■2010/3/7(日)11:22-14:24【天気】晴れ
【場所】斜里漁港・斜里川,濤沸湖・白鳥公園
【種名】ウミウ,ヒメウ,ヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ウミアイサ,カワアイサ,トビ,オジロワシ,オオワシ,チュウヒ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カナダカモメ,シロカモメ,(アラスカシロカモメ),エゾアカゲラ,シジュウカラ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ワタリガラス(8科30種)
【メモ】野付半島を後にして,斜里町をめざし,野付国道・斜里国道(R224)を走り,根北峠越えをした。中標津町や養老牛温泉に行く道はもう慣れっこになってしまっていたが,根北峠は雪でかなり滑った。峠を越えてしばらく走ると,斜里町の広大な原野と海が見えてきた。晴天で気温もそれほど低くはない。最初に斜里漁港に行ったが何もいない。ガイドに書いてあった荒れ地に行って小鳥類を探したが,スズメ一匹いない。漁港の方に戻って斜里川に行こうとした時,電線にけっこうカラスがいたのに気がついた。たいていレンズを向けると逃げるが,1羽だけ全然動じないカラスがいる。野付半島で見そこなったワタリガラスか?と一瞬思ったが,双眼鏡で見てもハシボソガラスにしか見えない。それにしても胸のあたりが違うし,嘴や頭の形がハシボソとは違うような・・・。と思い,何枚か撮影しているうちに飛んでいった。それから斜里川に行くと,川岸にやはりでっかいカラスがいる。ガイド(『決定版 日本の探鳥地 北海道編』BIRDER編集部編 P114)にもワタリガラスがいると書いてある。今度は近かったので双眼鏡でよく見ると,確かにハシボソなんかではなくでっかいワタリガラスに違いない。そのカラスが飛んで,民家のテレビアンテナに止まったが,その同じアンテナにハシボソかハシブトか,どちらかのカラスも止まっていたが,その大きさの違いは歴然としている。堤防を反対側に行くと,今度は堤防の上に止まって青い海を背景に,3種類くらいの鳴き声で鳴いていた。大学の時だったか職に就いてからの時だったか定かではないが,オジロワシにくっついて飛んでいたワタリガラスを見たことがあるが,その時は声を聞く機会がなかったが,目の前にいるワタリガラスは,けっしてカポッ,カポッともガアガアとも鳴かず,清音のカアラカアアラとか,ミヤマガラスの声を大音量にしたような声とか,あとはよく訳のわからない鳴き声だった。とにかく,近くで見るとカラスの概念を越えたカラスで,どちらかというと鷲のようなカラスだった。特に顔の周りや首,胸から腹にかけての羽毛が特徴的で,スズメ目の王様という感じだ。ワタリガラスを見て,すっかり満足し,本当はカモメ類や小鳥類が見たくてやってきたのだが,まあよしとして,濤沸湖へ向かった。
濤沸湖沿岸にオオヒシクイの300羽くらいの群れがいた。そこから白鳥公園をめざしたが,この白鳥公園というのは,餌付けをやっていて,カワイアイサが餌をもらいにやってくる。こんなに近くで見られるとは驚きだ。カモメ類もオナガガモのように上陸している。小さい頃,鶏に餌をやりながら,鶏小屋に入れる時のように,シロカモメやワシカモメを後ろから追い回してみたりした。シロカモメの中には非常に美白なものもいて,なかなかの美鴎だ。カナダカモメの幼羽やアラスカシロカモメの第4回も離れたところにいた。ところが,ここでも小鳥はスズメしかいなかった。カモメ好きには最高の観察場所で,眼瞼から虹彩まで近寄って見られる。各世代や個体差で,眼瞼や虹彩が違うのがよくわかった。
白鳥公園をあとにして,網走市内に入り,流氷観光船が発着する観光名所で一休みし,市内を経由して女満別空港に向かったが,網走市内の中心部の道路がひどい凍り方で,ブレーキを踏んでも全うに止まらないこともあった。気温も異常に低かった。女満別空港に到着し,荷物は新千歳からそのまま仙台に行くというので,安心した。以前,フロリダのタラハシーからアトランタ空港に着いた時に荷物がなくて,非常に焦ったことがあったので(そのまま成田便に積み込まれたというのをわからず)。飛行機というのは便利なものですなとか,訳のわからない独り言をつぶやいて,仙台に戻った。
【写真】
■最初に見た電柱に止まるワタリガラス/ワタリガラスの飛翔。
■これはどう見てもハシボソガラスではない/テレビアンテナに止まる/瞬膜が白い。迫力満点
■堤防に止まってしきりにいろいろな声で鳴いていた。/尾はあまり楔型になっていないが,カモメのように換羽で伸びるのかもしれない。また,喉の部分が他のカラスと違って下に下がっているように見えるのが特徴
■濤沸湖のオオヒシクイの群れ/ワシカモメ第1回冬羽から夏羽/シロカモメ第1回冬羽から夏羽
■第4回のワシカモメとシロカモメ
■美白のシロカモメ成鳥。目の周りに冬羽の黒い羽毛が残っている/カワアイサの♀。
■カワアイサ♂。嘴の質感がよくわかる。/ホオジロガモも餌に寄ってくる
Copyright(C)2010 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.
