秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
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映画 『ハミングライフ』

2007年01月27日 21時17分29秒 | 井上くんらぶ
東銀座の新橋演舞場から新宿三丁目のテアトル新宿へ。
ハイ、この日はダブルヘッダーでした。
新橋演舞場へ行くときも30分ほど迷い、新宿でもかなーりー迷い(暗くなっていて目標物がわからず)たどり着くまでにヘトヘトでした。


映画 『ハミングライフ』 2007・1・26(金)21:20 テアトル新宿

西山茉希、井上芳雄、佐伯日菜子、辛島美登里ほか



前売り券を手に入れた時は、上映時間にまったく気づいていなくて、一時は見るのをやめようかと、本当にあきらめていました。
いろいろ事情はあるにせよ、なんでこんな時間にしか上映してくれないんだ!と、関係各所にちょっと
それでも今日は、この日は金曜の夜、ということでまだいつもよりはたくさんの人が見に来ていたようです。
(映画館の人曰く、舞台挨拶のあった初日から今まで、218席の席が満席になったことはないんだそうです)・・・なんだかな~せっかくの映画をそんな時間で上映するから・・・ぶつぶつ。



さて、映画の中身は・・・
ほのぼのとしておとぎ話のようでもあり、主役の女の子はかわいくて好感がもてました。
お目当ての映画初出演!の井上くんは・・・
いつもの王子ではなく?ごくごく普通の男の子を演じていて、保父さん?という役でピンクのエプロンしてました
う~ん、でも正直、井上くんが映っている場面より、手紙を読んでいるその声のほうに反応してしまった・・・
だって歌う時よりもちょっと低めの透明感のある声が・・・すごく聴き心地がよくて素敵だったんだもん

・・・ああ~つくづく私は井上くんの声が好きなんだわ~

最後の最後にやっとふたりが偶然、出会うシーンはなかなかかわいかったです。それぞれにかわいがっていた犬のドドンパ(この名前ってどうなの?)がふたりを引き会わせるように・・・。
それこそ、ちょっと胸きゅんシチュエーション?
・・・そうそう、エンドロールのふたりを描いたイラストがかわいかったな~なにげにそっくりだったりしてね。うふふ






コメント (12)
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『朧の森に棲む鬼』 1/26 (金) マチネ

2007年01月27日 17時44分12秒 | 舞台
いろいろな方々の好評を聞いてはいたものの、予定が立たず、まったく予定になかった舞台でした。
でも、ここへきて突如、「悪い男」×「エンターテイメント!」というキーワードが、私の心情バイオリズムと、ドンピシャと重なってしまい・・・


劇団☆新感線『朧の森に棲む鬼』 2007.1.26(金)12:30 新橋演舞場

ライ         市川染五郎
キンタ        阿部サダヲ
ツナ         秋山菜津子
シュテン       真木よう子
シキブ        高田聖子
ウラベ        粟根まこと
サダミツ       小須田康人
イチノオオキミ    田山涼成
マダレ        古田新太


オボロの森で魔物たちに出会い“この国の王になる”ことを望み、その命と引き換えに取引するライ。
・・・「おもしれえ」
それから頂点に上り詰めるためには仲間を裏切り陥れ、その口先から出る真っ赤な嘘と、その言葉通りに動く“オボロの剣”で次々と邪魔な者を切り殺していくライ。狂気と野心と欲望が交錯し、暴走していくライ。
その先にあるものは・・・



・・・一言で言ってしまうと
すっごい舞台・・・!!
そんでもって、なんなの!これ!?
・・・きゃーーっ!カッコいいーーっ!!
ワルなのに!主人公のライは、すっごく心底ワルなのに・・・!!

新感線お得意の激しい音響、光のシャワー、のっけから圧倒されました。
とにかくなんといっても舞台が美しい!舞台美術から目がくぎ付け。
朧の森(=どよんとした、なんか出てきそうな不気味な感じ)も雰囲気あったし、
照明の効果も絶大。
もちろん登場人物も魅力的、最大限の持ち味を引き出していて、それぞれがはまり役でした。


ライ・市川染五郎
・・・ホントのところ、実は染五郎さん、苦手だったのです。おきれい過ぎて・・・(汗)
整いすぎてておもしろくないんじゃないか、とさえ思っていたのです(大汗)
でも・・・心底ワルの、悪五郎、もとい染五郎さんは・・・すっごくカッコよかった!!ほれぼれ~
(もしかして・・・私の基準、なにかがちがう??)
言葉巧みなウソを並べ立てオボロの剣を操って、どんどんのし上がっていくライ。
そのたびごとに、衣装も佇まいも態度も口調も、立派&横柄&傲慢になっていくのがわかりやすくて、見応えがあって。うまいよな~
最後の、威張り散らしてるあたりなんかゾクゾクするほど・・・(あれ?私ってMだったっけ?)
女性を相手に(どっちかといえば)力任せに絡むラブシーンも艶っぽくて納得できちゃったりして、ドキドキ。
最初は弱いという設定ゆえに、へっぴり腰だったはずの殺陣もどんどん上手く?なっていくように見せるその殺陣、本当にキマってる。カッコいい~~っ!!
そして、さすがの歌舞伎役者!キメのポーズがいちいち絵になっていてもう~
結論。・・・悪に染まる染五郎・・・私は激しく好みだーーっ!!

