私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

2018年、2022年と見に行き、2023年は巣が崩れてしまったらしく、今年は隣の岩で抱卵中だった。

2004年3月27日(土)~28日(日)仙台~苫小牧航路,他

2004年03月29日 | 仙台-苫小牧航路

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■2004/3/27(土)苫小牧~千歳~小樽~苫小牧北大演習林 晴れ時々曇り
5:20-5:25 南千歳付近 マガン385羽+ ウトナイ湖方面から北東方面へ、アオサギ、トビ
5:40 夜明け
【場所】7:30-10:30 小樽 祝津漁港~高島岬~トド飼養場~祝津漁港~高島漁港~小樽港(晴れ)
【種名】ウミウ、ヒメウ、クロガモ、シノリガモ++、コオリガモ♂1♀1、ホオジロガモ、ウミアイサ+、トビ、セグロカモメ、オオセグロカモメ++、ワシカモメ成鳥冬羽1、シロカモメ+、ウミネコ+++、ミツユビカモメ、ウミガラス、ウミスズメ、ケイマフリ、キジバト、ハクセキレイ、ハシボソガラス(8科20種)
13:30-15:00 苫小牧北大演習林(晴れ)
アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、トビ、ノスリ、クマゲラ(S)、エゾアカゲラ、エゾコゲラ、ミソサザイ、シマエナガ、ハシブトガラ、ヤマガラ、シジュウカラ(7科20種)
【備考】仙台-苫小牧航路の3月下旬の探鳥には今まで行ったことがなかったので、土日を利用して出かけてみることにした。行きは仙台駅から八戸まで新幹線、青森まで特急、そこから札幌まで急行はまなすで行って、小樽港周辺で、シロカモメを見ることにした。鳥の海や、磯浜周辺ではよく見るが、せいぜい数羽なので、やはり本場のいっぱいいるところで、それぞれのステージの個体をじっくり見たかったからだ。仙台を19時30分に出て、札幌へは翌6時に着く。小樽へは1時間ほどで7時30分頃から探鳥を開始することができた。
 祝津、高島漁港にはシロカモメがいっぱいいたが、比率的には、オオセグロカモメが一番多く、次にシロカモメ、セグロカモメ、ワシカモメの順だった。セグロカモメとワシカモメはかなり少なかった。ウミネコは高島漁港に圧倒的な数がいた。カモ類はシノリガモが多く。ウミアイサも比較的多かったが、クロガモとコオリガモ、ウミガラスやケイマフリ、ウミスズメが岬から遠く観察できたくらいだった。時期的には12月や1月頃がいいらしいので、12月末にでも行ってみたいと思う。
 シロカモメはそこら中にいるので、第1回冬羽から成鳥夏羽まで各ステージの個体を見ることができた。岬の下にあるトドの飼養場には、いろいろな海獣の種類がいておもしろかった。ただ、トドは猛犬風で近寄ってきてはやたら吠えるので、多少怖かった。中に年のいったやたらでかいトドがいてこれはひょうきんな感じがした。
 小樽から札幌円山公園はパスして、苫小牧の北大演習林に行った。研究所の助手の方にクマゲラについて詳しく聞くことができた。貯水塔の近くで声は聞いたけれど、姿を見ることができなかったが、2,3日前まで人が来ようがお構いなしに巣穴を掘っていたという木を見せられて、写真だけは撮ってきた。6月が楽しみである。近くの池に純正のアメリカヒドリ夫婦がいて、すぐ近くまで寄ってきて餌を食べたり、陸に上がって餌を探していた。
 後で、高島岬で撮影した写真に、ケイマフリやコオリガモのペアが写っていた。風が強く、スコープでじっくり見ようにもけっこう危ない場所だった。

■2004/3/28(日)気仙沼沖~金華山沖 5:26~6:10 晴れ、太平洋フェリー「いしかり」
【種名】ウミネコ、カモメ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、ハシボソミズナギドリ2、オオミズナギドリ1、ウミスズメ8、ウミガラス2、ウトウ18(3科9種)
【備考】晴れていたが、海鳥はかなり少なかった。多かったのはウミネコくらいで、あとは金華山沖でウトウの群れと、ウミスズメの群れを見たたくらいで、ウミガラスも浮いていたのが2羽、ミズナギドリはあとで写真判定で計3羽という状態だった。


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