【場所】斜里漁港・斜里川,濤沸湖・白鳥公園
【種名】ウミウ,ヒメウ,ヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ウミアイサ,カワアイサ,トビ,オジロワシ,オオワシ,チュウヒ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カナダカモメ,シロカモメ,(アラスカシロカモメ),エゾアカゲラ,シジュウカラ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ワタリガラス(8科30種)
【メモ】野付半島を後にして,斜里町をめざし,野付国道・斜里国道(R224)を走り,根北峠越えをした。中標津町や養老牛温泉に行く道はもう慣れっこになってしまっていたが,根北峠は雪でかなり滑った。峠を越えてしばらく走ると,斜里町の広大な原野と海が見えてきた。晴天で気温もそれほど低くはない。最初に斜里漁港に行ったが何もいない。ガイドに書いてあった荒れ地に行って小鳥類を探したが,スズメ一匹いない。漁港の方に戻って斜里川に行こうとした時,電線にけっこうカラスがいたのに気がついた。たいていレンズを向けると逃げるが,1羽だけ全然動じないカラスがいる。野付半島で見そこなったワタリガラスか?と一瞬思ったが,双眼鏡で見てもハシボソガラスにしか見えない。それにしても胸のあたりが違うし,嘴や頭の形がハシボソとは違うような・・・。と思い,何枚か撮影しているうちに飛んでいった。それから斜里川に行くと,川岸にやはりでっかいカラスがいる。ガイド(『決定版 日本の探鳥地 北海道編』BIRDER編集部編 P114)にもワタリガラスがいると書いてある。今度は近かったので双眼鏡でよく見ると,確かにハシボソなんかではなくでっかいワタリガラスに違いない。そのカラスが飛んで,民家のテレビアンテナに止まったが,その同じアンテナにハシボソかハシブトか,どちらかのカラスも止まっていたが,その大きさの違いは歴然としている。堤防を反対側に行くと,今度は堤防の上に止まって青い海を背景に,3種類くらいの鳴き声で鳴いていた。大学の時だったか職に就いてからの時だったか定かではないが,オジロワシにくっついて飛んでいたワタリガラスを見たことがあるが,その時は声を聞く機会がなかったが,目の前にいるワタリガラスは,けっしてカポッ,カポッともガアガアとも鳴かず,清音のカアラカアアラとか,ミヤマガラスの声を大音量にしたような声とか,あとはよく訳のわからない鳴き声だった。とにかく,近くで見るとカラスの概念を越えたカラスで,どちらかというと鷲のようなカラスだった。特に顔の周りや首,胸から腹にかけての羽毛が特徴的で,スズメ目の王様という感じだ。ワタリガラスを見て,すっかり満足し,本当はカモメ類や小鳥類が見たくてやってきたのだが,まあよしとして,濤沸湖へ向かった。
濤沸湖沿岸にオオヒシクイの300羽くらいの群れがいた。そこから白鳥公園をめざしたが,この白鳥公園というのは,餌付けをやっていて,カワイアイサが餌をもらいにやってくる。こんなに近くで見られるとは驚きだ。カモメ類もオナガガモのように上陸している。小さい頃,鶏に餌をやりながら,鶏小屋に入れる時のように,シロカモメやワシカモメを後ろから追い回してみたりした。シロカモメの中には非常に美白なものもいて,なかなかの美鴎だ。カナダカモメの幼羽やアラスカシロカモメの第4回も離れたところにいた。ところが,ここでも小鳥はスズメしかいなかった。カモメ好きには最高の観察場所で,眼瞼から虹彩まで近寄って見られる。各世代や個体差で,眼瞼や虹彩が違うのがよくわかった。
白鳥公園をあとにして,網走市内に入り,流氷観光船が発着する観光名所で一休みし,市内を経由して女満別空港に向かったが,網走市内の中心部の道路がひどい凍り方で,ブレーキを踏んでも全うに止まらないこともあった。気温も異常に低かった。女満別空港に到着し,荷物は新千歳からそのまま仙台に行くというので,安心した。以前,フロリダのタラハシーからアトランタ空港に着いた時に荷物がなくて,非常に焦ったことがあったので(そのまま成田便に積み込まれたというのをわからず)。飛行機というのは便利なものですなとか,訳のわからない独り言をつぶやいて,仙台に戻った。
【写真】
■最初に見た電柱に止まるワタリガラス/ワタリガラスの飛翔。
■これはどう見てもハシボソガラスではない/テレビアンテナに止まる/瞬膜が白い。迫力満点
■堤防に止まってしきりにいろいろな声で鳴いていた。/尾はあまり楔型になっていないが,カモメのように換羽で伸びるのかもしれない。また,喉の部分が他のカラスと違って下に下がっているように見えるのが特徴
■濤沸湖のオオヒシクイの群れ/ワシカモメ第1回冬羽から夏羽/シロカモメ第1回冬羽から夏羽
■第4回のワシカモメとシロカモメ
■美白のシロカモメ成鳥。目の周りに冬羽の黒い羽毛が残っている/カワアイサの♀。
■カワアイサ♂。嘴の質感がよくわかる。/ホオジロガモも餌に寄ってくる
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