もちろんその他のキャストも見応え満点!!

キンタ・阿部サダヲ
舞台でははじめてでしたが、なんとそのフットワークの軽やかなこと!
ライを「あにきぃ~」と慕い、「おまえはバカだから」と言われても、ひたすらライに尻尾をふりふりついて行くピュアな心が健気で・・・ライに裏切られる場面はちょっとうるうる
元々腕が立つ、というキンタでしたが、目が見えなくなってからの殺陣の方が研ぎすませれていて、美しい。剣術というより舞のようで。
検非違使の姿で3人で踊る♪無駄無駄無駄無駄~
・・・なんだかジャニーズっぽくてアイドル仕様?かーわーいーいー

ツナ・秋山菜津子
・・・カッコいい~~っ!!
女ながらに検非違使の長を務め、エイアン国の四天王のひとりとして剣を振るうツナ。衣装も王宮調?女性的でもあり鎧装着のときはまた男性的でもあり。(むかし~息子と見ていたアニメの『天空戦記シュラト』を思い出した・・・)そして、きりりとしたハスキーなお声!「正義のために倒す!」と、荒くれの盗賊を成敗し、なのに亡き夫・ヤスマサ将軍の最期を思い、ライの言葉巧みな嘘に女心を垣間見せるその心の揺れ幅の演じ方の上手さ。
惚れちゃうな~

シキブ・高田聖子
いやー今日もハチャメチャおもしろかわいい!?お色気があってコミカルで、そのくせ結構深層心理は怖い?幼なじみのツナへのライバル心。
ライは、それに付けこみ甘い言葉でシブキを自分のものにしてオオキミを殺し、シブキも殺し・・・哀れではありますが女としてはその愚かささえもかわいいです。

シュテン・真木ようこ
この方も初めてです。見た目は細くかわいいフィギィアのお人形さんのように見えたけど、その地を這うような低いお声、渋くてステキ。殺陣も軽やかできれいでした。

マダレ・古田新太
以前『贋作・罪と罰』で見た時はやたらかっこよい役で“なんかちがう~”と思っていたのだけど、そう!!これこれ!この胡散臭~い悪い盗賊の頭役!!そう~こんな役がやっぱりいいのよ、この人って。そのふてぶてしさ、ぴったりです。
なのにどこかしら心のスキマというか、人間らしい心も残っていて、ツナが生き別れの妹とわかると、さりげに助けてしまっている・・・そのへんもいいなあ。


ウラベ・粟根さんはやっぱり、いい!!ここでもやっぱりメガネくんですが、違和感もなく(笑)しかも「目つきだけで人が殺せそう」と言われてましたが・・・どんな目つきだ??
サダミツ・小須田さん(一瞬、なるしーかと)とのコンビネーションいい感じです。ギャグの応酬は新感線のお楽しみ?
サダミツ「黄金色の饅頭が届いているが・・・おぬしもどうだ?」
ウラベ「えっ?・・・そ、それは、マズいだろう・・」
サダミツ「いや、見た目は悪いが結構旨いぞ」
ウラベ「・・・なんだ、普通の饅頭かよ!?」
あはははは・・・これって日替わりギャグ?
オオキミ・田山さんは、のほほ~~んとしたキャラで、へちゃむくれのシリコダマ?


とにかく新感線の舞台&キャストって、そのバランスが絶妙なんですよね。
笑いとシリアス、スピード感、観客を飽きさせず、惹きつけ、息もつかせない。
完成度が高い舞台ですね~・・・カーテンコールの染さまのお美しいお着替えまで含めて、120%満足です!!


あと・・・そう、印象に残ったのは
ツナに夫殺しの真相を知られ、居直るライのセリフ、

「オレを憎み殺そうとする女。
それこそこの世でもっとも純粋にオレの事を思っている女だ。
・・・オレの事で頭がいっぱいだろう?
・・・好きも憎いも同じことなんだよ。」

・・・う~~ん、ある意味、鋭い!・・・なんか納得してしまいました。


おそるべし!劇団☆新感線・・・どうしよう・・・DVD出たら買ってしまいそう・・・



おまけ・・・噂の「朧鬼弁当」(1500円)、幕間にしっかりいただきました。
美味でございました




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