秋生のEtude

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『風林火山』 第2回 「さらば故郷」

2007年01月14日 22時59分16秒 | 大河『風林火山』
15年ぶりに帰った故郷・三河牛窪。
武田の直臣(赤部)の首を手土産に今川への仕官を望む勘助は、養父・大林勘佐衛門に再会。
しかし、勘助が家を出たあと、跡取りとなる実子が生まれ、勘助は居場所を失ってしまう・・・

なんだか、切なかったです。
故郷に帰り、喜びに満ちて訪ねた養父との再会もつかの間、いろいろな事情がわかっていき、自分の居場所がないことを知っていく勘助の失望の表情。
幼い頃を思い出す勘助・・・その不自由な身体のために出家を余儀なくされ、養父の情けによって救われる・・・本当はとても情に厚い、いい養父(笹野高史)なんです。だからこそ「・・・それがし、大林の名をきっぱりと捨て申した。」と言うしかない。
その養父を思い「・・・ただ一度の孝行ができたのであれば・・・」と寂しげに微笑む勘助・・・見ている私のほうがつらいよ~
そのうえ実の兄に命さえ狙われ、せっかく帰った故郷に決別するしかない勘助・・・
ああぁ、切ない。・・・ちょっと、胸も苦しい。

先週、くるくると表情を変え、いろいろアクティブな顔を見せてくれた内野勘助ですが、今回はとっても静かで、思いの深い部分を見せてくれました。
う~~ん、すごいな。勘助の心の傷から流れ続ける“哀しみ”を感じました。

そして、もうひとり。・・・実の父から疎まれる聡明な息子がひとり。
後の信玄(=勝千代)と、その父・武田信虎。こちらも結構つらい。
実の親子でも相性というのがあるんでしょうね。
でも、信虎、あからさまにいじわる



男は、こんなふうに大人にならなきゃいけないんだろうか・・・
・・・つらいな・・・

コメント (8)
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