私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

公園池のカイツブリ。幼鳥3羽が順調に成長中。大沼と違って、競合する水鳥や天敵がいない。大沼ではこうはいかない。

2024年6月3日(月)・4日(火)立山室堂平(2)

2024年06月19日 | 県外・国外・その他

■2024年6月3日(月)8:30-13:30 6月4日(火)5:30-9:30
【天気】晴れ時々曇り【機材】EOSR5+RF100-500mmL、 EOSR5+RF16mmSTM、ISO100
【場所】立山室堂平
【種名】ライチョウ、アマツバメ、ハシブトガラス、イワツバメ、ウグイス、メボソムシクイ、イワヒバリ、カヤクグリ(7科8種)
【メモ】ホテル立山に隣接する立山自然保護センターの3Fでライチョウマップに情報を提供したところ、マップを見せられると室堂一帯をエリアで区切っていた。最終的に2日間で観察したのは、①1日目のみくりが池温泉に行く途中♂1♀1、♀はハイマツにすぐ入ってしまったので、写真は♂のみ。計♂1♀1。②みくりが池のベンチ下の雪渓付近で縄張り争いを繰り広げていた足環のない♂と足環のある♂計♂2。③みくりが池温泉のベンチ脇にいた足環付き♂1。計1。④2日目エンマ台の足環のある♀と足環のない♂ペア計♂1♀1。合計すると、♂5♀2計7個体をみくりが池周辺・エンマ台で観察した。特に2日間とも出まくっていたのは、みくりが池の雪渓で縄張り争いをしていた♂2。よく2羽で何度もみくりが池上空を飛んでいた。ペアは2となる。
ちなみに、昨年度7月に行った時に、保護センターの方から、6月初旬は100%探さなくても見られるとアドバイスを受けたがその通りだった。縄張り争いからペアのマウントまで、ライチョウの生態が観察できた。
【動画】
エンマ台のライチョウペア(1)
エンマ台のライチョウペア(2)
みくりが池遊歩道周辺ライチョウ別個体採餌
みくりが池斜面で、縄張り争いの♂の鳴き声
【写真】
  
最初に見たペアの♂/縄張り争い足環なしの♂
  
みくりが池温泉ベンチ脇の足環♂/縄張り争い足環なし♂/雪渓の縄張り争いの♂2羽
  
縄張り争い足環♂/これはどこのか忘れてしまった/みくりが池温泉ベンチ下♂
  
翌日エンマ台ペア。♀は足環、♂はなし
  
全景♂/山景/♀。餌を採っている時は、赤い肉冠は見えない。
  
♀/♂/マウントしようとする♂。♀の肉冠が見える。
  
うーむ、♀には気がないようだった。
  
♀はまた、餌探し。そこにカヤクグリが飛んできて、前にいたライチョウペアからカヤクグリにフォーカス。ところが、はっと気が付くと、いつの間にかマウントしている。
  
交尾したかどうかは不明。見ていなかったので。その後、遊歩道を♀を先頭に堂々と横断し、餌を食べながらハイマツの中に入って行った。
  
こちら、みくりが池雪渓での縄張り争い♂足環あり。
  
一方は足環あり、一方は足環なし。2日目も派手に争い。2羽でみくりが池上空を飛んで、向こうのハイマツ帯に降りたり、雪渓に降りたりしていた。鳴き声はカエルのような感じ。顔もよく見るとカエルに似ている。

【参考】室堂平往復日程 ※鳥友から、どの時間帯に行けば混まないのかという話。 電鉄富山駅~立山駅~室堂平の往復切符は、立山黒部アルペンルートのサイトで、購入するのが便利。9800円くらいだったか。早く室堂平に到着したかったので、立山駅の始発7:00を時刻指定。実際には石川県で地震があった影響で、ケーブルカーの点検が入り、7:20が始発になった。人数が決まっているため、美女平からのバスの乗り継ぎもスムーズだった。
6/2(日)13:31仙台 はやぶさ22号-14:29大宮(乗り換え)15:17大宮 かがやき533号-17:02富山 JR富山駅・電鉄富山駅近くビジネスホテル宿泊
6/3(月)5:18電鉄富山駅 富山地方鉄道特急立山1号-6:09立山駅(乗り換え)7:20ケーブルカー7:27美女平駅(乗り換え)連絡バス-8:33室堂ターミナル(ホテル立山)
     ここから歩いてライチョウを見ながらみくりが池温泉。共同部屋で12000円。なかなかいい夕食、朝食付き。最高な温泉は何度でも入れる。
6/4(火)朝食前に探鳥、この時点でほぼライチョウは十分見終わる。朝食後、9:30にチェックアウトし、途中、また、ライチョウを見ながら、ホテル立山へ。お土産、荷物は宅配便で翌日自宅着。
    12:00室堂ターミナル連絡バス-12:50美女平13:00-13:07ケーブルカー立山駅 電鉄富山各駅停車-富山駅-新幹線大宮・仙台 17:00頃仙台着
この時間帯は全然混まないようです。


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