の場面は去年までの方が好きかも。
あの言葉には、きっと深い意味があるのだろうと思いますが、この場では、それは考えたくない・・・
それに、アンジョが死んでしまった場面、舞台が回転するとガブもそのままで(当然といえば当然だけど)・・・まるでシンクロ!?
・・・構図的にあんまりいい気分じゃなかったです。
アンサンブルさんたちが若返ったことで、雰囲気がちょっと変わりました。
この日のフイイは、楽しみにしていた松原剛志さん!! (『タイタニック』参照)
ああ~いいお声だわ~あと何回、この♪悔いはしないな~たとえ倒れても~・・・が聴けるかしら。楽しみ楽しみ。
『レ・ミゼラブル』なんて素晴らしい舞台。
・・・そして、実は・・・明日に続くのでした。
明日も~♪ 楽しみです。
それはそうと、先日観劇のおり山崎くんに握手してもらって、ずっと応援します!と神さまに誓ってきました(笑)
背は低く見えないのですが、非常に細くて同じ人間か!とわが身が恥ずかしかったデス・・・(泣)
禅さんのジャベは、他のジャベとは何かが違います。
結構、好きかも・・です。
それに、岸アンジョ♪
うたも、上手くなられたような気がします。
実は、私の現在のイチオシアンジョです。
あ・・圭吾さんの次にですけどね。。。(笑)
自分のレポではその良さを全然上手く書けなかったので
秋生さんのレポを読んで、そうそう!
とかなり納得してしまいました。
私も岸アンジョにはついていきたい!
と思いました。
すごく熱いリーダーですよね☆
禅ジャベは8月までお預けなのですが、ますます観たくなってしまいました
またコゼットやってくれてもいいなあ、
なんて思ってしまいました(^^ゞ
新キャスト、禅ジャベだけ8月まで未見なので、
レポでいろいろ想像できて楽しかったです。
本当は6月の半ばに最初に会えるはずだった禅さんジャベ、でした。
・・・♪我慢~できない~(笑)
というわけで会ってきましたが・・・本当に七変化するお方ですね~
SPの“禅さんマリ”はどうなるのかと、楽しみだったり心配だったり
>山崎くんに握手してもらって
きゃ~セルゲイさんったら、なんて有意義な遠征を・・・
山崎マリは素直そうなところがいいと思います。
お坊ちゃまっぽいし、お上品だし。
禅さんジャベ・・・私も気に入ってます。
なんといってもあの「スターズ」はホレボレ耳福でしたよ。
岸アンジョはそこにいるだけでオーラがあるような・・・
・・・そうそう、私も家で聴いているのは吉野アンジョなので、ついバリケードの上に立つ吉野アンジョを想像してしまいます
山崎マリ、期待以上でした。
観た方の感想に多かった、「なにげに岡田マリの雰囲気がある?かも」は・・・たぶんミョウなりきみがなく、のほほ~んとした感じが自然でそんな気がするのかも。
「カフェ・ソング」の切々とした歌声はよかったな~
岸アンジョ・・・実は、あの広い背中が私の一番の“萌え~”ポイントだったりして
・・・大好きだったんですよ、かわいくて・・・知念ちゃんのコゼット。
私の中では、エポのイメージとちょっとちがうんだよなぁ~
上手く表現できないけど・・・
30日同じ日にご覧になっていたのですね~♪
禅ジャベすでに4回!(爆)
この日の公演は、と~ても熱い公演だと
思いませんでしたか?
育マリも、素直な印象があって演技も進化
して来ています。
なんと実は育マリと握手など・・・(ボソッ)
ほんとに細い育マリでした!
同日の記事TBさせていただきますね
お久しぶりです。
同じ空間にいたのですね♪
>禅ジャベすでに4回!(爆)
わお~~っ!さすが熱いジャベを追いかけるhattiさん・・・も熱い!!
たしかに、この日はジャベの場面になると身を乗り出すお嬢様や奥様が多かった気がします(笑)
「星よ」本当に聞き惚れてしまいました
育三郎マリ、成長過程ですから~
今後も楽しみなマリウスです。
TBありがとうございました!!